「旧武藤山治邸」＆「旧木下家住宅」

　　　　　　　　　　　　　　　「舞子公園」の施設として「孫文記念館」以外に
　　　　　　　　　　　　　　　「旧武藤山治邸」と「旧木下家住宅」がある



　　　＜旧武藤山治邸＞

　　　　　　　　　　　　　　　「旧武藤山治邸」は「孫文記念館」から少し東へ行った
　　　　　　　　　　　　　　　同じく浜辺に建っている木造二階建ての洋館だ

　　　　　　　　鐘紡の中興の祖と言われ　衆議院議員として活躍した武藤山治が
　　　　　　　　明治40年に舞子海岸に建てた　木造二階建てのコロニアル様式の洋館である

　　　　　　　　武藤山治が亡くなった後は　鐘淵紡績㈱により「鐘紡舞子倶楽部」として
　　　　　　　　従業員の厚生施設に利用されていましたが　明石海峡大橋建設に伴う
　　　　　　　　国道二号の拡張工事のため　平成7年に和館は取り壊され　洋館のみが
　　　　　　　　現在の所に移築された

　　　　　外観は二度の移築により　構造材の大部分や外装材の一部は新材で再現されているが
　　　　　建具や内装の仕上げ材は　建築当初のものが残されており　当時の写真等をもとに
　　　　　正確な修復がされている

　　　　　また、ステンドグラスや暖炉、家具調度品などは当時のまま残っている







　　　＜旧木下家住宅＞


　　　　　　　　　　　　　「旧木下家住宅」のある場所は舞子公園から北にあり　
　　　　　　　　　　　　　国道2号線・JRをわたって　少し上がったところ　

　　　　　　　　　　　　　「旧武藤山治邸」と打って変わって　数寄屋造の和風住宅である

　　　　　　　　　旧木下家住宅とは、もとは又野良助氏が私邸として昭和16年に竣工した
　　　　　　　　　数寄屋造近代和風住宅である　

　　　　　　　　　純和風の中にもモダンな応接室を造るなど趣向を凝らしている

　　　　　　　　　また　Ｈ字型平面に間取りをしているのも　おもしろい