手品の探求家

手品グッズ、DVDなど、手品について語っていきます。

The Muscle Pass

2008-02-21 20:05:30 | コインマジックDVD
「The Muscle Pass」

マッスルパスのレクチャーDVDです。

ショップの記載記事より、
コインが物体を貫通します。重力は無視!時間を巻き戻します。
マッスルパスはコインマジックを文字通り目をむくようなものにするテクニックです。
マスターするのは困難ですが、効果は絶大です。

かれこれ1年近く、手遊び感覚でマッスルパスの練習をしていたため、
一応、両手でできるようになりました。
最初の頃は、片方の手で押さえこまないとできませんでしたが、
クラシックパームポジションからできるように矯正したため、クラシックパーム
をする要領でできるようになりました。
飛ばせる距離は、長くてもそこまで意味がないと思うんですが、右手でハーフダラー
を使う場合、全力で頑張って40cm~50cmぐらいかな。反動をつけたら、もっといけ
そうですが。左手は20cmぐらいかな^^;

とはいえ、マスターとは、まだまだほど遠いレベルで、重力に反するような感じで、
フラリッシュとしてしか使っていませんでした。
それに、物を持った状態で行うには、かなり難しいです。
このDVDは観る必要ないと思っていたんですが、フラリッシュ以外に、何かマジック
に使うアイデアが参考になるかなと思い、観賞してみました。

DVDでは、ワンダラーサイズのコインが使われているようです。
自分の場合、ワンダラーを持っていなかったので、ハーフダラーで始めました。
もしかしたら、最初はワンダラーサイズの方が、やりやすいのかもしれません。
基礎は早送りで観てないので、なんともいえませんw

親指と人差し指でのキャッチは、難しいですがマスターしたいです。
DFコインを使う時には、このキャッチを使うことになりそうです。

コインプロダクションはちょっと面白いです。
マッスルパスを使ったプロダクションは、最新コインマジック徹底解説にも
載っていたような、なかったような(自分の5割はいいかげんさでできてます)。
バニッシュも面白いですが、これは難しそうです。

コインスルーテーブルは、下からやる場合、角度に弱いのが難点かな。
あと、透明なテーブルじゃないとできないのも痛い。

コインスルーグラスも面白いんですが、ビンの外側同士が貫通するより、
ビンの底を貫通して、中に入る現象にした方が良いかな。

コインズアクロスはなんというか、分かりにくい。
このやり方より、都々さんのやり方の方が良いです。

クレジットの女の人のマッスルパス?を観た時は、一瞬ビビりました。
よく観たら、逆再生でしたw

マッスルパスはコイン1枚あればできるので、お手軽で便利です。
若干大変ですが、覚えておいて損はないかと思います。
覚える分には、色々なサイトで解説されているので、DVDを買う必要があるかは
分かりません。
マジックへの応用は、多少参考になりました。
コインスルーグラスは、意外に面白いので、もう少し何か考えてみようと思います。
なんか、ワンダラーが欲しくなってきました・・・

満足度=★★★☆☆

Card Stunts

2008-02-21 11:07:05 | カードマジックDVD
「Card Stunts」

Rich Ferguson氏のレクチャーDVDです。
同名のグレゴリー・ウィルソン氏のDVDとは別物です。

カードのオープンの方法・カードの見せ方・カードの配り方などなど、
40のスタントと5ボーナスのディーラースタントがレクチャーされています。
このDVDは、カードゲームをするためのディーラーのためのレクチャーDVDと
いうことらしいですが、マジックにおいても使えそうな技法があります。
ちなみに、技法の解説のDVDであって、マジックの解説はありません。

Explosionは、2枚のカードをかっこよく、一瞬で分裂させる方法です。
名前の通り、爆発という言葉が相応しく、これで4Aプロダクションをやると
かっこよさそうです。これは、マジシャンでもやっている人を観たことが
あります(多分、ジョシュア氏とか)。
これは簡単なので、是非覚えておきたい技法です。

Whirls、1枚のカードを指の上でクルクル回す方法。クルクル回した状態で、
上に飛ばすのは、ちょっとかっこいいです。

Palm Changes、2枚のカードで行うカラーチェンジで、これはちょっと参考になりました。

SPRING SET、片手でデックの一番上のカードを、クルっと飛び跳ねる感じで1回転
させる。これも使っているマジシャンがいたような、いなかったような。
これぐらいなら、手遊び感覚で覚えておくと楽しそうです。

Buckles、カード版、マッスルパスという印象です。ポジションなどは全然違い
ますが、カードを上に飛ばすことができます。

BOOMERANGS、カードをブーメランのように飛ばします。
今までこれができなかったのは、指のポジションが悪かったようです。
たしか、グレゴリー・ウィルソン氏のCard Stuntsの中で解説されているやり方
は、小指だけが外側だったと思います。
この解説のやり方は、薬指も外側にしていて、やりやすいです。
また、箱を使ったり、2枚でのブーメランカードも面白いです。
ブーメランカードは、是非ともマスターします。

OSOS TOSS、1枚のカードを横に飛ばすだけですが、変わっていてちょっと面白い。

Pinch、1枚のカードを飛ばす技法です。これは上に飛ばすと、ブーメランの
ように飛びます。
「プラクティカル・クロースアップ・マジック」の4A productionの最後は、
これと大体同じやり方だったと思います。


使えそうな技法もあれば、使わないような技法もありますが、演技・解説は
観ていてなかなか面白かったです。
カードの扱いに興味がある人には、良いかもしれません。

満足度=★★★★☆