鮎毛バリ釣りと金沢サクラマス情報その2

金澤孔雀鮎毛バリ本舗 「けばりや中山」
加賀伝統工芸研究所 ・毛バリ部門

早朝の鮎毛バリの使い方。順番があった清水(しみず)→青ライオンの使い方

2013-05-10 01:24:00 | 鮎毛バリ別使用法と釣り用語解説
 
鮎毛バリ「清水(しみず)」(shimizu)の使い方

夜明け前から太陽が昇る早朝。
 朝一番に使う。

 低水温用。
 太陽が昇って水温が上がると食いが悪くなるので、
 他の毛針に交換する。

交換する毛バリ
 川底見えない透き水
  「清水」


「青らいおん」(aoraion)など



 透き水の時
  「清水」

「茶熊」(cyaguma)など




「清水」を日中使う所
 しょうずが湧いている場所
 水温15~16℃
 見分け方
  水が濁っていても釣れると言われる所
  水温が低い為、川底に青いコケが生えない
  しょうずの湧いている所から下流、川底の石が赤い所。
  鮭が産卵すると言われる所


以下文献参照より

Tさん 朝一番に使う鈎を教えて下さい。

Kさん そうですね。「清水」が通常の時ね。
    増水して濁りがあるという時は、
    「赤熊」(akakuma)が常識だといいます。
    雲っているような日は、「清水」で初めて、
    食いが止まった時は、「茶熊(ちゃぐま)」に
    切り替えるとかね。
    あるいは朝一番、いきなり


    「八ツ橋荒巻金底やつはしあらまききんぞこ)」

    (yatuhashi aramaki kinzoko)
    のようなものね。

Sさん ぼくは、「清水(しみず)」しか持っていないので
    朝は「清水」だけ。
    ただ、玉(先玉金)が付いているか、いないかで
    使い分けます。

Tさん 私は水温とか関係なく、好きだから主巻の違う
    「八ツ橋」を使いますね。
    それで様子見て使い分けています。

Nさん 大体の傾向として、朝は「清水」を使うというのが
    教科書どおりの使い方ですね。
    水温が低くて暗いという時は、一応「清水」系統、
    「熊」系統の鈎が多いとことですね。

Tさん そうですね。
    あとは「黒髪(くろかみ)」(kurokami)


とか
    「黒竜(こくりゅう)」(kokuryuu)ですね。

131頁

参考文献
アユ-生態と釣法(ayu - seitai to cyouhou)
 昭和五十九年六月一日発行
 定 価 8,800円
 発行者 鈴木 勤
 発 行 株式会社 世界文化社
 ISBN4-418-84404-X C2076

鮎毛バリの見本は、左側のサイドメニューの
←(#^^#)リンク集
 [風雲西洋毛鉤釣師帳:鮎毛鉤]
  -[清水【しみず】(赤ツノ)]等

  で選択して確認ください。
 

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