梅雨時の台風は珍しいらしい。
家庭菜園はこの時期、成長途中の作物が多く、うちも風に随分やられたのだった。
最も接近したときは、千葉市で最大瞬間風速35メートルとされていたので、ここらもそれくらい吹いていたはず。
こんな風では、我々素人はもとより、本職の農家だって被害を受けるに決まっている。
そんなことなので、インゲンマメのネットがくちゃくちゃになり、駄目になった。
ブロッコリは、実が膨らみつつあったのが、1方向に全部倒れた。起して支柱を立て、ひもで固定するのに手間を喰った。
トマトや茄子、ゴーヤなど、かさ高い作物も葉はちぎれ、軸は折れたりして大変。
地を這っているカボチャさえも蔓が痛んだ。
支柱やらビニール紐、鋏で修復するのに手を取られた。
大丈夫なのは、落花生と、定植したばかりの長葱ぐらい。小蕪や人参も育ったところなので大丈夫。
それと、今日、種から作ったきゅうりの苗が健在だったので、4本、慎重に畑に下ろしたのだった。
作業をしていたら、Kさんから四角豆の苗というのを2本いただいたので、始めてだが植えてみるつもりにしている。
素人百姓は、自然条件のなかで、一応ちゃんと育ったら収穫するということで、被害を挽回する作業も楽しみのひとつと思うべしなのである。どうせ、そんなに大掛かりにやっているわけじゃないし、自然のなりゆきには従うのであった。
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