四季に暮らす

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ヨーロッパ鉄道旅行⑬帰国の途に

2015-05-29 | 旅行(*海外)
5/5(火)ホテルの朝食を食べて、チェックアウトrunrun
 
プラハから鉄道を乗継ぎながらフランクフルト空港へ移動し、
 
NH(ANA)224便/20:45フランクフルト発→14:55(5/6)羽田着
... で、帰国の途に着く予定です
 
列車の予約はいつもと同じくしていませんが、
接続候補の列車は可能性の巾も持たせて調べてありますpencilnote
 
*EC176(プラハ本駅発08:30→ ドレスデン中央駅着10:45)
         down
*ICE2440(ドレスデン中央駅発11:19→ライプツィヒ着12:24)
         down
*ICE1558(ライプツィヒ発13:11→フランクフルト空港駅着16:55)
 
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思えば... プラハ本駅の電光掲示板にEC176の入線ホーム番号がなかなかアップされないことも、何かの予兆だったのかもしれません ...
 
 
本当にぎりぎりの時間になってやっと表示され、掲示板前にたまっていた多くの人が、どっとホームへ移動して行きました
私達も人波に揉まれながらスーツケースを転がし、乗り遅れないように急ぎます
 
 
プラハ駅を名残惜しむ余裕もないままあたふたと列車に乗り込みました
一等車はまたここでもすいています
 
エルベ川沿いを走る、プラハ~ドレスデン間の車窓は美しいことで知られています!楽しみo(^-^)o
 
 
 
一時間も経たない頃だったと思います
後ろから来ている車掌さんと乗客の会話が耳に入ってきました
 
「バスに乗り換えてもらいます」「バス?」
 
あちこちで一様に驚きの声とどよめきが起こっていました
 
若い車掌さんが私達のところにもやってきました
鉄道パスを見せながら、乗り換え予定と行き先を告げると・・
 
「ドレスデンでバスに乗換えてライプツィヒに行って下さい」
「えっ?・・で、その後は?」
 「ここではわかりません」
 
ドイツ鉄道が、この日より6日間のストライキに突入したそうです!(5/5~5/10)
 過去最長・最大のストライキのようです!
 
予め予告されていたストなのかどうかは私達にはわかりません。。
ですが、乗客が皆、混乱を露にして車掌さんを質問攻めにしている様子からは、突然だったのかな・・とも思いました。。
 
夫のiPad経由で、マイルが使えそうなルフトハンザ(ANAと同じスターアライアンス)とエールフランスのHPから「ドレスデン空港→フランクフルト空港」の国内線の空席を調べてみることにしました
が、時々接続が切断されたり、揺れるのでミスタッチしたりでなかなかうまく検索できません。。
 
別の年配の車掌さんが、再度、私たちのところにやってきました
 
「ドレスデンで、駅のインフォメーションに行ってください」
 
帰国日の翌日から仕事がある夫が焦りはじめます
私が「なるようにしかならないよ~」と言って喧嘩になります(^-^;)
 
私は「空港行きのような重要路線では、きっと臨時バス便が出るに違いない!」と思いました
 
「ドレスデンに着いてから指示に従おうよ」と車窓の写真を撮り続ける私と、そんな私に呆れて調べ続ける夫・・
重たい空気が流れます...
 
 
 
 
 
■【ドレスデン中央駅】に着きましたexclamation2
 
ハブ駅なのに、今到着したこの列車以外に列車の姿は無く、閑散としています・・
 
 
 
 
 
私たちが乗っていた列車の乗客が、インフォメーションに並んでいます
 
 
《貼り紙》
 
 
並んだ列の、私達の順番になりました
 
時刻表の乗継ぎ予定をコピーしてラインマーカーした紙を提示しながら、フランクフルト空港駅行きまでを申し出ます
 
とても丁寧な対応で、かなり間引き運転されている運行予定の中から
 
*ドレスデン中央駅発13:14→ライプツィヒ着14:51
*ライプツィヒ発17:11→フランクフル中央駅着21:08
  R乗換→フランクフルト空港駅着21:23
 
・・の乗換えを抽出してプリントアウトしてくれました!
 
           ん?
 
焦りながら説明した私が、飛行機の出発時間を「20:45」ではなく「08:45」と言ってしまったことに気づきました!
飛行機は翌朝の便だと勘違いされたようです
この提示スケジュールでは、飛行機に間に合いませんっっ!
慌てて、、訂正して言い直します!!
 
「Departure time is 08:45 PM! 20:45 This evening!!!
 
「OH..!」と目を見張り、DBインフォメーションの女性も急いで検索し直してくれました
そして... 気の毒そうに.. 間に合う接続は無いことと、バスインフォメーションに行くように告げたのです。。orz..
 
すごすごと.. バスインフォメーションを探します...
 
構内を歩いていた別のDB男性スタッフをつかまえます!!
 
「(紙を見せながら)提示されたこの乗り継ぎでは、飛行機に間に合わないのです!バスはどこですか?」
 
インフォメで貰った紙に丹念に目を通した後、この男性スタッフも第一声「この列車の接続通りで大丈夫です!」と言います
どうやら焦っていた私がまた 08:45 と言ってしまったようで。。^-^;
 
「No!Too late!!」と語気を強める私に、フランクフルト中央駅から空港駅に行く行き方がわからなくて困っているのだと勘違いしたようで、夫に中央駅~空港駅~空港ターミナルまでの行き方を詳しく説明し始めました
 
そんなの私はとっくに調べて知っています!
 
夫は旅行の前日まで仕事で忙しかったので、細かい最後のアクセスまでは私からもまだ説明していませんでした
私にお任せでちんぷんかんぷんだった夫は、男性スタッフの話に大人しく耳を傾けています
 
二人の間に割り込んで、私は大声で叫んでいました!
 
「NO!(ノ`o´)ノ凸 ←ドスッ
 
気迫に押されたスタッフが私の顔を見返しました、すかさず・・
 
「Departure time is 08:45 PM! 20:45 This evening!!!
 
「えっ?今夜の飛行機だったのですか?今夜.. 東京へ??」絶句する男性スタッフ・・ 
 
「ここで少し待っていて下さい」と言い残し、別の女性スタッフをもう一人連れてきました
 
もう一度、今度は決して言い間違わないように気をつけながら、乗継ぎ予定だった内容を説明します
鉄道パスも、飛行機のeチケットも見せます
 
「OK!Taxi!ダイレクトにタクシーで空港に向かって下さい」
 
今度、驚くのは私たちの番ですヽ(゚o゚;)ノ 思わず聞き返していました
 
「You pay? Really?」
 
男性スタッフが女性スタッフにタクシー手配の指示を出し、しばらくすると女性スタッフがドライバーを連れて来てくれました
 
flag5「どうぞ気をつけて、残りもいい旅を!」
animal2「助かりました.. 感謝します.. タクシーだなんて..」
 
DBスタッフにお礼を言い、ドライバーと一緒にタクシー乗り場へ向かいました
 
しっかりした対応をしてくれたハンサムなDBスタッフでした..
あんな顔→(ノ`o´)ノ凸 したことを今さらながらちょっと後悔。。
もっとしおらしく可愛く言えばよかった。。
 
 
ドレスデン~フランクフルト空港 ≒ 東京~大阪 の距離です・・
 
 
 
 
アウトバーンを常時120~180㎞(時速)で突っ走り、途中トイレ休憩を入れながら、約4時間でフランクフルト空港に着きました@@
素晴らしいスキルの持ち主だった運転手さんにお礼を言って別れました
「ありがとう!お気をつけて.. 」
 
■【フランクフルト空港】
 
 
当初予定していた列車の到着時刻より早く着きました!
 
いくつかの条件がDBの基準に適合していたので適応されたことだったのかと思いますが、対応したスタッフがタクシー利用の判断をして下さったことは、身に余る有難いほどこしだったと感じました
 
空港内のレストランでホワイトアスパラガスとソーセージを食べながら、お世話になったたくさんの人たちを思い出していました
 
 
 
古いものを修復しながら大切に守り続けることは、新しく作りかえるより手間がかかることです
ヨーロッパで見ることができた古い歴史の足跡や美しい自然は深く心に残りました
 
でもそれ以上に、ヨーロッパの各地でお世話になり交流のあった人達の優しさや面影は、一生忘れることがないと思います
鉄道旅だったからこその出会いがたくさんありました
 
 
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本当にいい旅でした .. 思い出すたびに胸が熱くなっています..

 心からありがとうございました・・(✿◡‿◡ฺ)
 
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