Carpe Diem

シンシナティ大学で都市計画を勉強していた、ある大学院生の物語。現在はマンハッタンで就活。

Food bank

2012-01-22 12:37:57 | study abroad
学部の地域サービスの一環で"Foodbank"でボランティアをしてきた。
ボランティアと言っても、工場みたいなところで食品の荷造りをするだけなので、
日本の倉庫のアルバイトと同じような感じだった。

僕は今回のボランティアを通して、
この"Foodbank"の取組みについて少しだけ理解することができた。
Foodbankとはアメリカから始まった取組みで、
スーパーなどが中心となりで包装不備や余った食品を
食べ物を十分に得ることが出来ない人たちに再配分する仕組みだ。

アメリカではこのような市民を中心とした、
自分たちの街を良くしていこうという活動が盛んなのが印象的だ。
ただ問題点はこの団体のようなNPOやNGOなどは資金源が乏しく、
地元の企業や行政に頼らざる終えない。
昨日のFoodbankでは地元の大手スーパーの"Kroger"を始めとする、
数社から奨励金というような資金補助を受けて活動している。
そして限られた予算の中で活動するので人件費も抑えなければならない。
それで僕たちのようなボランティアの手も借りる。

ここシンシナティでは貧困が引き金となって、様々な問題が山積みだ。
それに対して政府だけでなく、地元の市民や企業が協力して問題に取り組む。
ここでは一人、一人が地域を良くしていこうと躍起になっている。

ただ、決定的な問題は貧困ということに有効な解決策を見つけられないということだ。
世界恐慌が過ぎ去って行くのをただ見守って行くしかないのだろうか。
もっと具体的な問題点がどこにあって、解決する為にはどうしなければならないのか、
正確に問題を把握しなければならなさそうだ。




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