ムスコ出発の朝。
晴れやかな門出。

宮沢賢治「やまなし」


餞別は貰えなかったけど、前日、砂浜で拾った巻貝と、その時ムスコが拾ってくれた片貝。
駅まで送ってくれる友達と記念撮影。
ちなみに荷物を送ってしまったので、前夜洗って干した前日と同じ服装です😁
友達は翌日から新社会人、スーツ姿のマイカーで迎えにきてくれました。
珍しく出発の2時間前に(起こされ)起きるムスコ。
朝ごはんを食べるムスコを見ながら、電車の中で食べるお弁当を用意しつつ、なにか忘れてるような!!
あっ!😲
そういえば、絵本読んでなかった。
国語の教科書で長く採用されてきたお話の1つに「やまなし」があるんだって。
だから世代が違う人でも知ってるよという話から、最後に「やまなし」読んであげるよ。って約束忘れてた!

宮沢賢治「やまなし」
川の中に住む仲良しカニ兄弟が、死を身近に感じる話。
急遽、絵本棚から探し出し、ホコリを払い、朝ごはんを食べるムスコと、皿洗いをしてるムスメに向けて久々の読み聞かせ。
こどもたちは、兄弟が問答して「わからない」と答えるところと、
兄弟の泡ブク吐き競争で「だめだい、そんなにのびあがっては」のくだりが好き。
我が家のきょうだいのようね。
出勤するオットを家族全員ハグの、最後のフォーメーションAで送る。
行ってらっしゃい!元気で!頑張れ!が飛び交う。
それからムスコはおばあちゃんとポチに挨拶をしに母屋へ。そして最後の仕事に倉庫からお米を運んでくれました。あんたが居なくなると米の減りが減るわね。
早めにムスコの友達と、友達の母であるコロッケ母さん(たまたま仕事休みで運転の付添)が迎えにきてくれて、桜の木の下で友達と並んで記念撮影。
出会ったのは入園前。
二人とも立派になったねぇ🌸
「お前にやるものがある」とでがけに慌ただしく部屋に戻るムスコ。
母宛のお手紙かな😍餞別!?ワクワク❤

「これ、部屋に落ちてたからやる。
多分、節分のとき撒いたヤツだ」
…落ちてた甘納豆かよ。
ちっとも涙でないぜ💧
友達の車に乗り込むムスコはさておき友達に、
「事故らないでよ!」「頼むね!」と涙なしのお見送り。
ムスメとおばあちゃんと一緒に、桜並木をゆっくり安全運転で抜けていく車を、涙もなくスッキリ清々した気持ちで見送り、ワタシは仕事に。
友達は入場券を買ってホームまで見送ってくれ、ムスコが下り線に乗りそうになるのを止めてくれたとか。ありがたし🙏
「お荷物を確かに電車に乗せました😁」と報告メールがありました(笑)
そして実家母のとこにもムスコ見送り完了の報告と自身のスーツ姿を見せに寄ってくれたようで、母も感激してました。

餞別は貰えなかったけど、前日、砂浜で拾った巻貝と、その時ムスコが拾ってくれた片貝。
コレはワタシの手元に残るあの日のムスメとムスコ。
今のところ、家族ラインにムスコから写真やメールが届くので、自室にこもってる同居のときよりも穏やかなコミュニケーションがあり、全く寂しくない。
寂しさを実感するのはもっと先かなぁ。
いや、このまま清々したまんまかも😁