姫路城英語ガイドのひとりごと

姫路城英語ボランティアガイドでの出来事や姫路城のあれこれを綴ります。

との一門

2008年06月14日 | 作事
搦め手口の重要な「との一門」は城内では珍しい素木の外観です。置塩城の移築と言われていますが、なぜ漆喰を塗っていないのでしょうか?

火矢を放つと簡単に焼けそうです。三左衛門はそれが不思議で不思議で仕方がなかったです。それで調べてみると、なんと白漆喰を塗籠めた「との一門」の写真を見つけました。

どうも、移築時当初は素木造だったものを後ほど白漆喰に塗籠めたようです。やっぱり・・
昭和の修理の時、本来の姿に戻したらしいです。
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2 コメント

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移築の痕跡 (池田家中)
2008-11-02 22:43:07
昭和の修理では、移築の痕跡は見つかっていません。ですから、素木に戻したのはどんなものでしょうか。輝政が白を指向したなら、ここに素木の櫓を造るのは不自然ではないでしょうか。
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Re: (三左衛門)
2008-11-03 22:41:02
確かに移築の痕跡は見つかっていませんね。あくまで、伝承です。ただ最近の三浦教授の調査によるとこの門の様式は関ヶ原以前の建築で、門の建築時期は伝承の時期と重なるらしいです。だから、秀吉が移築し、その後輝政が再利用して漆喰を塗った可能性はあると思います。
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