サナリ日記

貧乏でもがんばっている編集プロダクションの日常

無事でありますように

2007-05-28 11:34:18 | Weblog
先週はハワイから友達が泊まりに来ておりました。
といっても日本人。
昔、派遣で一緒に働いていた仲間です。

3年前にアメリカ人と結婚してハワイに移り住み、
今度は北京に移り住んで仕事をするという。


新人編集者:「どこか行きたい所ある?」

友人:「うーん、特に無いかな」

新人編集者:「そりゃそうだよねぇ。3年前には東京に住んでたし」



ということで、部屋でお茶を飲んだりおしゃべりしたり。
でも、せっかくだからやっぱりどこかに連れて行ってあげたい。
寝る前に、

「明日はどこかに連れて行ってあげるから考えておいて」



次の朝、彼女が突然、

「靖国神社って行ったことあります?」


起き抜けにこの子は何を言い出すんだ?


新人編集者:「行ったことあるよ。なんで?」

友人:「北京に行く前に、安全祈願でお参りに行こうかと思って。行ったことないし」

新人編集者:「中国に行くのに安全祈願で、靖国参拝するのか?正気か?」

友人:「え?なんで。ダメなの?」

新人編集者:「いや、ダメじゃないけど、安全祈願にはならないような…。逆に、それを口にしたら袋叩きにされるんじゃないか?」

友人:「????」

新人編集者:「ハワイでテレビ見なかった?ちょっと前に反日で中国本土で大変な騒ぎになったの」

友人:「あー、聞いたことあった」

新人編集者:「というか、常にその問題は騒がれているけど」

友人:「ハワイに住んでるとボケちゃうんだよねー。てへへ」



こんな調子で北京に行って大丈夫なんだろうか……。


昨日、九州の実家に帰るというので羽田まで送りに。
搭乗口の前でお別れをし、

「絶対、北京に遊びに来てね。待ってるからね」

と、手を振り搭乗口に向かいました。
目の前が搭乗口なのに、どこに行っていいか迷っている様子。


おい、ここはまだ日本だぞ。大丈夫なんだろうか……。



家に帰ってきて、バスルームを開けたら彼女の化粧品が置いてある。
化粧品が置いてあったことを知っていた私は、荷物をまとめる彼女に、

「バスルームに忘れ物ない?大丈夫ね?」

と確認したら、

「大丈夫!!」

と、自信満々に答えてたのに。


本当に大丈夫なんだろうか……。


北京に住んでいる親切な方、
白人男性と日本人女性の夫婦を見たら面倒見てやってください。
お願いします。