Carpe Diem

シンシナティ大学で都市計画を勉強していた、ある大学院生の物語。現在はマンハッタンで就活。

シンシナティ。

2013-08-22 14:47:04 | daily life
今日、最後のインターンを終えて、バスに揺られながら
のんびりとシンシナティの景色を眺めていた。
3ヶ月前にはその時がシンシナティに訪れるのは最後だと思ったのに、
仕事が見つからなかったので、2ヶ月後にまた戻ってくるとは思わなかった。

改めてシンシナティというところは、
(たぶんこれを読んでいる人の99%は名前も聞いたことがないんじゃないかな)
アメリカの中規模の都市という割には特に珍しいというものはそんなにないと感じた。
でも僕はなぜか何もないけど、人々のゆっくりとした生活だとか、
優しい街の雰囲気とかそういうのが好きでたまらない。
最近では経済不況から脱出したおかげで、街全体が活気づいているのがすごい感じられる。
ぼくが来た2年前にはなかった多くの公園や、素敵なバーや、レストランができた。
あと面白いのは人同士の距離が地位とか立場に関係なく近いことかもしれない。
僕のインターン先の上司の昔なじみが今の副市長で、友達の上司が市長だったりと。
友達にバーで市長を紹介されて、友達みたいな感じで話したことも覚えている。

改めて個人的には留学して、本当によかったって思う。
残念ながら都市計画という分野ではなかなか仕事は見つからないけど、
素敵な人たちに出会い、素敵な場所に来て、そして素敵な時間を過ごした。
もう戻ってくることはないかもしれないし、もう会えない友達も多いだろう。
そう思うとなんか切なくなってきてしまった。
あっという間に過ぎ去った2年間。
そんなことを考えながらバスに揺られていた。



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