京都五山送り火・・・高田松原の薪断念

　　　　　8月16日の「京都五山送り火」に東日本大震災の津波で倒れた岩手県陸前高田市の
　　　　　「高田松原」の松で作った薪を燃やす計画が中止になった。

　　　　　保存会と京都市が行った薪の検査では放射性セシウムは検出されなかったが
　　　　　放射能汚染を懸念する意見がネットの掲示板や京都市などに寄せられたためと言う

　　　　　市民からは「根拠のない理由で中止するのは差別ではないか」「風評被害を助長する」
　　　　　などの電話があり、結局は薪に書き込まれた犠牲者の名前や復興の願いは写真に撮り
　　　　　京都で護摩木に書き写して送り火に使うことにすると言うことだが、はたして？

　　　　　「なあ～んか、違うやろ？？」と言いたい

　　　　　結局「高田松原」の薪は8日夜、陸前高田市で盆の「迎え火」としてたかれた。

　　　　　　元原子力安全委員会の話では「原発から遠く離れた岩手県陸前高田市で
　　　　　　幹の内部にまで放射性物質が蓄積することはなく、誇大な不安だ。
　　　　　　根拠のない不安をもとに計画を中止することは、むしろ不安をいたずらに
　　　　　　あおることになる」

　　　　　　東日本大震災が発生した時は、かって経験したことのない大津波による
　　　　　　被害で国民全体が被災地をなんとかしなくては・・・と言う思いがあった

　　　　　　～がここにきて原発問題・放射能漏れによって事態が変化している
　　　　　　と言うよりも初期は深刻な問題として報道されていなかったように思う

　　　　　　見えない物に対する恐怖、仮に身体に異常が起きるとしても数年後
　　　　　　数十年後と今後の生活に不安を抱きながら暮らしていかなければならない。

　　　　　　そのためにも国、役所、自治体は連携して国民に正しい情報を適格に
　　　　　　伝える義務がある