サナリ日記

貧乏でもがんばっている編集プロダクションの日常

笑い

2006-11-30 14:33:00 | Weblog
月末と年末のダブルパンチだからでしょうか。
社長が暗いです……。

社長の「貧乏が暗くてどうする」という座右の銘はどこかに行ってしまいました。


確かに今年は最悪なことばかり重なりました。
忘年会は盛大にやろうと思います。
忘れてしまいたいことばかりというよりは、今年は無かったことにして欲しい。

今年は笑いも少なかった。
が、今年はまだ一ヶ月残っていますので、がんばって笑おうと思います。



昨日は バリ島から帰ってきた友達と飲みました。

彼の泊まったコテージは、一泊1500円と格安で、他の宿泊客も各国の若者ばかり。
その中にオーストラリア人の男性2人、夜中になると朝まで大騒ぎをし、昼間は寝ているという宿泊客がいた。
ホテル側に注意しにいっても、見てみないふりをする。
うるさすぎて初日と2日目はほとんど寝ることができなかった。

3日目にはさすがにあたまにきて、直接注意しに行ったら、
バリ島に来てから仲良くなったマレーシア人もオーストラリア人と一緒に騒いでいた。



新人編集者:「で、どうしたの?」

友人K:「注意しに行ったら、友達になったマレーシア人もいて、それ見たらなおさらあたまきて」

新人編集者:「注意したの?」

友人K:「怒鳴ったよ。“お前らうるさいんだよ。これ以上うるさくすると警察呼ぶぞ”って」

新人編集者:「どうなったの?」

友人K:「しばらくは静かになるんだけど、また騒ぎ出して。結局警察を呼んでもらったんだけど」

新人編集者:「大変だったのね」

友人K:「次の日、マレーシア人が謝りに来たんだよ。だけど、許せなくってさー。また文句言ったら、“俺は静かに話してたんだけど、あいつらがうるさくしてて…”って、言い訳しやがって」

新人編集者:「で、仲直りしたの?」

友人K:「いや。怒りがおさまらなくて“お前にはがっかりしたよ、最低だよ!気をつけろ!”って怒鳴っちゃって……」

新人編集者:「せっかく謝りにきたのに。かわいそうに」

友人K:「そのときは興奮してたんだよ。しかも、“気をつけろ!”っていうのを“be careful!”って言っちゃってさぁ」




その後、今年足りなかった笑いを取り戻すかのように30分、涙を流しながら笑いました。

ありがとう、K君!


疲れた!

2006-11-28 11:00:57 | Weblog
本日、事故の影響で電車がめちゃくちゃ混みました。

仕事柄、ラッシュにあたることは滅多にないのですが、
今日に限っていちばん混む時間帯に乗らなきゃいけなく、
おまけに事故が重なり尋常じゃない混み具合になりました。

電車が来ないため、ホームには人が溜まり、来る電車は満員状態。

通常なら何本か見送る。または家に帰って混雑がなくなるまで部屋でお茶を飲む。
が、乗らないと約束に遅れてしまうので、普段ださないガッツをここぞとばかり出してみました。


言葉では言い表せないほど辛いです……。
こんな目に毎日あってる人間がいるのかと思うと、私が泣きそうです。
私だったら会社辞めるよ、マジで。


さて、自分の家の駅から30分。しかも各駅停車。
乗れない状態なのに、まだ乗ってきます。
少し大きめの駅に着き、降りる人がすべて降り、再度乗ったときのこと。

“もう乗れない”という極限まできて、大人たちはあきらめた様子。
ところが、制服姿の中学生。まだ小さいので一年生くらいでしょうか。
なんとか乗り込もうと、ドアが閉まらないのに無理やり乗ってきました。

「マジかよ。絶対乗れないよ」と見ていたが、
ドアに挟まれ(ドアが半分以上閉まらない状態)、駅員に押されながら、30秒も電車をストップさせ、どうにかこうにか乗車。

……すげー。
こういう子はいじめに会わないんだろうなぁ、と何の根拠もないことを考えてしまいました。


そこからまた極限状態で電車が発車。
足の位置が悪いので、片足を上げ、下ろそうとしたら……。


きゃー、大変。下ろす場所がない。片足のまま。
私はバレリーナ?ついでにクルクル回ってみる?

おまけに揺れるたびに押されて体が宙に浮くー。

昨日、テレビで

「プリンセス天功はいつでもどこでも宙に浮くことができる」

と、言ってました。

私はいつでもどこでも浮きませんが、
満員電車では浮くことができるということがわかりました。
私はイリュージョニスト?ついでに消えてしまいたい。



バレリーナになって、
イリュージョンをやって、
約束の場所に行って仕事して、
会社に到着。



もう帰っていいですか?

図書館

2006-11-17 13:14:29 | Weblog
先日、自宅に帰ったら電話に留守電が入ってました。
珍しい。自宅の番号は両親にも教えてないのに。上海の姉か?
再生を押すと、

「●●図書館でございます。お貸し出ししました本の返却日が過ぎております。予約が入っておりますので返却をお願いします」


図書館でした。
もうそろそろやばいなと思っていたら、やっぱりきたか。


仕事の資料として借りているのですが、延長するのが面倒。
1回は電話で延長できるが、それを過ぎると図書館まで行って延長手続きをしなくてはならない。
資料が必要な期間はだいたい3ヶ月間から5ヶ月間。
半年間貸し出しシステムを作って欲しい。



新人編集者:「初めて図書館から『本を返せ』と連絡が来ました」

隣の美女:「あらー、珍しい。新宿区の図書館は結構寛大なのに」

新人編集者:「ええ。なんか今借りてる本に予約が入ったみたいで……」

隣の美女:「あー、それで連絡がきちゃったのね」

新人編集者:「そうらしいです」

隣の美女:「ということは、私の借りてるのは予約が入るまでオッケーってことね」

新人編集者:「ええ。そういうことになります。返却期間どのくらい過ぎてます?」

隣の美女:「まだ一ヶ月たってないと思うから余裕よ♪」


すると隣のK女史が、

K女史:「いいわね、図書館から電話で。私なんて父から電話がかかってきたわよ」

隣の美女:「父?図書館の館長さんなんですか?」

K女史:「ううん。図書館のカードの連絡先が実家のまま変更してなくて、返却要請の電話が実家にいっちゃって」

新人編集者:「返せって?」

K女史:「“約束を守らないのは人間としてどうなんだ?エクスキューズは通用しないぞ。世の中にはルールがあってそれは守らなきゃいけないんだ。本を返さないために人が迷惑をしているんだぞ。仕事のために借りた?だから編集者なんてヤクザな商売に就くことを私は反対したんだ”って、延々説教されたのよ」

新人編集者:「すごい……。なんか重い罪を犯した人になった気分ですね。早く返却しに行こうっと」

K女史:「一ヶ月経ってないから余裕ねなんて。うちの父に叱ってもらわなきゃ」

隣の美女:「……すぐに返却します」



あれから約2週間。
私も隣の美女もまだ返却できていません。


……来週でいいですかね?

悪魔

2006-11-15 16:16:14 | Weblog
さて、本日は隣の美女の誕生日。
ランチに日本酒で乾杯して、午後からはケーキでお祝いです。


ケーキを買いにいったとき、店員さんに
「ロウソクは大小何本お入用ですか?」と聞かれ、
「大きいの一本で」と答えました。

そんなにたくさん立ててもねぇ。


ということで、ケーキに一本だけロウソクをたて、隣の美女を呼びました。


隣の美女:「あら~、うれしいわ♪」

社長:「生クリームの模様が歳の数だけあるのか?」

隣の美女:「なんてこというんです!ひどい!」

新人編集者:「ホントの数だけ立てるとケーキの原型をとどめなくなるので」

隣の美女:「悪魔のようなことを!ケーキを特大にすれば大丈夫じゃない!」


来年の誕生日にはプチケーキに一本ずつロウソクをたてて、歳の数だけ並べましょう。バイキングみたいで楽しいかも♪



ところで。
さきほど、「あなたの小悪魔度」を診断しておりました。
結果は、

『あなたの小悪魔タイプは「小悪魔ならぬ、悪魔かも!?本格小悪魔」
あなたの小悪魔タイプはかなりのレベル。
もはや小でもなんでもなく、むしろ「悪魔」と言えるかもしれません。』

ねーさん、私は「悪魔のような」ではなくて、「悪魔」だったみたいです。

バースデープレゼント

2006-11-14 15:34:51 | Weblog
明日は隣の美女の誕生日です。

年は知りません。というか忘れました。
たぶん本人も私と同じことを言うと思います。
まあ、とりあえずめでたいじゃないですか♪


新人編集者:「明日はねーさんの誕生日ですが、夜は予定があるんですか?」

隣の美女:「別にないわよ」

新人編集者:「うそー。誕生日じゃないですか。“父”という名のあかの他人が家で待ってたりしないんですか」

隣の美女:「そうなのよ、父が先週の週末から来てるのよ」

新人編集者:「やっぱりー!父という名の他人ですね?」

隣の美女:「ほんとの父なんだって」

新人編集者:「またまた~」




隣の美女は、クリスマスとか誕生日とかイベントが来ると父が実家からやってくる。
絶対あやしい。
彼氏がいても別におかしくないのになぜ隠すのか。



新人編集者:「じゃあ、夜は彼氏とですね。お祝いはランチにしましょう」

隣の美女:「まあ、うれしい。って、だから彼氏じゃないって」

新人編集者:「結婚式の洋服買ったほうがいいですかね?」

隣の美女:「だから、結婚式なんてないって」


結構しぶといです。
今度は社長を含めて攻めます。

新人編集者:「社長、明日ねーさんの誕生日ですって」

社長:「おお、めでたいな」

新人編集者:「で、やっぱり父という名の他人が来てるそうですよ」

社長:「へー」

隣の美女:「だから、ほんとに父なんだって」

新人編集者:「社長よかったですね。社長の夢だった社員の結婚式で祝辞がのべられますよ」

社長:「そうかー、うれしいなー♪」

隣の美女:「じゃあ、社長の夢をかなえてあげられるように2人で『茜会』に登録しましょう♪」



茜会。
中高年からの結婚相手探しの相談所です。
とうとうお金を払って相手を見つける段階にきてしまったか。
なによりも『中年』と呼ばれる年齢になってしまっているところが悲しい。


隣の美女の誕生プレゼントは茜会の入会金にするか……。
ということで、HPで調べました。

一般コースが初期費用で三万円。特別コースは十二万円。
月会費は一般が一万二千円から一万七千円。特別コースは二万円。


馬鹿ばかしい!誰が入るか!

と、悪態をついていると隣の美女が画面を覗きこみ、

「私は一般でいいや…」


本気かよ!?



社長に相談だ。