ハチメンドウ

面倒なこと、楽しいこと。

意欲も才能の一つ。

2008年12月10日 | Weblog
 俺のクラスとかにいる奴らを見ていると、常々そう思うことが多い。例えば、勉強が出来ない奴がいるんだけれど、実はそいつ本当は勉強の出切る奴だった。一学期末、いつも赤点ギリギリの奴が、全教科の平均を軽く超えるほどの点を叩き出した。そいつは、いつも授業とかでは寝てたんだけど、そのテストの期間の間だけは、傍から見てても分かるほど自主的な勉強に時間を費やしていた。いわば、「やればできる」奴なんだろう。例以外に、親とかに「そのやる気を他のところに活かしてくれればなあ」とか言われてしまう奴とかもそうだと思う。

 つまり、能力を生かすも殺すも意欲の問題なんだろう。もちろん、能力を活かす方法とかになると「意欲」という言葉一つで片付けるわけにはいかない。けど、どの物事にも、その根底に「意欲」というものがあるのは確かだと俺は思う。勉強とかに関して言えば、効率的な問題はともかく、やる気さえあれば少なくとも結果は目に見えて出てくる。もちろん、それだけで何とかなるほど世の中は甘くないってのは一般論としてじゃなく、現実問題としてある。ただ、大抵の物事において、まずは「意欲」がなければそれを成すのは難しい。そりゃそうだ、成す気がないんだから。

 この意欲を、いかに出したいときに出せるかが重要なんだろう。そして、それは才能だと言ってしまっていいと俺は思う。「やればできる子」って言われる人は、能力面の才能こそ優れているものの、やる気を出す精神面の才能が優れていない人間だということだ。そういう人間は結構いると思う。それは評価されづらい才能ではあるし、その才能は他の才能と合わさってこそ効果が発揮されるものだ。なので、この才能を持っている人は、大抵の物事において優位に立てるだろう。

 結構、重要なことだから違う記事で書こうと思うことをさらりと書くけど、大抵の才能は最初からあるというより、育て上げていくものだと思う。そういう点ではこの意欲の才能を育て上げるのはとても難しい(そもそもどう育てればいいかよく分からない)し、これは意識しないと衰退していくことだってある厄介なものだ。だから、意欲が才能だと認識したとして、すぐにそれを育て上げて効果を発揮できるものじゃない。というより、そうなってしまうと「意欲の才能を育て上げるためにやる気を出す」なんていう、訳の分からない矛盾に陥ってしまう。それを考えると、むしろその才能は放っておくしかないのかもしれないし、可能なのかも分からない。

 どっちやねんw ってツッコミは勘弁。
 

結局は「バランス」と「人それぞれ」という結論に行き着くかどうか。

2008年12月01日 | Weblog

 哲学とかでもいまだに議論の的になる「幸福とは何か」等の、単純かつ複雑な議題。やはり、ネタに困ったときには本当に鉄板なテーマだけれど、答えが出ることは“絶対”にない。断言しつつもう一回書くけど、絶対にない!

 そもそも、それが人の価値観に頼るものなのが大きな要因だ。十人十色、千差万別云々は前も言ったけれど、人それぞれなんだから、色んな人と議論したところで結論が出るはずもない。もし結論を出すとしたら、それは人それぞれ。答えはないと言ったけど、議論で材料としてそれらを得、己の中で咀嚼した上で自分なりの結論を出せば、それは一番の答えだと言えなくもない。もちろん、それが他の人に適用されないことを重々理解しておきたい。

 そして、それを他の人に材料として提供するならば、語ることも悪くないと思う。ただ、それで衝突するようならやめたほうがいい。価値観のレベルで議論しても結論は出ないから。つまり、結局のところ「人それぞれ」という、安直で凡夫だけれど、そういう結論になってしまう。もちろん、状況によって議論する議題や方法を変えればいい。要は“けーすばいけーす”って奴なのかな。それに気づけたなら、少なくとも今までのように価値観レベルの衝突はなくなると思う。

 あえて書くけど、己と他人は違う。どちらが間違っているのか、そもそもそれは価値観の相違からきているものなのかとかを考えよう。説くための論理はその後でも遅くないと思う。

 ちなみに……最近思ったこと。教えてgooに限ったことじゃないけど、突拍子もないことを議題にすれば、多くの人が集まって物申すことが多い。これは不毛な話のときに書き忘れたことだけど、あれは「釣り」に似た、気持ち悪いものを意図として感じる、と個人感想。実際どうかは分からないけど、他の議題にあるような、「答えを見出したい」とか、「結論を見つけ出す材料が欲しい」とかの意図が希薄に感じる。ダメってわけじゃないけど、少なくとも教えてgoo!で、それ以外の意図を持って質問するのはどうなんだろうね……さすがに、それまで「人それぞれ」なんて言えないし。