サナリ日記

貧乏でもがんばっている編集プロダクションの日常

宝さがし

2006-09-28 13:39:22 | Weblog
自宅のテレビで100チャンネル近く見れるようになりました。

当然、テレビを見ない私がお願いしたのではなく、
管理会社からの通達で強制的にケーブルテレビに加入させられました。
といっても、チューナーと工事費は大家負担です。

有料チャンネルもありますが、大半は無料チャンネル。
音楽番組や流行の韓国ドラマも見放題さ♪


隣の美女は、

「私だったら会社にこないでテレビ見てる」

と、おっしゃっておりました。
そうだった。隣の美女は
「テレビと結婚している」
といっても過言ではないくらい、大のテレビ好きでした。

私はというと、工事してもらった当日に説明を受け、
その日にチラッと見ただけで終了。
また無駄なものが我が家に増えてしまった。



さて、デザイナーが引っ越してくるので、昨日は社長と2人で大掃除。
いらなくなった資料、本、書類を整理し、資源ごみとして出しました。

ちなみに隣の美女は掃除に参加してません。
なぜかというと『捨てる』という行為ができないので、
結局、広げて元の場所に戻すということになります。
なんの解決にもならないので、ここは執着心の無い私と社長が大活躍。


狭い、狭いと文句を言っていた弊社。
よくもまあ、こんなに無駄なものがあったというほど大量のゴミを排出。
おかげさまでとっても広くなりました。

社長:「うちはゴミしかないのか?」

新人編集者:「うーん、お宝がちょっとは出てくるかと思ったら何もないですね」

社長:「まあな、金目のものなんて誰も持ってないしな」

新人編集者:「あれ?これは…?」


埃だらけの箱の中から古びたノートが出てきました。
茶色のハードカバーで、高そうな(といっても1500円くらい)ノートです。

社長:「あ、それはダメだ!」

新人編集者:「なになに!?」

社長:「よこせ!!」

新人編集者:「何よ、何が書いてあるの」

社長:「いいから、返せ」



あわてて取り返されたノート。
いったい何が書いてあったのか……。


本日、社長は午後出勤になるとのこと。
社長のデスクをふと見ると、昨日のノートが。
ちょっとだけ覗いてみました。

……。何も書いていない。
破いた形跡もない。

うーん、あのあわてよう。
きっと、何か書いてあるノートがこの部屋の中にあるんだ。


いろんな意味で『金目のもの』になりそう♪
今日も掃除しようっと。

努力

2006-09-26 16:47:49 | Weblog
昨日は原宿のデザイン事務所へ原稿を取りに行きました。

原宿。
滅多に行かない場所ですが、たまに行くと若さがあふれていていいですね。

そこで、若いギャルが話していた会話。


ギャル子:「……でさ、蝶々がとまったのよぉ」

ギャル美:「うそぉー。蝶って嫌い」

新人編集者:「私も嫌いぃ~」(←心の会話)


ギャル子:「私もぉー。でね、カバンを持つところにとまってさ」

ギャル美:「最悪ぅぅー」

新人編集者:「私だったらそのカバン捨てちゃうかもぉぉぉ~」(←心の会話)


ギャル子:「あれってさー、持ったら花粉が手につきそうじゃな~い?」

ギャル美:「わかるわかるー、絶対に花粉つくよね~」

新人編集者:「それって花粉じゃなくて、鱗粉っていうのぉぉ~」(←心の会話)



若い子との会話は楽しいです。
心の中でですけどね。





本日、出社するなり社長が

「がんばってこれやったんだよ」

といって、プリントアウトを見せてくれました。
推測するに、滅多に使ったことないエクセルで台割を作った様子。


新人編集者:「もしかしてエクセル?使えたの?」

社長:「お父ちゃん(←自分の事)がんばったんだけど、プリントアウトしたら罫線が入ってないんだよ。なんで?」

新人編集者:「ここを選択するんです。いいですよ、後は私がやります」

社長:「ごめんよー」


えらい!
エクセルを使おうとするその努力。
作品は20点だけど、その努力に100点満点あげよう。

社長がんばれー!!

神の声

2006-09-21 19:48:43 | Weblog
2ヶ月前に旧約聖書と新約聖書の原稿を頼まれました。
泣きながら書いてやっと終わったと思ったら、
全然別の会社から、旧約聖書と新約聖書の校正の仕事を頼まれました。

一昨年も旧約聖書と新約聖書の仕事を泣きながらした記憶が……。

これは
「悔い改めよ」
と、神からの啓示かもしれない。


さて、昨日あってはならない事件がありました。
大クライアント様から、新規の仕事をいただきました。

電話をもらったとき、
私は「本日、改めて18時に電話で連絡するから打ち合わせしよう」
と、解釈したのですが、
先方は「本日、18時に打ち合わせしよう」
いわゆる、「18時に会社に来てね」とおっしゃっていたらしい。
どこで解釈を間違えたのか思い出してもわかりません。


当然、私は18時に先方に行きませんでした。
18時半になって先方から電話が入り、

大クライアント様:「あれ、18時に来てって言ったよね?」

新人編集者:「え? 電話をいただけるとおっしゃってませんでした?」

大クライアント様:「違うよ、会って話をしようねって言ったじゃない」

新人編集者:「…え、そうだったんですか。申し訳ありません!」

大クライアント様:「なんだぁー、打ち合わせからせっかく会社に帰ってきたのに」

新人編集者:「本当にすいません、勘違いしまして…」

大クライアント様:「いいよ、もう。明日の朝10時にきて」

新人編集者:「はい、スイマセン…」



スイマセンの“セ”のところで電話が切れました。


あーあーあーあ……
やっちまったよーーーーー

やってはいけない過ちの上位にはいること。
最悪です。

昨日の夜は眠れませんでした。


本日、30分も前に先方に行って待っておりました。
大クライアント様の席で待っていると、出社していらっしゃいまして、

新人編集者:「昨日は大変申し訳ございませんでした」

大クライアント様:「ああ、いいよー」

新人編集者:「今後はこのようなことが絶対ないようにいたしますので」

大クライアント様:「いいよ、僕もね、わかりにくい言い方したなと思ったから」



……。

旧約聖書でいう「モーセ」がここに。
新約聖書でいう「イエス」がここに。

この大クライアント様に一生ついていこう。
本気でそう思った私でした。



最近、些細なことで激怒したりする私。
相手を許すという行為ができなくなっている私。
神の声が聞こえてきました。

「悔い改めよ」


あだ名

2006-09-19 16:48:32 | Weblog
私は社長とデザイナーに陰で「つうちゃん」と呼ばれていることが判明しました。

つうちゃん。
何の略なのかわからない。


「通」のつうちゃんか?
なにに通なのか。あんまり得意分野は見当たらない。

では何かの略か?


つう…


「鶴と亀が滑った。後ろの正面だあれ」の略。
あほか。

「つつましくて、美しい」の略。
あ、ありえない。

「強くて、初々しい」の略。
意味不明だ。

「月の輪熊のように凶暴で、ウルトラマンのように早く帰る」の略。
なんとなくありえそうな感じ。


結局わからなかったので、二人に白状させました。


答えは「痛風」
理由は「いつも高級料理を食べているから」
今は大丈夫でも、将来的に痛風になるだろうということで、「痛ちゃん」だと。


確かに、人のおごりで美味しいものをたくさん食べている。
逆に言えば、人のおごりじゃないとおいしいものは食べられない。
だって、貧乏なんだもん。

例えば、大田原牛を食べに栃木まで行くし、松坂牛を食べに三重まで行く。
豆腐を買いに、車で一時間半の距離を行くし、牛乳を飲みに牧場まで行く。
沼津まで寿司を食べに行ったり、大分まで関サバ・関アジを食べに行ったりする。
イタリアン、フレンチ、中華料理、懐石料理……。
高級店といわれるお店は必ず行く。


うーん、書き出してみると確かに痛風になる要素はある。
というか、人のおごりでよくここまでがんばっている。

そうか、痛風か。
風が吹いても痛いといわれる痛風。
やだなー。痛風になるともう美味しいものを食べることができなくなる。
ビールも飲めないし、甲殻類も食べられなくなる。

ちょっと心配になった私にひとこと。


社長:「痛風になってしまえ!ちくしょう」

デザイナー:「俺も痛風になりてえよ!うまいもん喰いてえ」


あら。うらやましかったのね。

ISDNのため

2006-09-13 18:09:11 | Weblog
先週一緒に飲んだ原田知世似の彼女と昨日は錦糸町で飲みました。


友達:「ブログ見たわよ。私ね、あのブログ読んで考えたの」

新人編集者:「何を?」

友達:「結婚して良かったことは何だろうって」

新人編集者:「お!何だった?」

友達:「“結婚しないの?”って言われなくなったことかな」

新人編集者:「なんだそりゃ…」

友達:「その代り“子どもはまだ?”って言われるようになった」



道のりは長い。




さて、弊社はいまだにISDNです。
ですので重い画像や重いデータを受け取ることができません。

ということで、なんとなくわかったのですが、
MSNのブログは重いので途中でエラーが出るらしい。
特に投稿するページは開くことができない。


なんか情けないです。
諸事情があり、光にすることができない弊社。というか弊社のビル。

snow-8様、蟹蝙蝠様、コメントを入れることができませんが、読んでおります。
インターネット環境が素晴らしい出版社に行ったら、こっそり書き込みしますね。