上の写真のDaniel君は青年警察官です。
下の写真のHauke君は数学専攻の大学生です。
先週、日独国際交流の一環として、日本に二週間の体験学習に来ているドイツ人の青年が寿町を訪れました。彼らはドイツ在住でドイツ政府・ベルリン日独センターにより選出された職業訓練学校生や社会人をふくむ18歳~26歳のドイツの若者です。
さなぎ達での活動では、実際のボランティアを通しての体験から、多くの学びを期待して見学の予定を立てられたそうです。
参照[(http://www.niye.go.jp/)(独)国立青少年教育振興機構 国際課]
「さなぎの食堂」では午前11時から、14時まで…のお手伝い!
わずかな時間でしたが、さすがに「ボランティア精神」を小さい時から実践教育されているドイツの若者…言葉の壁も難なく飛び越して、積極的に自分から体を動かし、仕事を見つけ出しながら、食堂のスタッフやボランティアの人達、食堂のお客さんと親しく交流をして、有意義な半日を過ごしたようです。
夕方、さなぎ達の事務所に戻っての反省会では、「本当にとても素晴らしい経験が出来た」と、熱く語ってくれました。とっても疲れ切った表情をしていましたけれど、皆さん笑顔で、目がキラキラと輝いていたのが印象に残りました。
[「お荷物」の私達に、根気よく付き合って下さった食堂の皆さんへ]…とひとつづつ袋にパッキングをして、リボンをかけた小さなお土産まで頂いて…
こういう細やかな心遣いを、私たちは忘れかけているのかもしれない、と反省しきりでした。
食堂のボランティアをして下さっている菅野さんが、その日の様子を書いて下さいました。なごやかな食堂の様子が目に浮かぶようです。 ↓↓↓
『最初、突然青い目の若者二人のボランティアに、大丈夫かしら、とちょっと戸惑いました。
始めのうちこそ、通訳の方に仕事の内容を伝えてもらいましたが、その後は身振り、手ぶり、片言英語で必要なことは殆どすべて伝わりました。
おみそ汁と洗浄後の食器拭きをそれぞれ担当してもらいましたが、私達の心配をよそに難無くスムーズに慣れた手つきでした。笑顔でとても楽しそうに次々と仕事をこなしていました。
手が空いた時に小鉢の盛り付けや持ち帰り容器のラップかけ等も頼んでみましたが、これもとても要領よくこなしていました。お箸も結構上手に使っていてびっくりしました。
その後はタイミングを見計らって、自発的に仕事を見つけて手伝ってくれたり、よく気がついて大いに助かりました。
ボランティアを終えて、同じグループで来日している若い女性も加わり、お客さんと同じテーブルで昼食を食べている時、突然、「常連のお客さん」が大きな声で歌を唄い始めました。
何だかとても賑やかなテーブルの雰囲気に、その「常連のお客さん」もとても嬉しくなって、テンションも上がったのでしょう…。いつも物静かに食事をしている彼の歌声を初めて聞きました。それに併せて若者たちも歌い出して…とても平和で感動的なひとときでした。
文化の違いもあり、食堂でのいきなりのボランティアは少し無理があるのではと心配しましたが、仕事の流れに支障もなく、短時間にいろいろ手伝ってくれたので、私達はかなり楽をしました。
とても気持ちの良い笑顔でボランティアをしてくれていましたが、あんなに一生懸命働いてくれて少し大変だったかもしれません。
さなぎの食堂でのボランティアはどうだったか感想を聞いてみたいです。
ドイツ人の若者二人のボランティアはとても自然体で、同じボランティアとして学ぶ所も多多ありました。私達もとても良い経験をさせていただきました。』
日独学生青年リーダー交流について
平成8年の橋本首相とコール首相の日独首脳会談において、次世代を担う日独青年の交流が今後一層拡大されるべきであるとの認識の共有を確認し、平成9年6月のデンバーサミットで日独両国政府が共同で発表した「日独青年交流の強化についての共同発表」に基づいて、日本とドイツの青少年リーダーとして活動する学生、青年達が文化体験、意見交換、機関や団体で体験活動を行うことにより、青年リーダーとしての資質を高めるとともに、日独の相互理解と交流の発展を図ることを、目的としています。
下の写真のHauke君は数学専攻の大学生です。
先週、日独国際交流の一環として、日本に二週間の体験学習に来ているドイツ人の青年が寿町を訪れました。彼らはドイツ在住でドイツ政府・ベルリン日独センターにより選出された職業訓練学校生や社会人をふくむ18歳~26歳のドイツの若者です。
さなぎ達での活動では、実際のボランティアを通しての体験から、多くの学びを期待して見学の予定を立てられたそうです。
参照[(http://www.niye.go.jp/)(独)国立青少年教育振興機構 国際課]
「さなぎの食堂」では午前11時から、14時まで…のお手伝い!
わずかな時間でしたが、さすがに「ボランティア精神」を小さい時から実践教育されているドイツの若者…言葉の壁も難なく飛び越して、積極的に自分から体を動かし、仕事を見つけ出しながら、食堂のスタッフやボランティアの人達、食堂のお客さんと親しく交流をして、有意義な半日を過ごしたようです。
夕方、さなぎ達の事務所に戻っての反省会では、「本当にとても素晴らしい経験が出来た」と、熱く語ってくれました。とっても疲れ切った表情をしていましたけれど、皆さん笑顔で、目がキラキラと輝いていたのが印象に残りました。
[「お荷物」の私達に、根気よく付き合って下さった食堂の皆さんへ]…とひとつづつ袋にパッキングをして、リボンをかけた小さなお土産まで頂いて…
こういう細やかな心遣いを、私たちは忘れかけているのかもしれない、と反省しきりでした。
食堂のボランティアをして下さっている菅野さんが、その日の様子を書いて下さいました。なごやかな食堂の様子が目に浮かぶようです。 ↓↓↓
『最初、突然青い目の若者二人のボランティアに、大丈夫かしら、とちょっと戸惑いました。
始めのうちこそ、通訳の方に仕事の内容を伝えてもらいましたが、その後は身振り、手ぶり、片言英語で必要なことは殆どすべて伝わりました。
おみそ汁と洗浄後の食器拭きをそれぞれ担当してもらいましたが、私達の心配をよそに難無くスムーズに慣れた手つきでした。笑顔でとても楽しそうに次々と仕事をこなしていました。
手が空いた時に小鉢の盛り付けや持ち帰り容器のラップかけ等も頼んでみましたが、これもとても要領よくこなしていました。お箸も結構上手に使っていてびっくりしました。
その後はタイミングを見計らって、自発的に仕事を見つけて手伝ってくれたり、よく気がついて大いに助かりました。
ボランティアを終えて、同じグループで来日している若い女性も加わり、お客さんと同じテーブルで昼食を食べている時、突然、「常連のお客さん」が大きな声で歌を唄い始めました。
何だかとても賑やかなテーブルの雰囲気に、その「常連のお客さん」もとても嬉しくなって、テンションも上がったのでしょう…。いつも物静かに食事をしている彼の歌声を初めて聞きました。それに併せて若者たちも歌い出して…とても平和で感動的なひとときでした。
文化の違いもあり、食堂でのいきなりのボランティアは少し無理があるのではと心配しましたが、仕事の流れに支障もなく、短時間にいろいろ手伝ってくれたので、私達はかなり楽をしました。
とても気持ちの良い笑顔でボランティアをしてくれていましたが、あんなに一生懸命働いてくれて少し大変だったかもしれません。
さなぎの食堂でのボランティアはどうだったか感想を聞いてみたいです。
ドイツ人の若者二人のボランティアはとても自然体で、同じボランティアとして学ぶ所も多多ありました。私達もとても良い経験をさせていただきました。』
日独学生青年リーダー交流について
平成8年の橋本首相とコール首相の日独首脳会談において、次世代を担う日独青年の交流が今後一層拡大されるべきであるとの認識の共有を確認し、平成9年6月のデンバーサミットで日独両国政府が共同で発表した「日独青年交流の強化についての共同発表」に基づいて、日本とドイツの青少年リーダーとして活動する学生、青年達が文化体験、意見交換、機関や団体で体験活動を行うことにより、青年リーダーとしての資質を高めるとともに、日独の相互理解と交流の発展を図ることを、目的としています。