サナリ日記

貧乏でもがんばっている編集プロダクションの日常

安上がりな女

2007-02-23 17:12:46 | Weblog
最近、動悸が激しいので「救心」を買いました。

救心なんて私には一生縁のない薬だと思っていたのに。
こんなに早くお世話になるとは。

薬局で買い求めたのですがびっくりしたのは値段。
60粒で4000円。 だ、だめだ。
30粒で2200円。 これならなんとか。

しかしこの薬、1回2粒、1日3回。
5日間しかもたない……。

それでも購入して自宅に帰り、箱を開けてみました。



ミニチュア?
おもちゃ?
携帯ストラップ?


その小ささにビックリです。
わかりやすいように社長のタバコを比較として隣に置きました。
ビンを作るほうがコストがかかるのではないだろうか。
恐るべし救心。


おかげさまで、2粒飲んで以来動悸が治まりました。
たぶん、この大きさで2200円という値段が治してくれたんだと思います。
救心、ありがとう。


という報告を社長にしたら、

「お前、安上がりでいいなー!」

といわれました。
社長に言われるとなぜか傷つく……。

動物飼うなら最後まで

2007-02-22 18:22:34 | Weblog
今週月曜日が締め切りの原稿がありました。
確か去年もこのシリーズの原稿依頼がありまして、大変だった記憶が。

今日になっても終わってません……。
昨日で仕上げるつもりがまったくだめで、世界第2位のマジシャンであり、
私の唯一の女友達のYちゃんと飲みに行ってしまいました。

やる気あんのか、私?

ということで、社長も同じようにこの原稿を書いているので聞いてみました。


新人編集者:「社長、終わりました?」

社長:「全然」

やる気あんのか、社長?


それにしても、前回は古代ギリシャの叙事詩人「ホメロス」の原稿が書けずに
夢でホメロスにうなされましたが、
今回は紫式部と清少納言が言い争っている夢を見ました。

これも職業病と呼ぶのだろうか。



さて、私のうちには熱帯魚がいます。
グッピーとプラティーの2種類。
とっても大切にしていたので、ものすごい勢いで繁殖してしまいました。
小さい水槽にグッピーが4匹、プラティーが8匹。
どう考えても、大人になったら芋洗い状態になってしまう。

外の睡蓮鉢に入れるには気温が低すぎて死んでしまうし……。
思い切って水槽の中にザリガニでも入れて、
自然淘汰ならぬ強制淘汰させてしまおうかと考えていたそのとき、

「動物飼うなら最後まで」

という忘れかけていた言葉を聞きました。


ああ、強制淘汰してしまおうなんて。
なんて乱暴な私だったのかしら。

と、反省。

目が覚めた私は、まず家具屋へ直行。
長さ130センチ、幅50センチのテーブルと付属の椅子を購入。
その足で熱帯魚ショップへ行き、気に入ったサイズの水槽がなかったのでオーダーメイドで注文。
しかも、2つも頼んでしまいました。

その一週間後、テーブルセットと水槽セット一式が届きました。
今月はものすごい出費です。
気絶しそうです。

しかし、120センチの水槽の前で食事をするため、我が家はちょっとした“BAR”のよう。


外に飲みに行かずに自宅で飲んで出費を抑えないと……。

さ、原稿仕上げてお金稼ごうっと。

斡旋

2007-02-15 16:57:10 | Weblog
先週末ラジオを聴いていたら、

「住宅情報誌を読んでいたら“駅から5年”と書いてあった」

という話が流れてきました。
とっても面白いけど、職業柄全然笑えません。
今週は、製作中の本の校正を念入りにしました。



ここ数日、知り合いの編集者、上田さん(仮名)から何度も連絡がありました。
上田さんは、「社長の親友」であり、私の「麻雀仲間」でもある人。
つまり、私がいま在籍しているビンボー会社は上田さんの紹介です。

上田さん、楽しい会社を紹介してくれてありがとう。
毎日笑いに包まれてます。


さて、何度も連絡があったので折り返ししてみました。

新人編集者:「何度も連絡いただきましたが、何か事件ですか?」

上田さん:「この間飲んだときのこと覚えてる?」

新人編集者:「ええ、覚えてますよ。4人で飲んだときの事でしょ?」


先日、社長と私と上田さんとイラストレーターさんで飲みました。
社長は1軒目で撃沈。
その社長を引きずって2軒目にはしご。

帰りは社長と一緒にタクシーに乗ったのですが、
社長がタクシーの中で「吐きそう」を連発して、
運転手さんを泣かせてました。


上田さん:「2軒目のお店にいたお客さんがお前に一目惚れしちゃったんだって」

新人編集者:「へー。それで?」

上田さん:「もう一度逢わせてくださいと、毎日電話してきてさー。頼むから1回だけ逢ってやってくれない?社長も一緒でいいから」

新人編集者:「いつから斡旋業者になったんですか。で、年齢は?外見は?仕事は?収入は?」

上田さん:「40歳代、ちょっと太ってる、IT関連、かなりいいらしい」

新人編集者:「全部抽象的ですね……」




ということで、恒例の「社長に相談」だ。


新人編集者:「上田さんが私に紹介したい男の人がいるそうです。どうします?」

社長:「年齢、職業は?」

新人編集者:「40代、IT関連ですって」

社長:「なんだよ、若くないしITなんてダメだ。外見は?」

新人編集者:「少しデブ」

社長:「……。お金は持ってるのか?」

新人編集者:「収入はいいそうです」

社長:「トータルでダメ。そんな男に嫁にやるわけにはいかない」


気分はすっかり父親。

社長:「それにしても、お前の美貌は健在だったな」

え、終わってると思ってたんですか……?


社長:「もう少しランクを上げて相手を探そう」

え、低いランクで探してたんですか……?


社長:「いや~、まだまだ捨てたもんじゃないなぁ」

え、捨ててたんですか……?


社長に結婚相手探しを頼むのは危険だ。

エコ

2007-02-07 15:23:34 | Weblog
地球温暖化が騒がれていますね。
地球はあと40年で終わるといわれています。


私は最近、保険に入りました。
郵便局の10年満期型の保険。
ついでに、今まで入ってた保険の金額をアップして、より充実した保険内容に更新しようかと考えました。

が、あと40年で地球が終わるといわれているのに、果たして必要なのだろうか?


新人編集者:「40年後に地球は終わるそうです」

隣の美女:「そうなの!?」

新人編集者:「ええ。私も新たに保険に入ったのですが解約しようかと」

隣の美女:「売れない本なんか作って紙を無駄にするんだったら仕事やめたほうが地球のためね」

新人編集者:「げっ!なんてことを。やる気なくなるじゃないですか」

社長:「仕事やめて漁師にでもなるか」

デザイナー:「あと14年後には天然の魚は獲れなくなるって」

社長:「え゛!? 魚もいなくなるの?」




すると、電話が。
社長の後輩の渡辺さん(仮名)から。

渡辺さんの仕事は、医療関係の講習会を開いている会社です。
講習会の申し込みのFAXが弊社に届くようになっておりまして、
このファックスがこないと、渡辺さんの仕事は成り立ちません。


渡辺さん:「今日はFAXきてる?」

新人編集者:「悲しいお知らせです。今日は1枚もきてません」

渡辺さん:「マジかよー!!どうすんだよ、会社倒産しちゃうよ」

新人編集者:「いいじゃない。地球はあと40年で終わるんだから」

渡辺さん:「なんだよそれ。誰が言ったんだよ」

新人編集者:「ニュースの特集。人間の時間で言えば40年だけど、地球の時間で考えると5分だそうよ」

渡辺さん:「そうか…。まあいいや、FAXきたら教えて」

新人編集者:「私の話、聞いてた?仕事しても無駄だって。あと40年しか生きられないって言ってるでしょ」

渡辺さん:「いいんだよ、40年後のことより今日のFAXだ!!」



こういう人間がいるから地球温暖化が進むんですね。
じゃあ私はどうなのかというと、本日のものすごく地味なエコ。

普段はランチにおにぎりを作って持ってくるのですが、今日は時間がなくて断念。
お弁当を買いに行ったとき、割り箸を断りました。
地球の役にたったのだろうか……。

グルメだもん

2007-02-05 16:37:37 | Weblog
私はグルメです。

たとえご馳走してもらっても美味しくないときは

「美味しくない!」
と、文句を言うし、

たとえ高級でも満足いかない料理のときは

「つまんないもんでお腹いっぱいにさせないでよ。一食分損したじゃない!」
とも言います。


鮮度が肝心よね。
繊細さが肝心よね。
味も見た目も両方素晴らしくないとダメよね。



サナリの皆さまに言わせると

「失礼なヤツ」
「傲慢」
「いつか殺されるぞ」

などといわれます。
だって、グルメなんだもんしょうがないじゃない。



先日、隣の会社のK女史が、

「コーヒー淹れるけど飲む人」

と、おっしゃいました。


隣の美女&社長&デザイナー:「飲みます」

新人編集者:「牛乳があれば飲みます」

K女史:「冷蔵庫に牛乳があったわよ」

新人編集者:「わーい。じゃあいただきます」

K女史:「あ、これ賞味期限が1週間過ぎてる…」

隣の美女:「まあ、大変。お腹壊しちゃうじゃない」

新人編集者:「何言ってるんですか!1週間ぐらい。大丈夫ですよ」

隣の美女:「“●二家”じゃないんだから、そんなの使っちゃダメ」

新人編集者:「牛乳なんてヨーグルト状になるまでオッケーですよ♪」

隣の美女:「鮮度が肝心じゃなかったの?」

デザイナー:「繊細さがうんたらとか言ってなかった?」

社長:「商品が牛乳で味がヨーグルトでもいいのか?」



総ツッコミ。

に、肉は腐りかけが一番うまいというじゃないか。
牛乳は牧場の肉だ。
みんなわかってないんだから……。