Carpe Diem

シンシナティ大学で都市計画を勉強していた、ある大学院生の物語。現在はマンハッタンで就活。

NYC_last

2013-03-24 11:01:25 | daily life
いよいよNYCでの滞在も最後の一日となって、今は大学に戻るバスを待っているところだ。

NYCに滞在した8日間で(就職で)どれだけの成果が得られただろう。
ちょっと今までの出来事を振り返るという意味で見てみたい。
結果的には就職活動は平日の5日間で、
突撃インタビューでの一番の成果は行きたい2つのアトリエの所長と話したことだ。
どちらもぜひ僕のレジュメとポートフォリオを送って、結果待ちとなっている。
就職の時期が両方とも6月上旬なのを考えるとあと一ヶ月ほどは待ちそうな感じだ。

今回の就職の直接会社に行く方法についての長所と短所を考えてみた。
長所は普通なら大抵は無視されてしまう就職のアプリケーションを直接見てもらえるということ。
これって特にデザイン系ならポートフォリオがすごく良ければ、
インタビューにこぎづけるまでの期間を大幅に短く出来る。
また中小企業では直接、所長と話せる機会なので自分について説明出来て、
大企業や政府系企業と違ってフレキシブルな場所が多いので就職条件などの交渉がしやすい。

逆に短所は十分な魅力的なポートフォリオやその会社にいるとか、いた友達や知り合いがいないと、
大抵の場合は門前払いになるようなケースが多い気がする。
特に今は景気が回復傾向に向かっているので会社も忙しく一般の企業は仕事に追われているので
アメリカと言ってもなかなか企業の中に入れてもらえない。
しかも僕の場合は交渉したらどうにかなるものだと思っていたけど、
実際に会社の中に入れさせてもらった所でどうやって自分を売り込むか、
どう会社に貢献出来るかということを深く考えれていなかった。
例えばある建築の会社は高層ビルを集中して担当している所に、
都市計画であまり高層ビルの設計やレンダリングなどをやっていない僕が入れるはずもないと改めて感じた。
特にアメリカは経験を重視するので、日本みたいに学生のポテンシャルを考慮にいれるということは難しく、
それまでにどれだけ関連したことをやってきたかが説明出来なければ入ることはできない。

でも一つ大きな(目には見えない)成果は就活を通してもっと自分の優先順位が見えてきたことと、
何を仕事にしたいのかということが今まで以上にはっきりと見えてきたということだ。
まず優先順位は会社選びのプライオリティで、会社に何を重視するかを改めて考えさせられた。
仕事を得るのが重要か、それとも自分のやりたい分野を貫くか、給与はどのぐらい欲しいかなど。
僕は最初の数年は給料は少し少なくていいけど、自分のやりたいことをやりたいと改めて思った。
そして伝統的な感じの企業というよりはベンチャー系の中小企業で少しでもフレキシブルな方がいいと。

まだ結果待ちで何とも言えない現状だけど、大学を一週間は慣れて、NYCで就活をしてみて、新しい人たちに出会い、
悩みながら自分のやりたいことがクリアになったことと、残りの大学院生活での1ヶ月でも見えて良かった。

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