手品の探求家

手品グッズ、DVDなど、手品について語っていきます。

インポッシブル・カード・マジック

2008-02-03 13:51:39 | カードマジックDVD
「インポッシブル・カード・マジック」

レイ・コスビー氏のレクチャーDVDです。

【収録内容】

Deep Thought
数枚から観客が心に思ったカードを当てます。

Freedom Of Choice
観客が自由に選んだ4枚のカードがすべてA。

Half Right
デックをはじくと1枚カードが飛び出てきますが、そのカードは半分にちぎれています。
そのカードを観客につまんでもらうと、1枚のカードに戻ります。

Jack In Box
ケースの上に置いたJをはじくとケースの中に入る。

Oil And Water
クリーンで、ビジュアルなオイルアンドウォーター。

The Other Cheek
3枚のカードを裏向きに持ち、手を振ると。1枚ずつ次々表返る。

Out Of Space
4枚のKの間から3枚のAが現れ、4枚のKが最後のAに変わる。

Pac Jacks
右手にデック、左手に2枚のJを持つ。手を振ると観客のカード以外が2枚のJの間か
ら現れる。右手に残った1枚が観客のカード。

Raise Rise
デックから突き出ている観客のカードが、手を振るだけで少しずつ上がってくる。

Recased
カードケースから取り出したデックが、いつの間にかまたケースに収まった状態に
戻っている。

Smudge
カードケースを掃除機に見立て、それでダイアの3のカードをなでると真ん中のダ
イアのマークが取れてダイアの2になる。カードケースを開けると中からダイアのA
が出てくる。

Venus Fly Trap
2枚のQの間に、一瞬で相手が選んだカードが挟まります。

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タイトル通り、まさにインポッシブル(不可能)と思えるようなマジックばかりでした。
半端なく不思議で面白いマジックばかりですが、もう半端なく難しいです^^;
とにかく、解決方法は賢さより、テクニック!な内容です。

Jack In Boxは、一瞬でJが消えるので、とてもビジュアル。
難易度は、そこまで難しくはないです。
こういうのは、使いどころが微妙ですが、結構好きです。

Oil And Waterは、最後の手順がとても不思議で面白いです。
4枚の赤いカードと、4枚の黒いカードを使いますが、4枚の赤と黒が分離した状態から、手を
かざすと一瞬で4枚の赤と黒のカードが交互に混ざります。
このラストの部分が難しい!

The Other Cheekは、3枚の裏向きのカードが、1枚づつ表返っていくのが、凄いビジュアル。
ありえないぐらい不思議な分、半端なく難しいです。

Raise Riseは、半端なく不思議で面白いです。
下の方に入れたカードが、少しづつ上がってきて、最後は一番上まで上がってくるのは、
もの凄くビジュアル。
そして、解説を見て、半端ね~って一人で思わず言ってしまうぐらい、半端なく難しいw
全部は無理でも、部分的にアンビシャスルーティンに入れたいテクニックです。

Recasedは、この人、ほんま無茶するわ~という手順。
もっと楽させてください・・・

Smudgeは、不思議で、軽くストーリーもあるマジック。
これは、考えてるな~という賢い部分がありますが、やっぱり演者の負担大は否めない。

レイ・コスビー氏の凄さを目の当たりにして、自分の技術の不甲斐なさに、軽く自信喪失・・・
レイ・コスビー氏は、ハイレベルなことを、平然とした顔でやってくれます。
難易度は自分の技術レベルを基本にしてるので、人によっては、なんだ簡単じゃん!って
いうのがあると思います。
このDVDを観てる時は、半端ね~とか、一人でぶつぶつと独り言が多かった気がします^^;
とりあえず、演技を観るだけでも、十分に楽しめるDVDでした。

満足度=★★★★☆(鑑賞だけなら★★★★★)


クロースアップ・アップクロース 3巻

2008-02-03 10:33:02 | ジョシュア・ジェイ氏関連
「クロースアップ・アップクロース 3巻」

ジョシュア・ジェイ氏のレクチャーDVDです。

【収録内容】

Trumped Triumph
観客に1枚のカードを引いてもらいます。マジシャンはデックを表裏がバラバラに
なるように混ぜ始めます。観客のカードもその中に入れてさらに混ぜます。ところ
がデックを広げると観客のカードのみ、表向きで出てきます。デックを揃え再度広
げると、今度は観客のカードと同スートのカードが、A~Kの順に並んで表向きに出
てきます。

Triumph in Aces
デックを表裏バラバラになるように混ぜます。この状態で、Aを1枚ずつポイポイ取
り出します。3枚出たところでデックを広げると、デックは全て表向きに揃ってお
り、最後のAが裏向きで現れます。

Triple Thought-of Card
よく混ぜてもらったデックから、マジシャンと観客2人が適当に4枚ずつカードを抜
き取ります。それぞれのパケットを良く混ぜ、さらにパケットを交換して混ぜ、ど
こに何があるのか分からなくします。3人はそれぞれ左隣の人にパケットの表を見
せ、1枚心の中で覚えてもらいます。覚えたらパケットをデックに戻し、混ぜてし
まいます。マジシャンは見事にデックから3人の覚えたカードを抜き出します。

Back in Time
スタンドアップで行うトライアンフ。テーブルを使わず、比較的簡単に出来ますの
で、実用的です。

Pseudo Centers Transpo
センターディールのデモンストレーションとして、デックの真ん中に挟んだ裏向き
のQを配ります。ところがその表を見るとAになっています。Qは内ポケットから取
り出します。

Overlap Hitchcock
スローモーション・フォーエース(Jを使っていますが)と思わせておいて、最後は
マスターパケットでは無く、3番目のパケットに全てのJが集まります。

Paradise Ace Plus
デックを混ぜ4つに分けると、それぞれのパケットのボトムからAが出てきます。
しかし、1つのパケットでは5が出てきます。パケットを取り上げ配って行くと、5
枚目がAです。Aまでに配られた4枚と合わせると、ロイヤルフラッシュになります。

Deja Vu Collector
3人にカードを引いてもらい、デックに戻します。4枚のAを取り出し、1枚テーブル
に置きます。しかし、手元には4枚のAがあります。また、1枚テーブルに置きます
が、これまた手元に4枚のAがあります。これを繰り返すと、Aが増殖します。おま
じないをかけると、4枚のAの間に一枚置きに観客のカードが入った状態になります。

Bluff Shift
ブラフパスのバリエーションが3品。

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風邪がひどかったので、ボーっと観てました^^;

Trumped Triumphは、ジョンバノン氏のPlay it straightのバリエーションかな?
英語が全く分からないので、なんともいえませんが、Play it straightよりも不思議です。

Triumph in Acesは、エースの出し方が参考になりました。そうやってたんだ~、という
感じです。でも多分、使わないかな・・・

Back in Timeは、演出もちょっと変わっていて、なかなか面白いです。
これは覚えておこうかな。難易度も割と低めだと思います。

Overlap Hitchcockは、見事にひっかかりましたw
演技を観た時は、かなり不思議で、予想外の展開にやられた~という感じです。
これは、面白いので是非演じてみたいですが、すぐには無理です・・・
どうも、商品化されているマジックみたいですね。

Deja Vu Collectorのコレクターも面白いんですが、1巻のDiscreet Displacement Collectors
の方が好きかな。


今回は、観るのにちょっと疲れましたが、色々と参考になりました。
3作とも、なかなかのマジックマニア向けなDVDという印象でした。

満足度=★★★☆☆