サンズ・トーク

高山の陣屋跡

徳川幕府の元禄時代以降、高山は良材の産地として重用され、幕府の直轄領(天領)となった。
高山には、幕府から代官が送り込まれ、地方政治の中心だったが、当時の政庁がいま「高山陣屋」として保存されている。



陣屋の正面口



陣屋の庭園

当時、役所として必要とされた大広間、御役所、書物蔵、書役部屋、町年寄詰所、組頭詰所から、仮牢、白州、代官役宅も揃っている。
犯罪人を吟味するところには、拷問する仕掛けも展示されている。
御蔵には、陣屋としての行政文書や、調度品、領民の一揆など事件のさまざまを示す文書が陳列されているのが特に興味深い。

私の友人のHさんは、古文書の解読には一家言を有しているが、こんな人が見ると、旅のついでにとかいう安易なスケジュールでは済まされなくなるだろうと思ったものでした。

明治維新以後も、飛騨県、岐阜県など行政区画が変わっても、この地は拠点官庁所在地として賑わったらしい。
高山陣屋は、徳川幕府の郡代役所、代官所として、唯一整備された国の史跡なのでした。

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