ものづくりあれこれ

ものづくりで毎日を楽しもう!

シクラメンが語る

2022年12月20日 16時36分23秒 | 絵手紙


花びらが幾重にも重なり合って。
蝶々の羽のようにすっくと伸びやかだ。
白地にピンクのぼかしが美しい。
わたしも・・・わたしも・・・と競い合う声がする。




福島の知人のご主人は、シクラメンを育てる農家だ。
今年も見事に咲きそろうシクラメンの花をいただいた。
あまりに美しいので、絵手紙にしてみたのだ。

無数の数えきれない花々が重なり合い、どこをどう描こうかと迷ってしまう。
一番よく見える部分を描いてみた。
花ばかりではなく、葉っぱもたくさん生えている。
いい苗は、葉っぱがしっかりと盛り上がるよう生えていること。
長くたくさんの花をつけるということらしい。

去年の鉢は、無事に夏を越して葉を茂らせてきた。



新しい仲間は、一年生だけど、早咲き。
今ある二鉢は、二年生。
新しい土と肥料をやって元気な葉を茂らせている。
いずれ花芽を付けるだろう。
仲間が増えて、廊下もにぎやかになった。





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出会ったの食材あれこれ

2016年09月30日 09時46分11秒 | 絵手紙

緑色の新鮮野菜、はやとうりと激辛青唐辛子を描いた。

久しぶりに絵手紙を描きました。
自然の美しい緑色を描くのが、子どものころから大好きでした。
今日の画材は緑・みどりで楽しく色づけできました。
いつものことながら、夢中で書いているうちに、文字を描く空間がなくなって・・・空き地を拾って文字を入れました。

「はやとうり」は、見たことはあるけど、育てたのも料理したのも初めてです。
シャキシャキとした食感で、漬物・和え物・炒め物など、どう料理しても美味しい。

はやとうりの実は、でこぼこの薄緑色で、実が大きくなると、下側にとげがつきます。
近所のおじさんから、根が出かかった種をもらって、地面に埋めるとしばらくして芽がでました。
そして、ゴーヤと一緒に垣根にして育てました。
今では、2階のベランダまでつるが伸びています。


小さな実がたくさんついて、収穫が楽しみだ。

絵手紙に描いたもう一つの食材は、青唐辛子。
この町の産直から買ってきました。
袋に「激から」とシールが貼ってありました。
何かと辛い物好きな夫の好物で、通常の唐辛子を数倍辛くした味にびっくり。
地元の人から、この青唐辛子を使った珍味を教えてもらいました。
青唐辛子味噌もその一つ。
他にもこの青唐辛子をお醤油につけてもおいしいとのこと。
青唐辛子、シソの実、糀などをお醤油に漬け込んでおくと、美味しいお醤油ができるそうです。

地元の愉快な焼き鳥屋のおかみさんと、ゴルフを通じて友たちになりました。
明るくておしゃべりの楽しい心根の優しい人です。
その友人から、キノコの煮物をいただきました。


しめじの仲間だとか。とろりとした舌触りとかみごたえのあるキノコ独特のうまみを味わった。

ご主人がキノコ採りの名人で、会津の山をよく知っていて、今年もたくさん採ってきてくれたそうです。
これは、どれも初めて食べるキノコです。とろりとして美味しく、絶妙な味付けでした。
しめじの仲間だそうです。

福島は、原発の影響でキノコの採取や販売は制限されています。
しかし、福島県は広く、ほとんど影響を受けていない地域もあります。
東北は、どの地域もキノコがよく生える土壌や気候。
地元の人たちは、毎年秋のキノコ採りをとても楽しみにしています。
自由にキノコが採れなくなるのは、残念だなと思いました。

西日本で育った私にとっては、東北で出会う味覚は新鮮で、今まで知らなかった新しい味に出会えたことが幸せです。

 
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私も夏休み

2016年07月24日 02時11分44秒 | 絵手紙


家の前にある柿の木。青々とした実が輝いていた。

夏真っ盛りの庭を歩いてみると、あちこちでいろんな青い青い実をみつけた。
最初に見つけたのは、みかん。



去年は豊作で鈴なりになっていたが、ことしはややまばら。
葉っぱも実も濃い緑でたくましい。
秋には山吹色の甘い実になるだろう。



これは、レモン。
小さい時からレモンの形をしていてそのままの形で大きくなる。
まあ、レモンにとっては当たり前のことだけど。
ぴこんと飛び出した二つのボタンがほほえましい。
秋には酸っぱい実を太らせるだろう。



おや?松の木をよじ登ったカボチャのツル。
しま模様をした美味しそうな実が枝の合間にぶら下がっている。
高みの見物、気持ちがよさそうだ。

久しぶりに故郷へ帰って、のんびり。
私も夏休み。





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背筋伸ばして

2016年05月14日 14時18分58秒 | 絵手紙
  
  モロッコインゲンのすっくと伸びた姿を見てスケッチ。

生まれ故郷へ帰りました。
半年ぶりです。
福島県白河市の自宅から9時間かかりました。

広島港から能美島まで、高速艇で帰る途中なつかしい景色を写しました。 
 
  
  山と山の谷間に小さく国立江田島青年の家が見える。

いつもと変わらない風景でした。
高速艇が走って来て、写真を撮ろうとしたら、あっという間に行き過ぎて撮れませんでした。

家について温水器の電源を入れます。
長く使っていない水道水をしばらく流して捨てます。
締めていた南側の雨戸を開けると、涼しい風がそっと吹き込みました。
福島にくらべ、日差しは明るく眩しい。
着ていた上着を脱ぎました。
暖かいな。

母は、この四月で88歳になりました。
気分は変わらず元気そのもの。
歩く姿は少し弱っているようでしたが、家の前の畑は見事に野菜が育っていました。

  
  モロッコインゲンが気持ちよくそのツルを伸ばしていた。

冒頭の絵手紙は、そのインゲンを見て描きました。
シャキッと伸びて育っている様は、母の生き様そのものです。
私も思わず背筋を伸ばしました。

母との会話も前と変わりません。
頷けるところもあれば、食い違いもあります。
大いに口うるさいところは、まったく老いていませんでした。
腹立たしい反面、まだまだ元気な姿が有り難くもありました。

家の前のみかん畑には、白い小さな花が咲き誇り、甘い香りが漂っています。
そこに父のお墓が建っています。

  
  白い可憐なみかんの花。

父のお墓に手を合わせました。

あれもこれも、父の残してくれたもの。
形あるものも、形ないものも、代え難い大切なものばかり。
母も姉も父の残した志や農業技術やもろもろを受け継いでやっています。

私も、父から受け継いだことを大切にこれからの人生に生かそうと思います。
島の家に帰ると、私の中に育まれた小さな歴史がしみじみとわき起こります。







  
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野も畑も若葉

2016年05月10日 18時29分10秒 | 絵手紙
  
  久しぶりの絵手紙だ。フキの緑が美しい。

5月になってやっとやっと暖かい気候になってきました。
畑のすみっこや空き地には、フキがいくつもいくつも葉を広げ始めました。
長く伸びた茎。
春先の若いフキは、とてもやわらかそう。

この一か月、山菜と筍三昧。
ご近所の方からのいただきものでした。
なんとありがたいことでしょう。

庭先には、つくし、蓬、三つ葉などがあちこちに生えてきます。
フキもその仲間入り。

筍を毎日食べています。
食べきれなくて、友人にもおすそ分け。
娘も食べたいと言うので、筍に柏餅を入れて送りました。

「柏餅って何?」
娘からの質問。
そういえば、広島では、サルトリイバラの葉っぱでくるんだ「かたら餅」でした。
この町内に和菓子屋さんが3軒あります。
この季節、どこの和菓子屋さんでも、柏餅が売りのようでした。
どこの和菓子もとても美味しい。

秋田の山里に住む知人からも、山菜の時期が始まったとたくさんの山菜を送っていただき、また珍味が味わえると大喜びしました。
山ウド、タラの芽、コシアブラ、アザミの茎が入っていました。
おすすめの料理法を教えてもらいました。
山菜と鯖の煮物(スープ)です。

初めて料理してみたので、どんな味なのか出来上がりがとても楽しみでした。
山ウドとアザミの茎を食べやすい大きさに切り、水から炊きます。

  

煮あがったら鯖の水煮缶を入れて、味噌味かしょうゆ味にします。
私は、味噌味にしてみました。



山ウドの独特の風味がおいしく、初めて食べたアザミの茎は、歯ごたえもあり鯖の出汁によく合いました。
生まれてから60年余、広島の島育ちの私は、東北の食材を食べて新しい味覚を知りました。

さて、我が家の畑作りも順調に進んでいます。
4月には、遅霜があるので要注意と市からの配布チラシに書いてありました。
よく知らないで植えて、苗を枯らしてしまい、失敗。
来年は気をつけましょう。

5月になって種まき、植え付けと楽しみが増えました。
ジャガイモも葉を大きく広げて成長著しい。
毎日見回って、葉っぱをねらうてんとう虫を退治しています。
自然が近いということは、あらゆる虫がいるのです。
撒いた種が芽を出すのも待ち遠しい。

どの野菜もうまく育つようにと願います。 

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