サンズ・トーク

北鎌倉の明月院(二)

明月院は、鎌倉幕府第五代執権、北条時頼ゆかりの寺で、信仰心厚い時頼の遺訓は今も伝えられているかのごとくである。
起伏のある寺の境内のそこここに、参詣する諸衆を包み込む慈悲の心が見て取れるのであった。



花想い地蔵。
人は誰しも、はかない花の想い出の中に生きています
大切な人との別れ、いとおしい物との別れ
そんな時、ふと目に止まった花が、どんなにか心を慰めてくれたことでしょうか





平家物語。
祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり
沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらわす
おごれるものは 久しからず
ただ春の夜の 夢のごとし



明月院は、月とうさぎの寓意をあらわしている。
苑内の一角には、うさぎが飼われてあり、そのかたわらには、栗鼠が餌を求めてやってくるのを間近かに見ることができるのだった。

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