増田寛也氏は、東京都知事選挙に立候補されている増田氏である。
彼は、日本創生会議の座長として、高齢化が進む日本の推移に警鐘を鳴らし、日本全土の均衡ある人口政策に貴重な提言をされている。
日本社会は、アベノミクスとか明るい側面が語られているけれど、本当は地方の人口減少が必然的で、今から都市政策、地方政策を講じてゆかなければ大変なことになる。そういう研究成果を訴えているのである。
この本、東京消滅の副題に「介護破綻と地方移住」とある。
東京圏は、高齢化が進み介護人材が不足する。そうすると、地方の介護人材も東京に集中してくるので、地方もますます過疎化が進む。
こういうことを防止、緩和するための強力な方策が待ったなしなのである。
この本は、日本のあるべき人口対策を的確に捉えているのである。
増田さん目下都知事選挙に立候補されているが、本当は、国にあって日本の都市政策、人口政策を調整してゆかれることのほうが有益なのではあるまいか。
