七草セリと猫の部屋

猫と料理に夢中な漫画家のグダグダ日記

バイバイウッチー

2021-02-12 12:27:00 | 日記
昨日ウッチーの火葬に行って来ました。
骨は持ち帰らないと決めているので、今回も持ち帰りません。

骨を手元に置くと執着が生まれるし、虹の橋を渡って楽しく過ごしているかもしれない猫にとっても、良くない気がして。
悲しい気持ちを残すと、自分がいなくなって飼い主が悲しんでいるのかな。
自分が悪いのかなと思ってしまったら、それこそ可哀想だし。
だから気持ちよく、楽しかった、会えて良かった、ありがとうと送り出して、あとは楽しい思い出だけを心に残したい。

それに骨はちゃんとお寺に送ってもらって、供養塔に入るのです。
ずっと供養してもらえるのは、本当にありがたい。
自分のところに置きっぱなしにしていても、最後はどうする?ということになるかもしれない。
最終的にはお寺に預けることになると思う。
後の代まで猫の骨を残すことはできないし。

だから潔く預けてきます。
それに、ニモやタビも同じ供養塔に入っているからね。

さて、ウッチーがいなくなって、昨日はずっとボンヤリしていて。
でも、まず敷布団に敷き詰めていたペットシーツを全部取り払って。
寝ている時にオシッコを漏らす猫だったので、枕から布団全体をペットシーツで覆っていたのです。
毎晩ガサガサしながら私も寝ていました。

水は水道の蛇口から直接飲みたがるコだったので、手間がかかったし。
抱っこが大好きだったし。
抱っこしながら原稿を描くのは大変だったし。
しかも、いきなり原稿の上に乗るからヒヤヒヤしていたし。
食べるものがコロコロ変わって、すぐ飽きるから、次は何を買えばいい?といつも悩んでいたし…

すごくすごく手がかかる猫だったよなぁ〜。
悲しいけど、肩の荷が降りた感じもかなりあるなぁ。
なんか急に暇になった気分。
今いる猫達は、まったく手がかからない。
食べるものも決まっているし、あちこちに粗相もしないし。

ウッチーは、付き合うには大変な猫だったんだよね。

以前アニコミュをやっていたお友だちにウッチーのことを訊いたことがあったの。
どんな経緯で野良になったのか、分かればいいなと思って。

そしたら、お母さんと兄弟達が自分(ウッチー)を置いて去っていく映像が視えるよと言われて。
母猫は、弱い子猫は育てないんだよね。
そういう子猫は置いていくことが多いと聞くし。

やはりウッチーは、これは育たないと思われて置いていかれた子猫だったのかも。
実際、家に入って手厚く世話を焼かれたにもかかわらず、2歳ちょっとしか生きられなかった…。
もともとの寿命だったのかもしれない。
短くても幸せに過ごしてくれたのなら、こちらも嬉しいよ。

以前気になる猫のことで、お金を出して視てくれる方のところへ行ったことがあって。
虹の橋を渡った猫は、どう過ごしているのか訊いてみたことがあったのですが。
すごくいいところにいますよ。
大きな湖があったり、森があったりトンボを追いかけたり、自由に楽しく過ごしていますよ、と伝えてもらって。

そうか、それなら安心だな。
ちゃんと虹の橋を渡るって、大切だなと思ったことがありました。
分からない世界なんだから、思うのは自由ね。
だから執着はしない。

ウッチーは、今きっと猫の森でピョンピョン跳ね回っている。
もうなんか具合悪い〜、すごく痒い〜ということもなく、楽しくみんなと遊んでいるんだろうな。

大変だったけど、会えて良かったウッチー。
幸せだったよウッチー。
ありがとう。

バイバイウッチー。











ウッチー

2021-02-10 19:47:00 | 日記
本日午前10:30にウッチーが虹の橋をわたりました。



初めて家に現れたのが2019年の3月です。
まだ一歳になってないかな?という感じでした。
大きな声でビャービャー、お隣の裏庭で泣いていた細っこい、ちょっと面白顔の猫。
根気よく呼ぶとやっと我が家の敷地に来てくれて、ゴハンをあげるとガツガツと食べて。




次の日もまたお隣の裏庭でビャービャー鳴いて、また根気よく呼んでうちの敷地に…
のくりかえしを3回ほど続けて、やっと我が家にまっすぐ来るようになりました。
(お隣の裏庭経由をやめた)


でも恐る恐ると言う感じで、我が家の庭でしばし過ごすようになり。
だんだん家の中でもゴハンをたべるようになり。



6月に、とうとう家に住み着くようになりました。
6ヶ月から7ヶ月くらいかなぁ?
栄養状態が悪くて小さかったのかなぁ。
この頃は、やっぱりまだ一歳前だと思います。

それからずっと室内猫。
ずっと私のベッドでスヤスヤ寝てばかり。
よっぽど外での生活がキツかったのか。
食べて寝る生活を満喫していました。
でもなんとなく落ち着きのないコ。
なんか変、猫としても、何か違う感じ。
でもそこが可愛かったりするのね。

私が面倒を見てあげなくちゃ!という使命感のようなものがガンガン湧いてくるし。
ただ、いろいろ病気がちなコで。
アレルギーがひどかった。
いろんなものにアレルギーがあって、病院の先生も驚くほど。
イネ科の草が全盛の頃には、ステロイドなしでは過ごせなかった。
いつもどこかの毛が抜けていた。
持病もあって、もしかしたらウッチーは長生きできないのかも、と最初の頃から不安はあったの。

でも、まさかこんな早く虹の橋を渡ってしまうとは…先月まではまだ元気で、ゴハンもちゃんと食べていたのに。




仕事中に膝の上に乗るのがお気に入りで。
持病が悪化してどんどん痩せてきていたから心配はしていたけど。
でもまだまだ大丈夫と思っていたから。

2月に入ったとたん、いろいろ悪化してきて。
ゴハンも食べなくなって、水も自力で飲めなくなって、あれよあれよという間にガリガリに痩せ細って。

3日前から、ウッチーの首に力が入らない感じがしたし、目も細くなってつり上がってきたので、これは…もう長くないと私も覚悟を決めていたのですが。
やはり悲しい。
息が止まったウッチーの体の上に、涙がポタポタ落ちました。
まだ若いのに、こんな短い猫生で、そう思うと涙が止まらない。

でも、もしあのまま外で暮らしていたら、ここまで生きられなかったのかもしれない。
厳しい冬を越せなかったかもしれない。
うちの猫になって良かったんだよね。



今はお花と一緒に休んでいます。
明日火葬です。
今度は丈夫な体で生まれ変わってきてね。
良かったら、またうちに来てね。

悲しみ袋がお腹の中にあって、たまに口を開くからまた涙が出るよ。
車の運転中は大丈夫だけど、信号待ちで袋の口が急に開いて「ううっ」てなるよ。

まだまだ悲しい。




バイバイ、ウッチー。
またいつか、きっと会おうね!