「さなぎの食堂」へようこそ!

食券一枚で三食、現金300円から暖かい食事の出来る食堂です。からだに優しい「日替わり健康定食」をお楽しみ下さい。

さなぎの食堂/さなぎの家リニューアルお披露目

2009-04-19 22:17:22 | Weblog
   「さなぎの食堂」土谷伊麻里シェフ

昨晩さなぎ達/さなぎの家のリニューアルのお披露目を無事終えることができました。ありがとうございました。

リニューアルということは、単に建物のみならず「さなぎ達」に携わるすべての者が、オープン時の初心に立ち返り原点を見つめ直す、精神のリニューアルの宣言でもあると思います。

大勢の応援してくださる皆さまのおかげで、「さなぎの食堂」も今年で7年めになりました。心から感謝申し上げます。

「さなぎの食堂」オープンの目的は、

「今、目の前にいるお腹を空かせた人に、美味しいものを食べてもらいたい… パン券を使って路上生活の人達にも暖かい食事を、屋根の下でゆっくりと食べてもらいたい……」  ということでした。

7年前とはパン券(現食券)の目的も、発行数も変わって来ていますが、現在の食堂は「さなぎの家」「ポーラのクリニック」「寿みまもりネットワークK.M.V.P.」と手を取り合って、寿町ホットラインの、言わば「前線基地?」の役割を担っています。

昨日の会にも、実に多方面の一線でご活躍の皆さまがご参加下さり、とても感激しました。
金さなぎ達理事も「昨日のパーティーで感じたことは、寿以外の皆さんが高い関心をもっていて下さっている、と言うこと、さなぎ達は誰でも安心して気軽に集まれる場所になっていること。時間をかけてさなぎ達がコツコツと存在し続けてきたこと。引きこもりを初めその境界を生きてきた若者の支持をえたこと。このようにいろいろ考えさせる出会いが沢山ありました。」ととても嬉しそうでした。

これからは常に自浄努力を重ねながら、支援をしてくださる皆さまのご期待を裏切ることのないような「さなぎ達」であり続けたいと思います。
今後ともどうぞよろしくお願い申しあげます。


「さなぎ達」山中修理事長」


「さなぎ達」櫻井武麿事務局長  「さなぎ達」事務局・川崎泉子






今朝の「朝日新聞」を見てください。

2009-04-07 10:40:48 | Weblog
朝刊を開くと、朝日新聞神奈川版の頁に写真入りで、食堂の記事が飛び込んできました!

大見出し「さなぎの食堂、宅配も目指す」
小見出し「寿町のNPO外出難しい高齢者らに」

2002年に肉やさんの大型冷凍庫(店全体が肉の保存庫で、当時は使われていなかったため、蜘蛛の巣が張っている状態でした)を改造して大学生やボランティアが協力して手伝いながら作った食堂も、現在では厨房の排水溝の老朽化がかなり激しく、大変厳しい環境でした。ご寄付をもとに小さな改修を繰り返してはきましたがついにそれには追いつかず、今回[横浜市先進的事業整備計画に係わる拠点整備費等補助金]を頂いてようやく抜本的な改修に手をつけることが出来たわけなのです。

厨房の衛生面も完璧になり、調理場も充実して大量調理が出来るようになったおかげで、かねてから土谷シェフが希望していたように「宅配サービス」を始めることも可能になりました。「ポーラのクリニック」「見守りネットワーク」と連携をして、病気や老齢のために食堂まで来られない方々のために美味しくて健康的な食事の宅配を始めたい……

土谷シェフはいつも言っています……「僕たちの作った料理がコトブキの人たちの最後の晩餐になるかもしれない……彼らに『おいしかった!』と言ってその食事を食べ終えてもらえたら、こんな幸せなことはない」……と。