カラフルなエコたわしの紹介です。
今から40年以上も前のことです。
洗剤による自然環境破壊を知りました。私の叔父が、天然植物油を原料とした台所洗剤を売っていました。当時、とても画期的なことだったようです。
大学時代には、化学の講師から、洗剤を止めて、石鹸を使おうと講義を受けました。河川や海のヘドロや公害が、自然破壊の恐ろしさを教えてくれました。講師の言う通りだったのです。
今では、洗剤も進化し、下水道整備も行われ、洗剤汚染の問題は次第に解決されているようです。
台所や流し場で、洗剤をできるだけ使わないで汚れを落とす方法を、いろんなところで教えてもらいました。
石鹸は、古代よりずっと何千年と使われてきて、一度も害があったという報告がありません。それだけ安全だということ。その話を聞いてからは、一時期、お風呂や顔を洗うことはもちろん、台所でも石鹸を使い、洗濯機でも粉せっけんにこだわっていたこともあります。
魔法のふきんというものもありました。確か、レーヨンでできた柔らかいふきんで、スポンジの代わりにそのふきんで皿を洗うと、油汚れもきれいに落ちました。洗濯したら繰り返して清潔に使うことができました。
そして、エコたわしという編み物の本を見つけたことが画期的でした。アクリル100%の極太毛糸で編んだものをたわしにして、汚れを洗い落とすことができるのです。可愛い形を編んで、楽しく洗い物ができる。
汚れが良く落ちる理由は、アクリル毛糸は、その繊維が非常にきめ細かいので、スポンジよりよく汚れをかき落とすことができるのです。洗剤をできるだけ使わないで、洗い物ができたらいいですね。
エコたわしの汚れはどうやって落とすかと言うと、他の洗濯物と一緒に洗って干すのが一番です。いくつか作っておいて、交代で使うといいですね。
うずまき型エコたわし。
もう一つ、洗剤を使わないで、食器をきれいに洗う方法をテレビが紹介してくれました。京都の料亭のおかみさんが教えてくれたことで、野菜を湯がいてできた汁を捨てないで、ふきんやたわしにつけて洗うと皿や鍋がピカピカになるとのことでした。さっそくやってみたら、よく落ちました。特にフライパンの油汚れは、適度な油膜が残り、さっぱりと洗うことができました。
こういう生活の知恵というのは、まだまだ知らないことがたくさんありそうです。
さて、気温も上がり、お湯でなくても洗い物ができる季節になりました。油汚れの少ない食器は、このエコたわしで洗いましょう。手洗い場も磨けます。乾拭きで家具や電気製品を拭いてもいいですね。
ここで紹介したエコたわしを編んでみたい方に、次回に編み方を紹介したいと思います。 (つづく)
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