手品の探求家

手品グッズ、DVDなど、手品について語っていきます。

エキスパンデッド・シェル

2008-02-24 14:16:46 | WGMの関連
「エキスパンデッド・シェル」

【収録内容】

デビッド・ロス「Coins Across」
4枚のコインが1枚ずつ手から手へ移動します。完成されたオーソドックスな手順です。

ダン・ハーラン「Rising Dough」
4枚のコインが積まれており、1番下が銅貨で残りは銀貨です。銅貨の位置が
1つずつ上昇します。

デビッド・ロス「Coin Through Grass」
コインがグラスの底を通り抜けます。

マーク・リバリッジ「Slo Mo」
コインがパースや観客の手に移動します。

デビッド・ロス「Coin Through Table」
4枚のコインが1枚ずつテーブルを通り抜けます。

ハリー・アレン「China Change」
ハーフダラーがチャイニーズコインに変わります。

デビッド・ロス「Photo Coins」
コインに挟んでいた紙に、選ばれたカードが写ります。

ジョン・アレン「Coins Across」
3枚のコインが1枚ずつ観客の手へと移ります。美しい手順です。

デビッド・ロス「Perfect Coin Thru Handkerchief」
コインがハンカチを貫通します。説得力のある見せ方。

マイケル・アマー「Shadow Coins」
チンカチンクです。4隅のコインが手をかざすと移動し、一カ所に集まります。

ギャレット・トーマス「Imagination Coins」
かなり挑戦的なコインズアクロス。4枚のコインが手から手へ移動します。
少しリスキーな感じはしますが、大変効果的な見せ方です。

**************************************************************************

シェルを巧みに利用したマジックを寄せ集めたDVDです。
お馴染みのWGMシリーズ、シェルコイン編です。

Coins Across、オーソドックスながらも、見習いたい手順です。
最初に、シェルを使ったマジックを練習するのに良さそうです。

Rising Dough、現象はちょっと地味ですが、地味に面白いトリックです。
最初の方は地味ですが、流れのあるマジックなので、ラストはとても面白いです。

Coin Through Grass、シンプルイズベストという感じで、これは演じてみたい
トリックです。何か別のマジックと組み合わせると良さそう。

Slo Mo、ちょっとややこしい感じがして微妙な感じです。

Coin Through Table、まぁまぁ普通に面白いと思います。
ただ、シェルを使ってまでやるかは微妙かな。

China Change、そのまんまやん!?って思いましたw
誰でも思いつくような使い方だし、演技で真ん中から白いの見えてるし、
観るだけ時間の無駄です。

Photo Coins、これは面白くて、ちょっと笑ってしまいました。
シェルコインと、紙、カードを使った、楽しい手順です。

Coins Across、この手順はなかなか良いと思います。
これはちょっと練習してみようかな。

Perfect Coin Thru Handkerchief、確かに説得力があって、いいトリックだと思います。
実際やるかどうか問われると、微妙ですが。

Shadow Coins、最後のシェルの処理は賢いな~と思います。
でもまぁ、やらないかなw

Imagination Coins、かなり大胆な手法で、ちょっと怖いです。
上手く見せれば、効果は大きそうです。
多分、やらないですがw

シェルを使ったマジックをするにあたって、色々と参考になりました。
ただ、どうしてもやりたい!、というマジックは少なかったです。
そもそも、シェルを買ったのは、コインマン・ウォーキングの「Coinvention
Crossing」をやりたかったからです。
それでも、デビッド・ロスの、「Coins Across」、「Coin Through Grass」
なんかは、練習しようと思います。

満足度=★★★☆☆

RESURR XION

2008-02-24 12:46:18 | トーン&レストアカード
「RESURR XION」

トーン&レストアカードのレクチャーDVDです。

フォースが必要ですが、ここで使われているフォースはかなり有用性が高く、
フォースとしてはかなり好きです。
たしか、このフォースは他のDVDでも解説されていました(忘れましたが、多分
ゆうきさんのDVDかな^^;)。

現象は、ビジュアルなトーン&レストアカードで良いと思います。
技法的には、TORNよりは難しめです。
準備も、面倒なUNRIPPEDと違って、比較的楽なのが良い所。
問題点は、最後に手渡しできないこと。
レインカードネイションもそうですが、手渡しできないのは痛いですね。

アイデアとか、破り方、くっつけ方などは参考になると思います。
しかし、やっぱりトーン&レストアカードはTORNが良いですね(今の所)。

満足度=★★★☆☆


Shuffles & Cuts

2008-02-23 21:49:18 | カードマジックDVD
「Shuffles & Cuts」

Rich Ferguson氏のレクチャーDVDです。

【収録内容】
Shuffles
Riffle、Table Riffle、In Hands Riffle、Bridge、Hindu、Overhand、Asian、
Back & Forth、Strip Shuffle、Top Packet Pull、Bottom Packet Pull、
Table Faro、In Hands Faro、Squaring、One Handed Squeeze、Verticle
Bridge、Pinky Bridge、One Handed Faro、Scissor Faro o Rich's Faro、Waterfall、Open、などなど

Cuts
Standard Table Cut、Hands to Table、Multi Hands to Table Cut、Center Cut、In Hand Cut、Multiple Table Cuts、Strip Cut、Charlier、Standard Pivot、Pivot Toss、Pivot Drop、Table Pivot、Swivel Cut、Palm Pivot、One handed Swivel、Revolve Cut、Revolve Pivot Cut、TripleCut、3Way、Clipping、Ferguson's 4 Way、Ferguson's 5 Way、Revolve Pivot、Scissor、Crazy Cuts、K10 Rollover Cut、Pressure Pullover Cut、Auto Cut、などなど

**************************************************************************

このDVDでは、22種類のシャッフルスキルと28種類のカッティングスキルが
レクチャーされています。

シャッフルでは、ファローシャッフルが参考になると思います。
特にワンハンドファローの仕方、3つの分け方が参考になりました。
分け方は手が大きい、関節が柔らかそうじゃないとできなさそうなものもあります。

カットでは、色々なカットが参考になりました。
中には、プロマジシャンが使っていたようなカットもあります。
3Way、Ferguson's 4 Wayなどは配列の変わらないカットで、是非覚えておきたいカットです。
Crazyは、フラリッシュ的なカットで好きです。

色々なシャッフルとカットがあるので参考になりました。
シャッフル、カットのバリエーションを増やしたい人には良いかもしれません。

満足度=★★★☆☆

グリーン・マジック 6巻

2008-02-23 13:30:43 | カードマジックDVD
「グリーン・マジック 6巻」

レナート・グリーン氏のレクチャーDVDです。

【収録内容】
スナップディール、レーザーディールを使った演技の解説。

Sleights(技法)
Lateral Palm、Snap Deal、Laser Deal Performance/Explanation、
The Flexible Deck、Lateral Steal Color Separation、Lateral Vanishing
Deck/Color Separation、Selection Transposition、Xirtam (cards under
coins、) Drop Cull Separation、5-Q、RSF Royal Flush Routine、Angle
Separation Variation

「Xirtam」(Bonus Routine)
タイトルはマトリックス(Matrix)を逆さから読んだものです。4枚のコインの下に
一枚ずつカードを置いていきますがカードがすべて見えなくなります。
マジシャンは見えないカードが一箇所集まると言いますが、観客は信じません。
しかし、1枚のコインの下から4枚のカードが突然現れます。

**************************************************************************

最近、昔やっていたトレカをヤフオクで売りまくってます。
3,4年ぐらいやっていたので、かなりの量があるんですよね^^;
カード1枚で、2、3千円とかだったり、今となっては、なんであんな紙切れが
そんなに価値があるんだろうと不思議だったり。
とりあえず、売った分はマジックの資金にも当ててます。

DVDを観賞しましたが、難しすぎて眠たくなってしまいましたw
スナップディールを駆使したマジックは、どれも難しい・・・
レーザーディールは素晴らしいですが、到底真似しようとは思えません。
しかし、スナップディール、ラテラルパームの有用性を再認識しました。
デック中央に置いたように見せる、1枚のスナップディールは是非習得したいですね。
Separation系は、マジックにおいて使えそうなものがあるので、参考になると思います。

自分のショボさを再認識させてしまうようなDVDw
とにかく真似できないような、独特のマジックだなという印象。
スナップディールを習得したい人には、良いDVDだと思います。

満足度=★★★☆☆

ベア・ハンデッド

2008-02-23 09:48:41 | コインマジックDVD
「ベア・ハンデッド」

キルク・コキノス氏のレクチャーDVDです。

【収録内容】

Coins Through Table
少し変わったコイン・スルー・テーブル。最後のコインは観客の手の上へと落ちます。

CTP
コインの消失。一瞬です。

Space Shuttle Pass
キルクのオリジナルなシャトルパスです。

FreakCoinCy
手に握ったコインが消え、すぐ現れます。ちょっと美しさに欠けます。

Kirk's Coin Vanish
テーブルに置いたコインの消失です。手をコインに重ねます。手は全く動かないの
ですが・・・手を除けると、コインは消えています。

Kirk's Coins Across
キルクのオリジナル技法を用いたコインズ・アクロス。手を完全に開いた後の手に
コインが移動します。

Angel Coins
コインの消失です。この美しさは、数あるバニッシュの中でも、間違いなく5本の
指に入るでしょう!素敵な余韻が残ります。

**************************************************************************

Coins Through Table、ちょっと微妙だなと思いましたが、最後のコインが
観客の手の上に落ちる部分は、非常に不思議でした。
これは色々と面倒ですが、感心しました。

CTP、一瞬でコインが消えるので不思議です。練習すれば結構使えそうです。

Space Shuttle Pass、参考になりましたが、手の形が若干怪しいので、普通のシャ
トルパスの方が良いです。

FreakCoinCy、正直なところあんまり良くない。なんか不自然で怪しいw

Kirk's Coin Vanish、不思議ですが、この手の込みようはマニア向けかな。

Kirk's Coins Across、基本的にこの手法があまり好きじゃないので、なんとも
いえません。しかし、コインマジックをよくする人には参考になると思います。

Angel Coins、このバニッシュは素敵です!非常にクリーンで不思議すぎます。
期待されるほどのものではありませんが、これは是非覚えておきたいバニッシュです。

ボーナスで、カードトリックが1つ解説されています。なんか、これは結構使えそう。
コインマジックのDVDなのに、Angel Coinsの次に参考になったかもw


コインマジック素人の自分が言うのもなんですが、コインマジックのある程度
マニア向けな内容な気がします。
といっても、CTP、Angel Coins、FreakCoinCyなんかは、初心者でも大丈夫
なトリックだと思います。
演技は不思議で、楽しく観ることができました。

満足度=★★★☆☆



エキセントリック 3巻

2008-02-22 12:29:14 | チャーリー・フライ氏関連
「エキセントリック 3巻」

チャーリー・フライ氏のレクチャーDVDです。

【収録内容】

ECCENTRICK CARD MANIPULATION
仕込み不要で極めて実用的なステージカードのルーティン。

STRUGGLING JUGGLING
マジックネタを織り込んだジャグリング

THE OLD BALL VASE
スポンジボールを使ったボールベースのルーティン。飛行の現象に加え、分裂や、
巨大化があります。不思議です。

RING & ROPES
リング(かなり大きい輪っか)とロープの手順。面白いムーブ満載です。

PSYCHO
かっこいいオープナーからのマクドナルド4エースの改案。

HAT & CANE PENNY AND PENDULUM KNOT NOW
帽子とケーンのジャグリング。コイン・ロープの小ネタ。

THE JONGLEUR'S MONTE
サイドウォーク・シャフルのジャグリング的な見せ方。

FAREWELL
驚異のパフォーマンス集。解説はありません。

**************************************************************************

観賞用という感じのDVDです。
ジャグリングなんかは、まず無理です^^;
演じたいというものはあまりありませんが、参考になる部分は色々とありました。

ECCENTRICK CARD MANIPULATION、凄い、面白いの一言です。
ミリオンカードができたら良いなぁ、と思ってしまいます。

THE OLD BALL VASE、知っていると思って観ていたら、かなり不思議でした。
大きめのスポンジボールのバニッシュも参考になります。

RING & ROPES、リングとロープを使ったマジックはやらないと思いますが、
このルーティンは、すごく面白いです。
リングとロープを使うマジックをやるなら、参考になることが沢山ありそうです。
ロープが首を貫通する部分は、ロープドインに収録されていたのより不思議で、
お手軽なのでやってみたいです。

PSYCHO、マジックらしいマジックです。4Aプロダクションは簡単です。
2、3、4と順番にフリラリッシュ的に取り出しますが、これは少し参考になりました。
マジック自体も面白く、これは実用的だと思います。


半端なく凄くて、面白いです。
マジックとして使えるものもあって、参考になりました。
しかしこれは、演技を観てるだけの方が楽しいですねw

満足度=★★★★☆(観賞用として)


コバート・コインズ パート1

2008-02-22 09:06:37 | コインマジックDVD
「コバート・コインズ パート1」

チャーリー・ジャスティス氏のレクチャーDVDです。

【収録内容】

Stealth Dump
3枚だと思わせながら4枚のコインを握らせるテクニック。極めて巧妙です。
コインズ・アクロスのクライマックスにお使いください。

Fingertip De-Shell
指先でシェルを外す方法。1枚が一瞬で2枚になります。幅広く使えるテクニックです。

Shellswitch
左手のコインを右手で取り上げますが、実際には左手に残ったままになります。
右手の1枚が2枚になるので、強い錯覚が生まれます。

Transwitch
1枚のコイン以外には何も持っていない事を示しますが、実際には2枚持っています。
シャトルよりもあらためとして強力です。複数枚でもできるので便利です。

Fly Out Production
フィンガーパームからのプロダクション。これはまあ普通です。

Toss Over Shell Switch
右手のコイン+シェルからインサートだけを左手へ渡します。右手にはシェルを
表向きの状態で残します。

Pursubtlety
パースからコインを取り出す振り。コインはパースに残ったままになります。
すばらしいパースのサトルティを覚えてください。

Muscle Pass Pitch
マッスル・パスを使ったチェンジ・オーバー・ムーブ。応用として、空の手からの
プロダクションもしています。

Fingers Open Grip
ポケットからコインをどうどうとロードしつつも何も持っていないように感じさせ
るサトルティ。

The Skinny
収録技法を組み合わせた手順。コイン3枚のプロダクションから3フライへ。

**************************************************************************

最近、ヤフオクで安めのシェルコインを買いました。
あとモルガン・コインも欲しくなってきました・・・、レプリカならあるんですが。
とりあえずやっとこさ、シェルコインの領域に入門です!

Stealth Dump、かなり巧妙で面白いです。シェルは関係ありません。

Fingertip De-Shell、基本的な感じがします。これは、必須テクニックそう。

Shellswitch、コインマジックの流れの中で使えそうな技法です。

Transwitch、これは覚えておくと、非常に便利そうなので、身につけておきたい技法。

Fly Out Production、いたって普通です。コインプロダクションといえば、デビッド
ストーン氏が上手くて憧れます。

Toss Over Shell Switch、シェルを表向きの状態で残せるので、便利そうです。

Pursubtlety、これはとても賢いと思いました。この手の手順では、この技法を
使いたいと思いました。

Muscle Pass Pitch、これは、基礎とはなんぞやコイン編のマッスルパスのフリー
トーク?で、ふじいあきらさんもやっていました。
これは、是非ともマスターしたいものです。
マッスルパスを使ったコインのプロダクションは、ノーブルザダ氏のダイレクトな
プロダクションに対して、見えないコインという感じのプロダクションです。


解説されるマジックは1手順だけで、あとは技法のレクチャーです。
コインマジック好きか、マニア向けな内容な気がします。
結構安いので、コストパフォーマンスは良いほうかと思います。

満足度=★★★☆☆

The Muscle Pass

2008-02-21 20:05:30 | コインマジックDVD
「The Muscle Pass」

マッスルパスのレクチャーDVDです。

ショップの記載記事より、
コインが物体を貫通します。重力は無視!時間を巻き戻します。
マッスルパスはコインマジックを文字通り目をむくようなものにするテクニックです。
マスターするのは困難ですが、効果は絶大です。

かれこれ1年近く、手遊び感覚でマッスルパスの練習をしていたため、
一応、両手でできるようになりました。
最初の頃は、片方の手で押さえこまないとできませんでしたが、
クラシックパームポジションからできるように矯正したため、クラシックパーム
をする要領でできるようになりました。
飛ばせる距離は、長くてもそこまで意味がないと思うんですが、右手でハーフダラー
を使う場合、全力で頑張って40cm~50cmぐらいかな。反動をつけたら、もっといけ
そうですが。左手は20cmぐらいかな^^;

とはいえ、マスターとは、まだまだほど遠いレベルで、重力に反するような感じで、
フラリッシュとしてしか使っていませんでした。
それに、物を持った状態で行うには、かなり難しいです。
このDVDは観る必要ないと思っていたんですが、フラリッシュ以外に、何かマジック
に使うアイデアが参考になるかなと思い、観賞してみました。

DVDでは、ワンダラーサイズのコインが使われているようです。
自分の場合、ワンダラーを持っていなかったので、ハーフダラーで始めました。
もしかしたら、最初はワンダラーサイズの方が、やりやすいのかもしれません。
基礎は早送りで観てないので、なんともいえませんw

親指と人差し指でのキャッチは、難しいですがマスターしたいです。
DFコインを使う時には、このキャッチを使うことになりそうです。

コインプロダクションはちょっと面白いです。
マッスルパスを使ったプロダクションは、最新コインマジック徹底解説にも
載っていたような、なかったような(自分の5割はいいかげんさでできてます)。
バニッシュも面白いですが、これは難しそうです。

コインスルーテーブルは、下からやる場合、角度に弱いのが難点かな。
あと、透明なテーブルじゃないとできないのも痛い。

コインスルーグラスも面白いんですが、ビンの外側同士が貫通するより、
ビンの底を貫通して、中に入る現象にした方が良いかな。

コインズアクロスはなんというか、分かりにくい。
このやり方より、都々さんのやり方の方が良いです。

クレジットの女の人のマッスルパス?を観た時は、一瞬ビビりました。
よく観たら、逆再生でしたw

マッスルパスはコイン1枚あればできるので、お手軽で便利です。
若干大変ですが、覚えておいて損はないかと思います。
覚える分には、色々なサイトで解説されているので、DVDを買う必要があるかは
分かりません。
マジックへの応用は、多少参考になりました。
コインスルーグラスは、意外に面白いので、もう少し何か考えてみようと思います。
なんか、ワンダラーが欲しくなってきました・・・

満足度=★★★☆☆

Card Stunts

2008-02-21 11:07:05 | カードマジックDVD
「Card Stunts」

Rich Ferguson氏のレクチャーDVDです。
同名のグレゴリー・ウィルソン氏のDVDとは別物です。

カードのオープンの方法・カードの見せ方・カードの配り方などなど、
40のスタントと5ボーナスのディーラースタントがレクチャーされています。
このDVDは、カードゲームをするためのディーラーのためのレクチャーDVDと
いうことらしいですが、マジックにおいても使えそうな技法があります。
ちなみに、技法の解説のDVDであって、マジックの解説はありません。

Explosionは、2枚のカードをかっこよく、一瞬で分裂させる方法です。
名前の通り、爆発という言葉が相応しく、これで4Aプロダクションをやると
かっこよさそうです。これは、マジシャンでもやっている人を観たことが
あります(多分、ジョシュア氏とか)。
これは簡単なので、是非覚えておきたい技法です。

Whirls、1枚のカードを指の上でクルクル回す方法。クルクル回した状態で、
上に飛ばすのは、ちょっとかっこいいです。

Palm Changes、2枚のカードで行うカラーチェンジで、これはちょっと参考になりました。

SPRING SET、片手でデックの一番上のカードを、クルっと飛び跳ねる感じで1回転
させる。これも使っているマジシャンがいたような、いなかったような。
これぐらいなら、手遊び感覚で覚えておくと楽しそうです。

Buckles、カード版、マッスルパスという印象です。ポジションなどは全然違い
ますが、カードを上に飛ばすことができます。

BOOMERANGS、カードをブーメランのように飛ばします。
今までこれができなかったのは、指のポジションが悪かったようです。
たしか、グレゴリー・ウィルソン氏のCard Stuntsの中で解説されているやり方
は、小指だけが外側だったと思います。
この解説のやり方は、薬指も外側にしていて、やりやすいです。
また、箱を使ったり、2枚でのブーメランカードも面白いです。
ブーメランカードは、是非ともマスターします。

OSOS TOSS、1枚のカードを横に飛ばすだけですが、変わっていてちょっと面白い。

Pinch、1枚のカードを飛ばす技法です。これは上に飛ばすと、ブーメランの
ように飛びます。
「プラクティカル・クロースアップ・マジック」の4A productionの最後は、
これと大体同じやり方だったと思います。


使えそうな技法もあれば、使わないような技法もありますが、演技・解説は
観ていてなかなか面白かったです。
カードの扱いに興味がある人には、良いかもしれません。

満足度=★★★★☆



インライトゥンド・カード・マジック

2008-02-20 10:45:32 | カードマジックDVD
「インライトゥンド・カード・マジック」

ルイス・オテロ氏のレクチャーDVDです。

【収録内容】
Otero Opener
オープナーにピッタリのインパクト、ビジュアル、手軽さを備えています。
観客に選んでもらったカードをデックに戻します。ワンカットで見つけ出す
と言ったものの・・・演者は失敗してしまいます。しかし、そのカードを
デックの中程に入れ、少し振ると・・・裏返り!さらに、振ると・・・表返りま
す。そのカードはもちろん、観客の選んだカードです!

Transposition By Estimation
観客が選んでもらったカードを当てる、観客が自由に言った枚数を瞬時に
取り出す、観客が押さえていたカードと選ばれたカードの入れ替わりが巧い
具合に組み合わされた現象です。

Card To Bill Change
観客が自由に選んだカードが、紙幣に変化します。非常にビジュアルです。
選ばれたカードはというと・・・なんと、演者のポケットから出てきます。

Cartogami
観客に選んでもらったカードにサインしてもらいます。そして、お札にも
サインしてもらいます。このお札は折りたたみカードケースに入れてしまい、
サインカードはデックに戻し、シャッフルします。演者はデックを後ろ手に
回し、サインカードを見つけてみせるといい、トライするが失敗します。
そこで、演者はケースの中のお札を取り出し、折り紙をします。すると
カードに変化します。そのカードはサインカードです。ケースをもう一度、
開けると・・・お札が入っています。もちろん、サイン付きです。

Super Jazz Aces
ピーター・ケーンのエースアセンブリ(ジャズ・エーセス)のバリエーション。
最後にひと展開あります。

Rapidigitation
カードを弾いていき、観客に1枚のカードを覚えてもらいます。演者はカードを
テーブルにスプレッドします。その後、演者はスプレッドをひっくり返します。
カードは波打つようにひっくり返っていきます。演者はそのカードの波から
瞬時に、そして華麗にカードを抜き出してしまいます。

Record Aces
4枚のエースを抜き出し、デックに戻します。そのデックを混ぜに混ぜた後、
演者はいとも簡単に4枚のエースを取り出してしまいます。最後は・・・

Vanishing Collectors
選ばれた3枚のカードをデックに戻し、シャッフルします。予め、取り出して
おいた4枚のエースのうち、1枚をデックのトップにのせ、少し振ります。
すると、エースは消えてしまいます。残りの3枚も同じように消えていきます。
デックを広げると、エースが表向きに出てきます。その間には、裏向きの
カードが3枚挟まっています。もちろん、選ばれたカード3枚です。

Customized Coincidence
パワー・オブ・ソートのバリエーション、ワンデックで行います。自由に
選ばれたカードのメイトカードが偶然に出現するのは不思議すぎます。
バラバラに混ざったデックのはずなのに、最後は全てメイトカードが揃います。

**************************************************************************

ルイス・オテロ氏は、このDVDを観るまで知りませんでした。
かなりの凄腕です。
映像が若干古い感じで観にくいですが、それほど問題はありません。

Otero Opener、これは素敵です。
裏返り、表返る現象は、非常にビジュアルで素晴らしいです。
マニアでもかなり受けそうなトリック。
難易度はかなり高いですが、これは是非とも覚えたいマジックです。

Transposition By Estimation、収録内容の説明通り、3つが上手い具合に
組み合わされたマジックという印象。
これは、ちょっとやってみたいです。

Card To Bill Change、カード→紙幣の変化は、凄くビジュアルです。
カードのカラーチェンジと違って、使いどころは難しそうですが、
変化のインパクトがかなりでかそう。

Cartogami、ビルチェンジのカードを使う版というマジック。
マニア受けはしそうにないですが、一般受けは良さそうです。

Super Jazz Aces、ラストの展開は好きです。
ただ、もう少しだけ、現象を分かりやすくしたいかな・・・
このラストは、ゆうきさんのDVDでもあったような気がします。

Rapidigitation、これはカッコいいカード当てという感じです。
これは面白いので、是非覚えておきたいです。

Record Aces、最後の展開は、「まさか、、、まじっすか?」っていう展開です。
素直に観ていたら、ちょっと予想外の展開に、かなり驚きました。
かなり緻密に練られた手順で、かなり賢いです。
また、デックの配列を崩さない、4Aプロダクションは参考になりました。
これはいつか演じてみたいマジック。

Vanishing Collectors、まずファローシャッフルを使う所は賢いな~と。
そして、パスとかを普通に使うため、難易度はかなり高いですが、
素晴らしいトリックだと思いました。ちなみに、ここでパスを使うよ!って
感じで、パス自体の解説はありません。なので、マニア向けかな。
それでも、スキルアップを兼ねて、練習してマスターしたいマジックです。

Customized Coincidence、かなり不思議ですが、ちょっと長いかな。
パーフェクトファローシャッフルができないとダメだし・・・
メイトカードが揃う系は、シバザクラ・コインシデンスの方が断然に簡単で
好きです。あと似たマジックで、コロンビーニ氏のJumbo Coincidenceも好きです。


全体的に難易度が高いですが、演じてみたいマジックが多かったです。
ピンキーカウント、パーフェクトファローシャッフル、パスなどなどが必要です。
中でも、パーフェクトファローシャッフルは必須かと。
今の所、これらは到底人前でできるレベルじゃないので、練習しないといけません^^;
正直、ハーフパスならまだしも、クラシックパスはキツイなぁ・・・

それでも、カードマジックのスキルアップにはもってこいなDVDでした。

満足度=★★★★☆