クリアファイルのその中は

何気ない毎日は、何気なく良い。

春うらら

2013-03-26 23:05:31 | 日記
桜の便りもチラホラ聞こえてきた。

あちこちで≪桜まつり≫のイベントのポスターも見受けられ、
お花屋さんには色とりどりの花が並んでいる。

買い物に行けば新学期を迎える準備のフェアをやっているし、
パステルカラーや花柄の華やかな洋服がお店を彩っている。

もう来週は4月なんだ・・・



今日、いつもの買い物コースを車で走った。

小さな川沿いの桜もつぼみを膨らませている。

普段は雑然とした土手も、雑草等すっかり綺麗に刈り取られていた。

桜の名所でも何でもない、たった5本ほどしかない桜並木なのだが・・・

きっとご近所の方が皆で綺麗にされたのだろう。

そこに暮らす人達も、
そこを通り過ぎるだけの人達も、
この小さなお花見スポットに、ほっこりした気持ちさせてもらえるんだ。


春を迎える準備っていいな。
なんだかいいな。

あえて「下品」というが

2013-03-15 09:33:52 | 日記
もし自分の店が、
お洒落だとか、
クールだとか、
隠れ家的(この言葉嫌いだけど)
だとか思っている飲食店のオーナー様へ。

もしくは一歩譲ってカフェのみに限ってもいい。

『おタバコを吸われますか?』
と、入り口で聞くくらいなら、違う事を聞いてほしい。

最近は分煙なんて当たり前。
そんなサービスよりも上をいく客への心配りをして欲しいのだ。



吹き抜けのテラス、
古民家の趣、
オーガニックが売りだったり、
避暑地にあるようなお店・・・

そんなエッジの効いた個性的なカフェがあふれている。

雑誌やネットの情報も早く、お店には多くの人が押し掛ける。

雰囲気の良いお店でこじゃれたランチを食べ、楽しい友との語らい。

最高の時間が過ごせる・・はず。

そう、「はず」なのだが・・・・・・


お客の大半は流行に敏感な女性客。
あちこちから聞こえてくる興奮気味の声。
興奮すると音量も上がるが、オクターブも上がる。

楽しい時間なのは分かるが
「そ~なのよ!」「分かる分かる!」「ちょっと聞いてよ~!」
と、叫び声に近い音量で話す人の多い事!

中には手をパンパン叩きながら大笑いする人や、
オーバーアクション付きで大声で話す人もいる。

   う・る・さ・い!!

あまりの喧騒にウンザリして、私は食後のコーヒーを味わう間もなく席を立つ。


せっかくのいい感じの雰囲気が音を立てて崩れていく。
その崩れていく音よりも客の声の方が大きくて、きっと店主は気が付ついていないのかもしれない。

≪店のコンセプトが崩壊し、下品な空間になっている≫ってことを。



最初の提案に戻る。

ぜひとも入り口で聞いてほしいこと。
それは・・・

「落ち着いた時間を過ごされますか?
おしゃべりの時間を楽しまれますか?」

そしておしゃべり組は防音ガラスで覆われた【おしゃべりスペース】に案内してもらいたい。

これでお店もお客も快適に保たれるではありませんか。


でも、そもそもこんなサービスが人を益々ダメにしていくことも知っている。
予防することにより、抵抗力やそれに対応する思考力が「人任せ」になって衰えていくものだ。

一緒にいる相手だけに聞こえる声でお話をする・・なんて当たり前のことだった。
すでに過去形なのだ。

居合わせた人に心配りが出来なくなっていることに苦言を呈しても、きっと思われるだけだ。
「この人、何言ってんの?」って。

お洒落な空間が増えるのに比例して、下品な人(あえて言う)が溢れてきたような気がするのは私だけかな。

プロの手

2013-03-12 09:36:43 | 日記
12年ほど前、親知らずが真横に伸びて隣の歯茎に突き刺さった。

お蔭でその歯は虫歯になり治療する羽目に。

ついでに親知らずも抜くことになった。

ところが麻酔が全く効かない。

日を改めて試しても麻酔がかからない。

結局看護師に両手を押さえつけられ、麻酔無しで歯を抜いた。

「我慢しないで叫んでいいですよ。」

等と言う励まし(?)は何の役に立たなかった。

あれこそまさに地獄の痛み・・・


でも歯医者の友人が言ったのだ。

「そんなに麻酔が効かないってことあるかなぁ。

その人、単に≪ヤブ≫だったんじゃない?」と。



最近口の中で変な味がするようになり、勇気を振り絞って歯医者に行った。

結果、昔治療した歯が虫歯になっていた。

そう・・・あの歯医者で治療した歯。

もう10年以上経っているので、歯茎も加齢で痩せてきている。

虫歯になっても仕方あるまい。


いざ治療に入って担当の先生が呆れ果てた。

「二本の歯の土台ですがねぇ・・・高さが合ってないですね。

しかも、土台を作るために残さなきゃいけない自分の歯は1ミリって決まっているんですが・・・

あなたの歯は歯茎まで削られていますよ。

虫歯になって当然ですね


なにぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ??


つまり何だ?
やっぱりあの(東京の)歯医者は≪ヤブ≫だったってことよね?


とんでもない体験になった。

が、あの医者はヤブでも、痛みで暴れる私をしっかり押さえつけていたあの看護師はプロだな。