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おでかけ大好き2

日々のごはん。おでかけ。読書。家族のあれこれ。なんか面白いこと。

恋とか、愛とか、やさしさなら

2025-08-02 00:38:10 | 本に暮らす
眠いのに、一気読みしてしまった。
それだけでなく、読後に心に渦巻くなにかがわからないままに、書かずにはいられない。

「恋とか、愛とか、やさしさなら」
素敵なタイトルで、涼しげな表紙なのに。

プロポーズされた翌日、恋人が盗撮で捕まったという衝動な内容。

気持ち悪い、絶対許せない…と思うか、それくらいなら今回は…と思うか。

読み進めるうちに、怖くなってくる。その日を境に、加害者だけでなくその周りの人の関係も気持ちも変質してしまう。そしてもう二度と元には戻らない。
恋とか愛とかやさしさでもどうにもならない。

秀逸なのは、加害者の恋人視点からと、加害者(と被害者)視点があること。
そして答えはでないけども、前向きに終わること。

たった一つの犯罪で、日常は壊れる。
軽重変わらず性犯罪は被害者、加害者、その周りの人の尊厳を肯定感を信頼を損ない続けるのだから。

一穂ミチさんが直木賞をとった「ツミデミック」は短編だったためか印象は薄い。
でも本屋大賞3位だった「光のとこにいてね」の、ドラマチックな恋愛に心揺さぶられたな。

一穂ミチさんは、深刻な内容であっても明るいほうに歩き出すエンドだから読める。好き。



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文学にたゆたう

2025-07-17 23:01:31 | 本に暮らす
丸亀製麺の旨塩海鮮。
相変わらず、山盛りワカメと青ネギはマスト。

今日は(私にしては)活動的な日でした!
朝、夕飯の下拵えと絵本の下読みをして、8時前から小学校で読み聞かせ&図書整備ボランティア。

夏休み前なので、図書室は本を借りるこどもたちがひっきりなし。低学年に今人気なのは、NHKのアニメ「サバイバル」のシリーズらしい。そして男子は乗り物系の図鑑、動物系やひみつシリーズも出払ってたな。

貸し出しは1人5冊、そのうち1冊は9分類(文学、小説)を借りるという決まりらしい。本を選ぶのを手伝ってと言われても児童文学から遠ざかってるからなぁ。

長い休みだからこそのシリーズもの。
若女将は小学生とかマジックツリーハウスとか、こまったさんのお料理や、ルルとララのスイーツとか。もう古いのかな。

小説が選べなくて泣き出す女の子も。
読書ってそんなにプレッシャーなのか…。本はいつでもそばにいてくれる友達だよと教えてあげたいよ。



2ヶ月ぶりの掲示です。そして次回は10月だとか。夏から秋にかけての掲示になりました。

図書ボラの後は銀行巡りをして、定期を作りました。物価上昇に追いつかないけど、以前より金利が上がったので。微々たるものとはいえ。

その後、友人と丸亀製麺で待ち合わせ。
鬼おろしリベンジのつもりが、旨塩海鮮に浮気してしまいました。

塩スープに黒胡椒が効いてる!!この小エビの素揚げ!?がまたいい味。友人はきっちり鬼おろしリベンジ。

午後から用事がある私のために友人がタイマーをかけてくれました。喋ってると時間を忘れちゃうので。

友人と別れて私は図書館でやってる文学講座へ。隔月で半年間、古典を読み解くシリーズです。今回は江戸時代に書かれた「雨月物語」でした。

久しぶりにみんなで音読をしたり。解説をメモったりして、学生時代に戻ったよう。

短い会話の中に「引き歌」という、万葉集や古今和歌集、源氏物語など古典の和歌の一部が引用され、その歌を踏まえた心理描写や、その後の展開の伏線になったりするのが奥深い。

これら古典の和歌の知識があった江戸の庶民は教養が高いと驚くばかり。食後の90分の講義ですが、眠くならずに聴きました。

それから図書館で予約本を受け取り、そのまま読書。
「その復讐、お預かりします」原田ひ香

「この先の展開がわかる!天才!?」と思ったら以前読んだことのある小説の改題したものでした。

「復讐するは我にあり」って言葉、復讐宣言だと思ってたけど。
我って神様のこと。復讐は神に任せて、その恨みや怒りを手放しなさい。そして自分のために時間や力を使いなさいって。
なかなかそんな心境になれないけど、覚えておきたい言葉です。



夕飯はフリッジ(ねじねじパスタ)入りラタトゥイユ。厚揚げの鶏ひき肉とチーズ挟み焼き。

今日は文学に纏わる一日だったな〜。
そういえば、朝のニュースで、芥川賞、直木賞ともに該当作なしと報道されてた。
それもまた文学的話題ね!

芥川賞・直木賞ともに「該当作なし」 27年半ぶり6回目 | 毎日新聞

 第173回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)の選考会が16日、東京都内で開かれ、芥川賞、直木賞ともに「該当作なし」と発表された。両賞とも該当なしは1997年度下半期の...

毎日新聞










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雨の日に

2025-06-10 09:26:52 | 本に暮らす
雨で花が傷むので、朝、庭のバラ(ポールくん)の蕾の枝を切ってきました。植物は雨に濡れていると輝いてるね。

最初は雨の当たらない軒下に鉢植えで育てているときは、うどんこ病に悩まされたポールくんも、雨ざらしの地植えになってから元気。虫には食われてるけど。



猫も雨ざらしに限る!?
雨の日に好んで外に居るポチです。



先日、道の駅なるさわで買った漬物。
ピクルスっぽい甘酢漬けでした。
ここに彩りもよい大好きな茗荷を入れようかな。



カシワバアジサイが萎れてきたので、水にミョウバンを混ぜました。水の吸いがよくなるようです。そして田んぼ脇の花菖蒲も加えました。放り込んだだけ!?

花を切って活けるだけで、バタバタしたりぼんやりしてる日常に一区切り、余裕が生まれる気がします。

Tちゃんに「日常を楽しむのが上手ね」と褒められたので、それをウリにしよう。



日常を楽しむアイテムといえば小説。
読書家のMYさんがたくさん貸してくれるので、雨の日も幸せ。



高瀬庄左衛門御留書 https://g.co/kgs/wbACd8M

この中では、これがダントツに好みだった。元々池波正太郎先生の「鬼平犯科帳」「剣客商売」、「しゃばけ」や「みをつくし料理帖」とか…藤沢周平さん、朝井まかてさんや宮部みゆきさんの江戸の時代物(特に食べ物がでてくる話)が大好きなんですが。

タイトルが長いせい?
読書メーターでも「これもっと話題になってもいいのに」と逆話題に。短編が連作になっていて情緒のあるミステリーともいえる。NHKのBS時代劇で見たいなぁ。

主人公が自分の人生を振り返って「悔いばかり重ねてきました。つまりふつうということでござろう」というセリフが刺さりました。日々、ふつうを邁進中だもん。

















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朗読会

2025-02-11 11:51:54 | 本に暮らす
久しぶりに親子丼。
三つ葉の代わりに、セロリの葉っぱ。
私はセロリ大好きだけどオットは苦手らしい。とはいえ、残さず食べて偉い!



今年のおばあちゃん大根の出来は悪く細いけどもせっかくの寒風。おばあちゃんに頼んで切り干し大根を作ってもらいました。
自分でやれって!?おばあちゃんのリハビリです🩷感謝してますよ🙏

みるみる嵩が減っていくので大根って水分がほとんどなんですね〜🙀

堤腰和余さんの朗読会に行ってきました。
先日の瀬戸口みづき先生の講演会とはうってかわって、私を含めてしぶ〜い年齢層。

暇を持て余してるよっ母も誘いました。
太宰治の「カチカチ山」うさぎを潔癖な若い女子、タヌキをズルい哀れな中年男に当てはめたお話でした。タヌキは太宰治本人だったのかも。私は睡眠学習になりました(笑)

いつも堤腰先生はオマケで、作者の人柄の紹介を兼ねたエッセイなど小品を読んでくださり、本編より面白い。今回は太宰治の死後開催され続ける桜桃忌についてのお話でした。

作品に「桜桃」があるほどさくらんぼが好きだった太宰治。入水自殺して発見された日が自身の誕生日。さくらんぼの時期ということもあり、翌年友人たちがさくらんぼを食べながら太宰を偲んだという逸話。

さくらんぼが好きってのもボンボンっぽいし、自身の誕生日に見つかるのも太宰らしい自己愛な気がするなぁ。

自身の甘々に絶望し足掻くも結局弱さに負けるダメおやじというアイコンが現代も共感され愛される作家なんだろうなぁ。夫にはしたくないけど、愛人はたくさんできそう😅



週末はお約束の寄せ鍋。鱈と豚肉、巾着餅。味付けはめんつゆとコンソメでちょっと洋風。



豚汁。棒々鶏やお好み焼き、親子丼の残りロピアの焼売などセンター不在の寄せ集め。

明日は久しぶりに電車に乗っておでかけなのでドキドキ💓TOICAどこだっけ?準備しなきゃね。










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瀬戸口みづき先生の講演会

2025-02-02 23:40:19 | 本に暮らす


静岡県の地元あるあるネタの4コマ漫画「ローカル女子の遠吠え」やドラマ化もされた「めんつゆひとり飯」が代表作の漫画家、焼津ご出身の瀬戸口みづき先生の講演会に行ってきました。

「ローカル女子」は一時期マイブームで図書館で読んだり、周りにオススメしてました。

自慢ですが、掛川図書館はたまにナイスな絵本作家さんや地元出身な翻訳家さんの講演会を企画してくれるのですが、漫画家さんはお初だそうです!



会場はほぼ満席、珍しく前の席からぎっしり埋まっていて驚きました。地元外の人も多かったみたい。みんなやる気ね!
講演会は撮影禁止だったのですが、受付前のこのイラストはSNSオッケーとのこと。


掛川ってことで、スクリーンには富士山と共に茶文字の粟ヶ岳のイラストに感激✨先生ありがとう🩷

漫画の発売されるまでや、デビューの経緯、生原稿の回覧、作品の誕生秘話など、色々興味深かったのですが。

なにより質疑応答の時間が足りないほど、質問に挙手する方がたくさんいてびっくり!質問者はほとんど熱狂的ファンな男性で、そして「「ローカル女子」を読んで県外から静岡県に移住しました!」という方が多くてほんと驚き!!

「漫画読んでよさそうだからって他県に移住するって静岡県民にないメンタリティだわー」「よそもいいけど、静岡県が一番だよね…に落ち着く能天気な保守さだよね」と一緒に聞きに行ったオットと盛り上がりましたよ。

全員がお土産イラストをもらいました。
掛川に因んで、深むし茶ネタが嬉しかったな🍵





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