クリアファイルのその中は

何気ない毎日は、何気なく良い。

寂しい決断

2012-05-09 20:58:09 | 日記
母の高校時代の同級生は仲が良く、毎年大きな同窓会を開いていた。

趣向を凝らし、海外でやったこともある。

そして今年は京都であるとのことだった。


「今年が最後の同級会になるのよ。

同級生がどんどん亡くなっていくからねぇ・・・」



母は昭和11年生まれ。
御年76歳になる。

母自身も2年前に癌の手術をして以来、めっきり老け込んではいた。


私たちの年代では、同窓会をする度に参加する人が増えていくけれども、
ある程度の年齢になると、どんどん参加する人が減っていくのだな。

毎年集まって再会を喜び合い、
思い出話に花を咲かせ、
又の再会を約束する。

それが、毎年集まって逝去された人を確認し、
次に会えるかどうか心配する。


年々そんなことが増え、今年の幹事さん達が断腸の思いで決めたそうだ。

【今年で最後にしよう】と。



ステキな同窓会になるといいね、お母さん。