ものづくりあれこれ

ものづくりで毎日を楽しもう!

荒れ地を野菜畑に

2022年09月28日 06時23分01秒 | 園芸

夏の終わりの野菜畑。

家の裏側に、空き家と荒れ地で草ぼうぼうの土地があった。
夜中、ガサガサと不穏な音。
それは、大きな猪が餌を探す音だった。

春先に、その家の知り合いの方に連絡していただき、草刈をさせてもらうことになった。
自由に使わせてもらえるとのこと。
雑草を刈り取り、ごみを拾い、破れた防草シートを片付けて耕すと、何とか畑が出来上がった。

肥料を混ぜ、種を撒き、野菜の苗を買ってきて植えてみた。
だんだんと育つ姿がかわいい。
いろんな種類を植えたしているうちに、何とか我が家で自給できるくらいの作物が育った。

毎日畑をのぞいてみるのが、何と楽しいことか!
野菜の成長に驚き、草取りを頑張り、夏の乾燥には、ホースを引いて水やりも続けた。


東北にいた頃は、十分野菜作りに時間をかけられず、茄子が栄養と水不足で小さな実しかつけなかった。
今年は、食べきれないほどにたくさんの収穫ができたのだ。
長茄子は、たくさん採れてご近所に配って食べていただいた。


里芋がよく育ち、インゲンの成長も楽しみだ。

山の畑では、夏の初めに防御柵をしていなかったため、じゃがいもが猪被害にあい、全滅。
夫と一緒に鉄柵と電気柵を設置して、ようやく安心して野菜作りができるようになった。
家の裏のこの畑も、小さいながらも防御柵を作っている。

雑草と害虫と害獣(猪、アナグマ、ハクビシンなど)対策に日々苦心するけれど、生活が懸かっている。
知恵と努力で乗り越えたい。


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土用の種まき

2022年07月22日 22時12分10秒 | 園芸


秋生りの豆を何種類か植えた。
昔、母から、「秋の豆は、土用の丑の日の頃に種を撒くとよく実るよ。」と教わった。
焦って早めに撒くと、夏場に木ばかり育ち、花が咲かず実らない。
のんびりして遅れると、実が実る盛りに寒気が来て、いい実が残せない。

なるほどね。

黒豆。
小豆。
インゲン豆。(縞模様があるので、ジラフと言うらしい)
花豆。
とら豆。

何だか豆ばかり植えているみたいだ。
この種は、福島の畑で採れた種を持ち帰ったものだ。
それに加えて、知人からもらった「とら豆」の種が加わった。
これは、育てるのは初めて。
多分秋生りだろうなと思う。だから、他の豆と同様に撒いてみよう。

土用の丑の日と言えば、梅干しを干す時期だ。
これから、酷暑の始まりで、昔の人が夏バテを防げるようにと、いろんな知恵を残してくれている。
ウナギを食べる風習があり、スーパーのお刺身コーナーは、いつもと違ってウナギパックがずらりと並んでいた。
ウナギに限らず、「う」の付く食べ物が夏バテにいいそうだ。

ウナギ。→栄養価が高い。
うどん。→つるつると食べやすく暑い時期に食欲が増す。素麵、蕎麦、ラーメンもよさそうだ。
梅干し。→酸味も塩分もあり、殺菌効果もありそうだ。
瓜。→胡瓜、西瓜、メロン(味瓜)、苦瓜(ゴーヤ)など・・・

先人の知恵に教えられた。


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野菜を育てる

2021年08月15日 19時41分30秒 | 園芸

実がついた花豆のつるです。

白河市東でカフェを始め、畑を借りて野菜を作って5年経ちました。
東北南部での野菜育ては、西日本に比べて、冬季の寒冷気象をよく知って取り組むと、いろんな野菜が育ち収穫も楽しめます。
いろんな野菜を育てていますが、今年一番の目玉野菜をご紹介します。

◇ まずは、花豆です。
高原豆と言われるくらいで、高地の涼しい気候によく育ちます。
紫の模様が美しい豆に初めて出会って、ぜひ育ててみたいと生育を始めて4年目。
去年は、苗を植える間隔が狭すぎて、日当たりが悪くなり、実がまったく取れませんでした。


鮮やかな赤い花豆の花。
ミツバチがせっせと行き来して、受粉してくれたみたいで、たくさん大きなさやが付きました。




◆ 次に紹介するのは、赤いカボチャ。
コンポストに入れた野菜くずをたい肥にしたら、大きなかぼちゃの苗が生えてきました。




そのまま育てていると、なんと、赤い鮮やかな大きな実がつきました。


赤い大きな甘いかぼちゃです。取入れが楽しみです。

◆◇ 最後に紹介するのは、冬瓜です。


去年買ってきた小さな黒い冬瓜の種をとっておき、今年の春種まきして苗を作りました。
ようやく緑の美しい実がつき、大きくなるのが楽しみです。今年は雨が続き、気温が低くなかなか雌花が受粉しないので、太陽が恋しいです。



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ジャンボピーナツ豆を育てる

2019年01月05日 00時49分35秒 | 園芸
昨年育てた豆をご紹介します。

これは、去年の秋に採れたジャンボピーナツです。


このジャンボピーナツ収穫までには、いろんなハプニングがありました。

種物屋さんで見つけたジャンボピーナツを畑に撒きました。
すると、土をゆっくらと持ち上げて、でっかいピーナツの芽が出てきました。
ピーナツの芽は、撒いた時の大きさの2倍くらいに膨らんで勢いがありました。

よしよし!しっかり大きく育ってくれよ。

そのふっくらとした芽を見た朝、一抹の不安が脳裏をかすめました。
「権兵衛が種まきゃカラスがほじくる」という言葉があります。
まあ、大丈夫だろうと思っていたら、夫が、畑でカラスがちょんちょん飛びながら歩いていたぞ、とのこと。
夕方行ってみると、ピーナツの芽は、全部食べられていたのでした。

残念で・・・残念で・・・
やはり、網をかけないと、カラスにやられるとの話でした。

ピーナツはあきらめて、同じ畑に今度は、キャベツの苗を植えることになり、夫が耕運機で畑を耕してくれ、キャベツの苗を植えました。
しばらくすると、キャベツの苗の合間に、にょっきりとジャンボピーナツが芽を出し始めました。
遅れた種がゆっくりと芽を出したのでした。
5株くらい育ち、秋にはたっぷりと収穫できました。

実は、殻ごとよく洗い、30分ほど塩ゆでにすると、甘く柔らかくてとても美味しいゆでピーナツができて大満足。



たくさん採れたので、大きな粒を種用に残し、乾燥させました。

ご近所さんからは、品種の違う小さいピーナツを分けてもらいました。
湯がいても固いと聞いたので、よく洗って乾燥させて、オーブンで焼いてみました。
余熱160度で約15分くらい焼くと、カリッとした美味しい焼きピーナツが出来上がりました。
これは美味しい。
そこで、これも種を残すことにしました。



春になったら、ジャンボとふつうのピーナッツをそれぞれ育ててみようと思っています。
今年こそ、カラスに狙われないよう気を付けて。




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エゴマの収穫と選別

2016年11月14日 06時49分59秒 | 園芸
エゴマの採り入れから苦心の末、ようやくエゴマの選別を終えました。
食材として使えるようになったのです。
200gずつ袋詰めして、1200g採れました。
カップ半分のエゴマの種を撒いて、100倍以上の収穫です。


愛おしいエゴマたち。

どの農産物でもそうですが、種まきから収穫、料理として食べれるまでには、並々ならぬ手間がかかるもの。
初めて育てたエゴマ。
植えるとき、大変なんだよと聞かされましたが、まさにその通りでした。
畑からエゴマの木を刈り取り乾燥させるまでは順調でした。
そのあと、シートを敷き、エゴマの粒がこぼれないようにはたいて処理するのは、思った以上に大変でした。
経験者の方から、やり方を教えてもらいやってみました。


大きなゴミを取り除き、やっとエゴマが集まった。

エゴマの間の小さなゴミをどうしたらいいのかと思っていたら、吹いて飛ばせばいいとのこと。
竹ざるに広げ、風の強い日に大体のゴミを吹き飛ばしました。
風が強いと、エゴマまで飛んで行ってしまうので、慎重に。

ゴミを吹き飛ばした後、水に浮かべて石やほこりを流します。
石は重いから沈み、ザルにとって洗い流すとほこりが取れました。


よく洗ってきれいになったエゴマ。

ホームセンターで目の細かい網袋を買ってきて、エゴマを干して水を切ります。
数日ベランダに広げて乾燥させました。


網に入れて干すのは、名案だ。

サラサラのエゴマ。
最後の仕上げは、白い紙箱に少しずつ入れて、小さなゴミをピンセットで取り除きます。
ゆっくり箱を傾けると、エゴマは転がり落ち、小さなゴミが残ります。


細かいゴミや黒い実を取り除く。

出来上がったエゴマの実が輝いて見えました。
自分で苦心して採れたエゴマ。
大事に食べて栄養をつけましょう。

さっそくパンに入れて焼いてみました。
プチプチと香ばしいエゴマパンができました。
フライパンで炒って、よくすりつぶして青菜の胡麻和えにしました。
エゴマのほんのりとした風味で美味しくいただきました。

エゴマを育ててよかったなとしみじみと思います。
農家の人たちの様々な工夫と苦労の積み重ねを感じます。
来年もまたエゴマを植えよう。


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