Carpe Diem

シンシナティ大学で都市計画を勉強していた、ある大学院生の物語。現在はマンハッタンで就活。

live life.

2012-09-09 14:35:53 | study abroad
幼い時の夢はサッカー選手、野球選手、そして中学校の頃はバスケの選手だったかな。
でもその時の夢っていうものは歳をとるにつれて、そして現実が見えてくるにつれて、
だんだんリアルなものとなっていき、いつの間にか建築家になり、
そしていつの間にか大手ゼネコンに働く会社員になっていく。
だんだんと夢が小さく、そしてちっぽけになっていくような気がしてならない。

アメリカに来てからはさらに夢を見ることが許されなくなった。
みんなリアルに物事を考えていて、多くの場合が社会的な地位、そして年収によって夢が定義されている。
そして数人の先生方がよんできて特別に講演をしてくれた人たちの話の中心はやっぱりリアルな話ばっかり。
こうしたらお金が多くもらえる、こうしたら商談が成立しやすくなる、この州で働いた方がやりやすい。
そんな話を聞いているうちにだんだん大人になるって何なのか分からなくなってきてしまった。
大人になるって、もっと夢があって素敵なことなんじゃないかって思っていた自分の考えが音を立てて壊れていく。

それでも心のどこかではそれに対して反抗心のようなものがあって、自分のは違うんだとか。
もっと自分の人生はいい意味でスリルがあって、ロマンチックなはずなのではないかと考えている。
少なくとも5年ほど前に電車の広告で見た「私の人生が映画よりつまらないなんて、そんなの許せない」という
表現が頭のどこかに残っていて、全然離れる気がしない。

そんな中、アメリカの政治に関する授業のゲストスピーカーでBrad Wenstrupが来て講演をしてくれた。
彼の話は小手先の技術の話ではなくて、本質を突いていた。
なぜ医学を勉強した僕が政治に携わっているのか、僕の夢は君たちにより良い未来を残すこと。
その話す一言一言に熱がこもっていて、そしてなんだか久しぶりに感動してしまった。
彼のレジュメ(バイオ)は1ページだけだけど、そこには全然現れてこないドラマがあった。
そして彼は最後に僕たち学生にアドバイスを残していったので、ここに書いておきたい。

"My advice to you guys,
Grab everything as you can.
Enjoy the time in your collage.
Make all the friends as you can,
and have fun at the same time.
LIVE LIFE,
live life and treat each other well.
That's maybe all I have to say."

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