七草セリと猫の部屋

猫と料理に夢中な漫画家のグダグダ日記

日本語の力

2012-11-25 11:16:08 | 日記
   

結局ね,村下考蔵兄さんの「陽だまり」買っちゃった。
もちろん中古品だけどね。
1987年のCDだもの。
状態は「非常にいい」という売りだったけど,いざ届いてみたら・・・
あまりケースとジャケットはよろしくない感じですが。
音に問題はないから,ま,いっか。

孝蔵兄さんの歌を聴いていてしみじみ思うのは,日本語がきれいだ,ということね。
きれいな日本語をきれいな発音といい声で歌っている,ということね。
しかも,歌詞の中に景色が広がって見えるというか。
情景が浮かんでくるのね。
豊かな歌詞なんだな,と思って。

小さいころお父さんが映画館を経営していて,本人も映画をたくさん観ているとのことで。
映像が浮かぶ歌詞って,そういうところからきているのかな。
「陽だまり」の歌いだしは・・・

♪蝉時雨遥か 簾越しに
 水を打つ夏の夕暮れ
 石が川面を跳ねるように 
 ときめいた君を想って♪

だよだよ。
きれいな言葉だね。
夏の夕暮れに一気に連れていかれるね。

今の歌にはない世界だよなぁ。
わかんないもん,何歌っているのか。
おばちゃんはそう思うね。
今はリズムの歌ばかりで,メロディーはあまり重視されてないっていうか。

自分の気持ちばかりをねちねち歌っている曲が多いような。
やたらと英語を入れるので,気持ちも冷めるというか。
英語を使わなくちゃどうしても表現できないのかな?
ニュアンスだけでもいいから,リズムに乗ればいいのかな?

日本語だけでもリズムには乗れるよ。
私が「DOES」を好きなのは,やっぱ日本語を大切にしているからかな。
ロックだけど日本語しか使わないバンドだもんね。

日本語って情緒があって美しいと思うんだよね~。
歳と共に強く感じる今日この頃。
孝蔵兄さんの曲を聴いていると落ち着くんだわ~。


   

突然ですが,ちょっと宣伝。
今発売中の「office YOU」に七草も載っています。
本屋さんで見かけたら,ちょいチェックよろしくです。


   

こちらは眠りから覚めて陽だまりの猫達。

   

昨日は寒かったけど,今日はぽかぽか暖かい,ね。


   

「うん!」


浮気…みたいな。

2012-11-25 10:44:10 | 日記
以前、向田邦子が何かのエッセイで、ヨソの猫と遊んで帰宅して
自分の愛猫の顔を見ると何となく後ろめたくなる
浮気をしてきたような気持ちになる、と
書いておられましたが。

猫端で散々子猫ちゃんと遊び、少しだけ嫌がるはるくんも抱っこして
ああ楽しい~、なんてルンルンで帰宅して
にゃ~ん(どこ行ってたにょ~ん)と、
たちまち寄ってきて抱っこをせがむ我が家の愛猫達…

他の猫達とはやはり違ういつもの手触り、全身を預けてくる心地よさ。
さっきまで他人の猫を追いかけていて
余計に感じる古女房の安心感、みたいな…そしてチョッピリ後ろめたさも…f^_^;

浮気する旦那さん達の心情って、こんな?

わかっちゃいるけど、やめられないって感じ?
私はやめられないわ~。
やっぱ目移りするも~ん。

ヨソで可愛い猫見かけて声もかけずに通り過ぎるなんて…
絶対できない。
ちょっとでいいから振り向いて欲しいのよ~…。

立派な浮気心、ですな。

写真は寒くなって毎日くっついてネンネしているタビ&ニモブラザーズです。