手品の探求家

手品グッズ、DVDなど、手品について語っていきます。

ゆうきとものカードミラクルズ vol.1

2008-09-29 14:15:16 | ゆうきとも氏関連
ゆうきとものカードミラクルズ vol.1

1.2×2
2つのパートで構成されたフォアエースオープナー。
観客にシャフルしてもらった後に、テンポ良くエースが出現します。

2.シャロウ・リバース
観客が心に思ったマークのエースがひっくり返ります。
ディープアトファスを使ったやり方と、簡単に行える方法の2種類を収録。

3.アベックピアノⅡ
サイン付きカードでも演じられるピアノトリック。

4.スキップ
観客の選んだカードが4枚に増えたかと思いきや、ジョーカー、キングに変化します。
名作「ジャンピングジェミニ」のゆうきさんバージョンです。

5.流水
「水漏れと油漏れ」の純粋(ノーエキストラ)バージョン。
すっきりとまとめ、上手く錯覚を作り出しています。

6.コリンズル・エーセス
4枚のエースを数枚のパケットの中に入れると消えていき、最後には…


ゆうきさんのDVDシリーズ、MMLは大体持っているのですが、奇術探求やトランプタイムは
一冊も持っていないため、わからない部分が少しありました。
MML、トランプタイムあたりが完璧に揃っている人なら全く問題はありません。

MMLも初期の頃のが揃ってなくて、なんか気になってしまうので、揃えたいんだけど、
今更なぁ・・・って感じです。
トランプタイムなどの冊子は、機会があれば買おうかな~とか思ってます。
ただ今は、財布が軽~いので、重くてしょうがなくなったら買いますw

「2×2」は、フォアエースオープナーとしては微妙だなぁと思っていたのですが、
実際やってみると、結構楽しくて、そこそこ使えそうです。
最近は、キラさんのフラリッシュなF4Aがメインだったので、こういうのも良い感じです。

「シャロウ・リバース」、トランプタイムをもっていないので、マジックの部分の解説が
なくて分からなかったのですが、エースのリバース方法は参考になりました。

「アベックピアノⅡ」、ワイズワークスシリーズで見たはずでしたが、覚えてませんでした。
たしかに選ばれたカードを入れた上に、枚数まで増えたはずなのに、それが飛行します。
人の感覚って、こんなものなんだなぁと思ったトリックです。
これが、レギュラーデックでできるのが魅力的です。

「スキップ」、話術が特に重要になってきそうなマジックです。
選んだカードが一番上にあがってくるアンビシャス現象→ジョーカーが選んだカードが、
すべてKに変わってしまうオチです。
たった4枚のカードでできるのが、なんともすごい・・・

「流水」、オイルアンドウォーター系は「オールウォーター」orアルドコロンビーニ氏
の「Oil And Water」が群を抜いて好きなのですが、流水もオチがなかなか素晴らしいです。
「水漏れと油漏れ」は知らないor忘れたのですが、レギュラーカードで比較的やさしくできる
、油と水が混ざっているという錯覚に陥ってしまうトリックなのが魅力的です。

「コリンズル・エーセス」、タイトル通り?に、コリンズ・エーセスのバリエーションです。
これだけは、レギュラーのみではできませんが、多少の準備をする分、より不思議さを増します。
一発ネタとして、強烈なトリックではないかと。


6作品しかないためか、ボリューム不足?な感じがします。
知の友シリーズのような新しさではなく、今までのゆうきさんのマジックを復習してるような感覚です。
でもやっぱり、ゆうきさんシリーズは毎回勉強になります。

満足度=★★★☆☆(3.4)







フーラー・ドゥーラー Vol.3

2008-09-23 11:01:09 | ダロー氏関連
フーラー・ドゥーラー Vol.3

●ピーターラビット・ヒット・ビッグ・タイム
鳥とウサギに見える錯覚スポンジを使った、楽しくて不思議な手順です。

●4ダイス・チンカチンク
4個のダイスとダイスカップを使った移動手順です。

●フォロー・リーダー
赤と黒のカードを何度も入れ替えますが、黒いカードの所には黒、赤いカードの所には赤…
と、必ず同じ色のカードが移動してきます。

●スリー・トゥ・ワン・ロープ
3本のロープを結んで1本にし、結び目に息を吹きかけると結び目が落ちますが…

●テンカイ・ペニー
両手に1枚ずつ明確に握ったコインが、片方の手に移動します。

●スライディング・ノット
ロープに作った結び目が動き、ロープから外れますが、再びロープに戻ってしまいます。

●バック・フリップ
4枚の青裏カードを裏向きに見せますが、全て表向きになります。更に裏が赤色に変色して、
最後には4枚ともミラーカードになります。

●サックズ・ダイス・ルーティーン
手に持ったダイスの目が次々に変化します。

●ブレスレッド&ロープ・ルーティーン
借りたブレスレットとロープで演じられる貫通手順です。

●ペネトレイティング・マッチ
両手の指先に挟んだ2本のマッチ棒が、何度も通り抜けます。

●パイロ・マニアクト
借りたハンカチに火を点けて燃やしますが、ハンカチは穴もなく復活します。

●クロスド・ソート
バニッシングテレポートの実演&解説です。カードを2つの山に分けます。片方の山から
自由に1枚のカードを思ってもらいます。すると思ったカードは消えて、もう片方の山は
カードが1枚増えて、思ったカードが移動しています。


ちょうど今、ロープマジックを練習中だったので、スリー・トゥ・ワン・ロープ、
スライディング・ノットが参考になりました。
スリー・トゥ・ワン・ロープはジョークがはいっていて、とても面白そうです。
この2手順は早速練習中。

4ダイス・チンカチンク、カップを使ったチンカチンク系は全くやったことがなかったの
ですが、やってみたいなと思いました。

バック・フリップは、4枚のキングのツイスティング現象→青裏→赤裏→ミラー(鏡)と
変化多彩で、かなり不思議でした。
不自然な点はありますが、これだけ変化のある現象なので、素晴らしいパケットトリックだと思います。

クロスド・ソートは、カードマジックの最後に良さそうですが、レギュラーカード
ではできません。自分は、実演しそうにないです。


今回も実用性が高く、とても参考になりました。
特に、手品を初めて少し経った頃に見ると、かなりためになるDVDだと思います。
名作といわれるのも、よく分かりました。

満足度=★★★★☆(3.8)



フーラー・ドゥーラー Vol.2

2008-09-19 23:11:43 | ダロー氏関連
「フーラー・ドゥーラー Vol.2」

●Chinese Matches
左右の手の間でマッチが移動します。

●Vanishing and Reappearing Knots
ロープから3つの結び目が消えて、再び現れます。そして、赤いロープから白いロープに結び目が移動します。

●Spectral Silk
ハンカチに包んだ一組のカードから、相手の選んだカードだけがせり上がり、押上げられたハンカチは空中に浮き上がります。

●Milliken's Transposition
サイズの違うコインが入れ替わる移動現象。

●The Hindu Thread Trick
1本の長い糸を細かく千切って丸めると、長い1本に復活します。

●Matched Spellout
スペルを使ったカード当てです。

●Rope Decapitation
ロープを首に巻きつけても、スルリと貫通します。

●Ropes Through Body
お腹に巻きつけたロープが貫通します。

●Dicey Dots
ダイスから全ての目が消えて、目の前で白いスティックに瞬間出現します。

●Moveless Miracle
選ばれた1枚のカードが、観客の選んだカードを導き出します。

●Ring, Rope, Wand
ロープに通した指輪が、スティックに通って現れます。

●A Knotty Problem
紙に包んだコインが消えて、結んだハンカチの中に出現します。



傑作のオンパレードです。
ただ、すでに知っているものが多く、個人的には少し物足りなかったです。
「Vanishing and Reappearing Knots」、「Rope Decapitation」など、ロープマジック
は簡単で現象も面白く、良かったです。
ゆうきさんの、MMLでも解説されていたような気がしますが、、忘れました^^;
家庭科の授業で、ナップザックを作らせるのにロープを使うため、手軽なロープマジックを、
と思っていたので、これは是非演じてみようと思っています。

「Ring, Rope, Wand」は、WGMのDVDで一度観たのですが、指輪とロープとワンドを
使うマジックでは、マイベストです。
練習は必要ですが、難しくないというのも良いところ。

「Matched Spellout」、「Moveless Miracle」のカードマジックは、不思議ですが、
個人的にはやる気にはなりません。
見せる相手が小学生なので、このマジックは複雑で分からないということです。
まぁ、シンプルなのが好きなタイプだし。

実用性の高いDVDで、ロープマジックを練習する日々です。

満足度=★★★☆☆


メキシカン・レボリューション

2008-09-13 10:33:12 | マジックグッズ・マジック全般
メキシカン・レボリューション

【メキシカン・レボリューション】
表向きのJ4枚が1枚ずつビジュアルに裏向きになっていきます。さらに、トップカ
ード1枚だけ表向きにすると、残りのカードも全て表向きになってしまうではあり
ませんか。最後には、なんと、裏模様が青から赤に変わってしまいます。

【ジェイ・ウォーク】
マジシャンはジャック1枚とジョーカー3枚を取り出し、裏向きで手前に広げます。
カードを振るたびに次々とジョーカーが裏返っていくではありませんか。3枚のジ
ョーカーが裏返ったところパケットを揃えると、全てのカードがまた裏向きになり
ます。カードを表に向けていくと、全てがジャックに変わっています。余分なカー
ドは一切使いません。


随分前にミスターマジシャンで購入して持っていたのですが、フレンチでもとうとう出ましたね。
というか、あまり出回ってほしくなかったマジックです。
メキシカン・レボリューションこと、メキレボは、ラストの裏模様が青から赤に変わる
オチが非常に強烈です。
難易度はそれほど難しくないので、ある程度練習すればモノになります。
買って損はない、かなりお気に入りのパケットトリックです。


満足度=★★★★★

Elegant Card Magic

2008-09-07 15:45:13 | カードマジックDVD
Elegant Card Magic

Rafael Benatar氏のレクチャーDVDです。

演技
・A Card And A Number
・Devilishly Invisible
・Hot Transposition
・Kangaroo People
・Karate
・Photomat
・Relative Interchange
・The Venezuelan Tunnel

技法
Acoustic Backtracking
Burning Putdown (Ascanio)
Faro Split Subtlety
Pendular Laydown
Rolling Display
Rub-A-Dub Vanish
Rubbed Laydown (Ascanio)
Scattered Laydown (Ascanio)
Stand Up Rubbed Ascanio Spread
Three Minus One


「A Card And A Number」
観客に自由に1枚のカードを選んでもらい、デックに戻してもらいます。
観客が言った枚数目から、選んだカードが出てきます。

ノーマルデックでかつ、選んでもらうカードはフリーチョイスです。
ゆうきさんのような賢い手順と反対で、強引に解決する感じです。
その分、技法面での仕事量が多くなり、難易度も高めです。

「Devilishly Invisible」
風変わりなカード当て、という感じです。

なんというか、現象が回りくどいため、何がしたいのかわかりにくいです。
現象がイマイチだったので、解説もスルーしてしまいました。

「Hot Transposition」
ハートのQとスペードの8の入れ替わり現象です。

インビジブルパームをメインに使った短い手順です。
使い方は面白いですが、インビジブルパームを使ったマジックには、他にもっと良い手順があるかな・・・

「Kangaroo People」
カードの消失とプロダクションです。

練習したくなるような手順ですが、難しいわりに使いどころがなさそうです。
カードでのワイプトクリーナー+αという感じです。
それなのに、なぜか練習してしまうんですよねぇ^^;

「Karate」
空手チョップで、ダイヤの6が2枚の3に、クラブの10が2枚の5に分裂します。

1枚のカードが2枚のカードに分裂する、よく見る現象ですが、難易度が高いです。
パームをしながらDLみたいな、技法と技法を1度にやるところが、結構強引な印象です。

「Photoma」
観客が選びサインしたカードが、ポケットに2回飛行します。最後に、サインがはがれてしまいます。

サインがはがれるのは、どこかで見た気がします。
トーン&レストアカードのDVDかなにかで、解説されていたような・・・

「Relative Interchange」
赤いカード4枚と、スペードのA、2、3、4の4枚を使います。
スペードの4、3、2、Aの順にテーブルに置き、手元の4枚は赤いカードのはずが、
一枚づつ全てスペードのカードにかわってしまいます。

最初の赤いカードがスペードのAに変わる部分だけ、他と違っていてややこしいですが、
すべて入れ替わってしまうのは不思議でした。

「The Venezuelan Tunnel」
裏向きに入れたカードを差し込み押すと、表向きに出てきます。

これはデックだけあればできるので、覚えておくと便利そうです。
小ネタとして使ってみたいマジック。


技法では、「Three Minus One」のDLのめくり方が参考になりました。
このめくり方は、スピリット百瀬さんのレクチャーDVDでも使われていためくり方です。
より1枚のカードをめくったと思わされるめくり方です。
これは覚えておくと便利です。
他にも、アスカニオスプレッドのバリエーションなどはかなり参考になりました。


技法もチャプターごとに分けてくれているのは、親切で助かります。
かなりマニアックな内容でしたが、技法の解説は参考になりました。

満足度=★★★☆☆(2.8)

フーラー・ドゥーラー Vol.1

2008-09-06 10:20:25 | ダロー氏関連
「フーラー・ドゥーラー Vol.1」

●ベネット・ボウナー:破いた紙ナプキンを紙コップに入れると、復活します。
●インスタンテイニアス・ノット:くしゃみをした途端、ロープに瞬間的に結び目が出現します。
●プレツェル・ノット:ロープの結び目をもむと、結び目が消えます。
●バーノン・ダイス・ルーティーン:3個のダイスが移動して、最後には小さいダイス・普通のダイス・大きいダイスと3種類ともサイズが変化します。
●ダロー・カラーチェンジング・ナイフ:カラーチェンジングナイフの実演&解説。
●フォー・オブ・ア・カインド:演者と観客がそれぞれ選んだ2枚のカードが4枚のAです。
●トリック・クエスチョン:ラスト・トリックのようなマジックです。
●チャイニーズ ランドリーマン:ロープに結んだシルクがハラリと解けます。
●ミステリー・オブ・トラベリング・マーブル:2枚のナプキンの下で角砂糖が次々と移動します。
●アズ・メニー&アズ・マッチ・アズ・ユー :相手のサイフにある小銭の金額を予言します。
●スポンジ・ボール・ルーティーン:ダローのスポンジボール手順。
●カップ&ボール:プラスチック製のカップ・お札・ナイフを使ったカップ&ボールの手順。身近な道具で即席にできます。


マジックが趣味の方には身近にあるもので、やさしく即席でできるトリック集です。
ロープやカード、スポンジボール、カラーチェンジングナイフなど様々なマジックが収録されています。
中でも、ベネット・ボウナー、フォー・オブ・ア・カインド、スポンジ・ボール・ルーティーンなどが良かったです。

ベネット・ボウナーは、即席でできるサッカートリックで、覚えておくと便利です。
フォー・オブ・ア・カインドは、シンプルというか、ノーマルなのに不思議で良いトリックです。
ドゥーアズアイドゥーなのですが、1つのデックでできるのも魅力です。
スポンジ・ボール・ルーティーン、最初のあらためが素敵です。

やさしく即席でできる内容で、参考になりました。

満足度=★★★☆☆