マジック

ただいま料理の原稿を書いてます。

あれですね、16時近くなるとお腹空いてきます。
何かを食べたくなる。
特に書いている料理を食べたくなりますが、
当然今すぐは無理ということで、
お菓子を食べるかノッてきた原稿を続けて書くか葛藤ですよね。



今日はお友達のマジシャンのshowがあります。
今年初めてお邪魔します。

楽しみにしているぜ。


先日、会社の鍵をしめようとしてバックの中を漁っても
会社の鍵がなかなか出てきませんでした。
めんどくさいので、デザイナーに鍵を貸してと頼んだら、

「マジシャンのアシスタントしてたんだろ？鍵がなくてもしめられるだろう」


大馬鹿野郎です。
そんなもん、マジシャンでもできるわけないだろう。


いや……。
もしかしたら今日のマジシャンはできるかもしれない。
聞いてみようっと。

心配してる？

弊社の社長と隣の会社の社長の親友で、
フリーのベテラン編集ライター、Ｎ川氏がおります。
その方から電話がありまして、

「急きょ入院することになりまして……」


大変です。
が、肝心の社長は打ち合わせで不在。


新人編集者：「ど、ど、どうしたんですか？」

Ｎ川氏：「めまいがするのと、昨日の記憶が飛んでしまって」

新人編集者：「大丈夫ですか？」

Ｎ川氏：「今から精密検査を受けて、しばらく入院することになりました」


電話を切ったあと、

新人編集者：「大変です、Ｎ川さんが入院してるそうです！！」

隣の社長：「原因は？」

新人編集者：「めまいと昨日の記憶が飛んでるそうです」

隣の社長「二日酔いちゃうの？」（ちなみに彼は京都人です）

新人編集者：「いや、私もそういう突っ込みいれようかと思ったんですが、あまりにも声が真剣だったもので」

隣の社長：「んなもん、“昨日は俺と飲んでた”言うてみい、“そうやったっけな”言うて、おしまいやんか（笑）」

新人編集者：「心配してあげてくださいよ……」

隣の社長：「それとも痴呆が始まったんやないか？そしたら病院じゃなくて介護施設に行かな（大笑）」



と、話していると社長が帰社。
先ほどまでの顛末を説明すると、


社長：「記憶喪失？借金もないのになぁ（笑）」

新人編集者：「そういうことじゃなくて…」

社長：「俺も記憶喪失になりたいよ（大笑）」

隣の社長：「私も借金だけ忘れたいなぁ（大笑）」



親友だから言えるとはいえ、本当に口が悪い。
オヤジたちに何を言われるかわからないからおちおち入院もできやしない。

Ｎ川さん、無事をお祈りしております。

今日の社長

社長はＰＣを使用していてわからないところがあると、
声をかけずに、ジーーーっと私を見ます。
本日も視線に気づき、


新人編集者：「なに？」

社長：「いや、綺麗だなと思って」

新人編集者：「ありがとう。で？」

社長：「実はこれをこうしたいんだけど……」


まわりくどく聞くのはやめてください。




社長はアニメのキャラクターの名前がテキトーです。
わからないなりに説明するのですが、
つい先ほどのデザイナーとの会話で、


デザイナー：「これはどうするの？」

社長：「“ニフティ”の絵を入れたいんだけど」

デザイナー：「ニフティ？」

社長：「ニッフィーだっけ？」

デザイナー：「ミッフィー？」

社長：「猫の絵のやつ」


ミッフィーはウサギです……。


社長：「これこれ」

デザイナー：「“キティちゃん”じゃん」


混乱を招くのでちゃんと覚えてください。




今、社内が“獣”の匂いがします。
わかりやすくいえば、雨に濡れた犬の匂いというのでしょうか。
匂いのもとを探していたら、

社長がベランダで電話してました……。

もしかして、雨降ってる？
もしかして、社長は雨に濡れながら電話してる？
もしかして、社長が匂いを放ってる？

失礼だとは思いながら疑惑の視線を投げると、

「近所の銭湯に行ってくる」

タオルをもって出かけてしまいました。



本日、ネタ切れで社長にスポットをあててみました。

野球観戦

弊社は貧乏です。
だからというわけではありませんが、
エアコンを入れることは稀です。

理由としては社長がエアコンが嫌いだから。

汗をかきながら仕事をしておりますが、
おかげさまで効率があがりません。

南国を通り越して熱帯の弊社の特典は、
ビールをとっても美味しく飲めるという点だけです。


昨日は突然デートの誘いがありました。

「神宮球場で野球観戦しながら美味しいビールでも飲まない？」

というもの。
私としては、球場に行かなくてもすでに美味しいビールが飲める状態です。
野球を観なくても、ピッチャーでビール飲めます。えへ。

突然の誘いではあったけれど、別に用事もなかったので即答でＯＫ。
今日の対戦は西武対ヤクルト。
もちろんルールは知っておりますが野球好きではありません。
なので、誰がプレーしているか電光掲示板を見ても全然わかりません。
じゃあ、面白くなかったのかといえば、


めちゃくちゃ面白かったです。
まず、ビールがうまい！（それかい）
すごくいい席だった！（真剣に見ないくせに）
で、応援が面白い！（試合と関係ない）
東京音頭も楽しかった！（全然関係ない）

にわかヤクルトファンになって応援しましたが、
延長10回表で２点取られたのでたぶん負けたと思います。
なぜ、“思います”かというと、お腹が空いたので帰ってしまったから。
どちらが勝ったのかは今日の時点で興味ナシ。


さて、帰りに青山で中華を食べて帰りました。
10時過ぎて中華というのも危険ですが、
“山芋ラーメン”の魅力に負けて前菜3品にラーメン2種類。
私の食生活の中ではかなり味付けが濃い目でしたがなかなか美味。
さらにビールを飲んで帰路へ。


朝、起きたら顔が“ヨーダ”になってました。
昨晩の中華の塩分が効いている……。

それにしてもずいぶん背の高いヨーダだ。
こんな顔で会社に行って大丈夫だろうか？
社長にライトセイバーで斬られないか？


そして現在、顔は無事に元通り。
エアコンなしというサウナ効果が私を人間に戻してくれました。

弊社の特典は

「ビールを美味しく飲める」という他に

「ヨーダから人間に復活できる」というのがプラスされました。

社長に感謝。

校正

編集作業と一口にいってもいろんな作業があります。

企画出し
原稿依頼
原稿整理
スケジュール調整
その他諸々

その他に校正という作業があります。

校正作業は、誤字、脱字、用語の間違いなどの訂正、
カタカナや漢字、送り仮名の表記統一や、
人名や地名、年代や事実関係が正確に表記されているか、
文字の大きさや書体がレイアウトの指示通りかどうか。

これは校正を専門とする「校正者」というプロがおりますので、
校正作業はプロにお任せするのが一番安心です。


が、校正者も人間です。
間違いはあるんです。

ですから校正者が見落としてしまうミスを
編集者が見落としてしまっても仕方がありません。

だって、校正者は校正だけですが、
編集者は他にもいろんな作業があるし……。



新人編集者：「ねーさん、この漢字、明らかに間違ってますよね？」

隣の美女：「どれどれ」


その本は、某大手出版社から出ている某大物作家の小説。
文章の前後を考えても、漢字が違う。
そういうチェックを自然としてしまうところは職業病というのでしょうか。


隣の美女：「……。ホントだ。間違ってる」

新人編集者：「わーい、うれしいな」

隣の美女：「ホッとするわよねー。一流の出版社でもこんな間違いするんだから」

新人編集者：「そうですねー」

隣の美女：「私もさっき間違い見つけちゃったの♪」


見せてもらった本は園芸の本。
2つ表が入っていて、1つの表は8項目、もう1つの表は7項目。
両方8項目入っていなくてはいけない片方は項目が1つ抜けている…。


新人編集者：「抜けてるじゃないですか」

隣の美女：「そうなのよ♪」

新人編集者：「そうなのよって、これ……」


ねーさん、自分で作った本じゃないですか。（号泣）
他社の間違いでホッとしてる場合じゃないですよ。


ちなみに私は自分が編集した本は、
完成した後に読み返すことは絶対しません。
ミスが見つかったらどうするんですか。

世の中で一番怖いのは自分が編集した本かもしれない。