Carpe Diem

シンシナティ大学で都市計画を勉強していた、ある大学院生の物語。現在はマンハッタンで就活。

一人旅の訳

2012-03-21 20:52:29 | daily life
ブログの写真を見ていると、いいなと思うかもしれない。
確かにひとりで旅をする時にワクワクすることもなくはない。
でも今回の旅は楽しむというよりはもう一度自分を見直すためにしている、
そう言ったら少し驚くだろうか。
NYとDCを選んだのもアメリカの経済と政治の中心なら、
シンシナティにはない何か発見ができる、そう思ったからだ。

実際にはどうだっただろうか。
少しずつ考え方が変わってきている、
むしろ自分のやりたいことがもう一度明確になってきている。
NYでは多くのビジネスマンの生活を表面的ではあるが見ることができ、
きらびやかな生活がうらやましいと感じる一方で、
自分はビジネスマンには向いてないのではないか、そう感じた。
DCは今日の夕方に到着したばかりだからまだ何とも言えない。









ただ多くの戦争に従事してなくなった人たちのモニュメントや、
偉人の功績をたたえるものを見て、
もう一度生かされていることへの感謝の念が沸き上がってきた。

食べるものに困らず、
着るものが十分にあり、
しっかりとした家に住んでいる。
そして教育の機会が与えられている、
また戦争もない。

これらが当たり前のように思えて、
これだけ満たされているのは世界中でもそんなには多くない。
それなのに僕は、
あの人はあんないい所に旅行に行っている、
あの人はあんないい会社に入っている、
あの人はあんないい車に乗っている、
そんなことを考えて自分を不幸にしていた。
他の人がどうでも自分は自分であればいいんじゃないか。

それだけで本当に幸せなんじゃないだろうか。
こんな恵まれた環境で暮らせている恩恵を
何らかの形で社会に還元できたらいい。
僕みたいな一人の人間に大きなことは出来ないかもしれないけど、
自分ができる最大限の力で何とかしてみたい、そう改めて感じた。









アメリカでの就職活動を今年の11月に控えて、
まだ何がやりたいのか、正直はっきり決まってない。
ただそれまでしっかり勉強して、
自分ができる限りの仕事をして少しでもいいから社会に貢献しよう。
そんなことを沈む夕日を眺めながらずっと考えていた。


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