サンズ・トーク

房総の名族 千葉氏と妙見信仰

県の名になった千葉氏は、平安時代から上総、下総の豪族として君臨、以後、時代の経過とともにその支族、分家が増え、武蔵、奥州へも進出した。
室町時代には、足利幕府と古河公方の対立に関わったり、鎌倉時代は源頼朝を支援したり、元寇の際には九州、肥前に出陣、更にそのあと、小田原の北条氏とともに関東一円の騒擾に加わり、豊臣秀吉の軍門に下るなど、盛衰を繰り返した。

当ブログに載せた、佐倉の臼井城に拠った臼井氏も千葉氏の一族。
http://blog.goo.ne.jp/san-gblog/e/19cae5906c00ca5a3f327ef3fd56448e

千葉氏は、妙見信仰を信奉し、今、千葉市にある千葉神社は日本有数の拠点になっている。
関西では、大阪府北部の能勢妙見山が有名である。

私がここで妙見信仰を持ち出したのは、千葉氏の一族、臼井氏の臼井城跡にも、星神社という妙見さんの神社があるのを披露したかったからである。

 
静まりかえる星神社。
屋根瓦に千葉氏の家紋であり、妙見宮のマークの日月紋が見える。


神社境内は巨木が林立し、臼井城の外郭は今畑になっている。

妙見信仰というのは、天の星のなかで、もっとも動かない北極星を万物の中心として神格化し、北斗七星とともに祀るものである。

古くは、陰陽五行説に由来し、更に遡れば、奈良・明日香の高松塚古墳の石棺の内部にも、日月、星辰(星座)が人物像とともに描かれている。
星座の北極、北は北辰、玄武とされていて、森羅万象の基とされている。

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