クリアファイルのその中は

何気ない毎日は、何気なく良い。

いくつになってもクリスマスは楽しい

2012-12-24 21:21:07 | 日記
最近寝つきが悪い。

布団に入って足が温まるまで時間が掛かるのだ。

その間いろいろ考えてしまうので、足が温まる頃にはすっかり目が冴えてしまう。

悪循環。

しかも夜に考えることはロクな事じゃない。
どうして眠る前ってネガティブになってしまうんだろう?


でも昨日は違った。

眠られなくなったのは毎度のことだが、昨日は興奮して眠れなかった。

昼間、取引先のオーナーさんから、新しい仕事の話で盛り上がったおかげだ。

あんなことがしたい、こんな風にやりたい・・・と、二人で夢を大いに語り合った。

新しい仕事を始める時は、その大変さを心配するよりもワクワク感の方が勝る。


帰宅してネットでいろいろ調べていくうちに、より現実的になってきて、更なる大きな夢を描く。

料理を作りながら、お皿洗いをしながら、湯船に漬かってからも・・・
考えれば感がるほど高揚してくるのだ。

それを布団の中まで持ち込んでしまったから眠るどころではなかった。


というわけで、今朝はしっかり寝坊。
時計見てビックリ!8時??

今日は可燃ゴミの日。

慌てて飛び起きゴミを出し、バタバタしているうちにスッカリ昨日の事を忘れてしまった。

昨日は主婦に戻ってからも仕事のことばかり考えていたのに。

そう、今日はクリスマス。
私の頭の中は、
どこでケーキを買おう?
何を作ろう?
プレゼントを買わなくちゃ!
、で頭がいっぱいだった。

子供達の喜ぶ顔が見たい一心でアレコレ考える。
(もう二人とも大人なんだけれどね)

私の一番幸せは、やっぱり家族と一緒に過ごすことなんだなぁと実感した。

アンあんアンパンパンマン

2012-12-18 22:46:39 | 日記
昼食の時間、我が家ではテレビはCSチャンネルになる。

先月までは「たのしいムーミン一家」が帯ではいっていたが、今は「母をたずねて三千里」だ。

毎日家でご飯を食べるわけでは無いので見られない日もある。

ムーミンのように一話完結モノなら良いのだが、三千里の方は連続もの。
一話でも飛ばすと展開が読めない事態に陥る。

先週見ていた時まで良い子だったマルコが、昨日はワガママ言い放題。
この3日間の間に何があったんだ?

そこで毎日家でご飯を食べている息子に聞く。

「なんかお母さんが見つからなくて絶望したみたいよ。」

・・・・・・・

そんなの分かっているわ。

だってこのお話はその繰り返しだもの。
挫折~希望~挫折~復帰・・・そうやってマルコ少年は成長していく。

物語はザックリ知っているし、アニメに熱を上げているわけでは無い。

でも番組が毎日「続く」になると、その続きが気になる。

プチ欲求不満になりそう。


というわけで、今日は裏番組の「それいけ!アンパンマン」を見た。
延々と続くニューキャラクターの登場。
同じ続く状態でも、こちらは何話飛ばして見ようがストレスが溜まらない。

それどころか、アンパンマンは突っ込みどころ満載のアニメ。

「顔をお食べ」と言われて「わ~い!ありがとう」とムシャムシャ食べられる神経が信じられない!

食パンマンの食パンって誰が焼いてるんだよ?

とかとかとか~~~~~~~~

いちいちテレビにツッコミ入れてストレスが解消できる優秀な番組なのだ。



そして何より、アンパンマンには本物の悪人が出てこない。

ヤンヤヤンヤ言いながらも、家族で過ごす楽しい昼時にぴったりなのだ。

生きていた証・生きていく証

2012-12-09 23:37:53 | 日記
愛犬「むと」は、長男が出かける時だけ必ず吠える。

「うるさい!」と長男が怒鳴る。

玄関のドアが閉まるとピタっと鳴きやむ。

これがいつもの我が家の朝。


チャイムが鳴ると大音量で吠える。

だからチャイムが鳴ると反射的に次男が飛びあがり、むとをなだめる。

どんなに躾てもチャイムの反応だけは直らなかった。



でも今は、息子が出かけようと、チャイムが鳴ろうと、むとは吠えない。

12月4日、あまりにも突然に静かにむとは逝ってしまった。


何気に受けた9月の健康診断で、重篤の腎不全と診断された。

「長くは生きられません」と通告されたが、驚くほど元気で、病気だとは信じられないほどだった。

それが先週、急に食欲が無くなり、診察を受けたら点滴入院になった。


次男の大学入試の前日に入院し、翌日には退院できた。

家に帰ってからは眠ってばかりだったが、長男が出かける時は立ち上がり「わんわんわん」と吠えた。

「良かった~吠えたよ」と、いつも怒鳴る息子も今回ばかりはホッとして出かけて行った。


退院の翌日の診察の為に、夕方病院に連れて行った。

受付を済ませ、待合室の椅子に座った瞬間、むとはペタっと座り込んでそのまま息をひきとった。


あまりにもあっけなく逝ってしまった。


家に連れて帰り、息子たちと3人でむとを囲んだ。

まだ温もりのある体を3人で撫で続けた。

嗚咽と沈黙の繰り返し。

そして体温を感じられなくなった頃、3人とも黙ったまま手を放した。

テレビもパソコンもつけない長い長い沈黙の夜、自分達を責め続けることしか出来ないでいた。

怒鳴らなければよかった
もっと一緒にいればよかった
早く気が付いていれば・・・・・・ごめんね、むと。

後悔は心の痛みなのだとあらためて知った。


次の日、私は当たり障りのないチャンネルを選んでテレビをつけた。

むとが帰ってきたのに、こんなに静かだと気が付かないかもしれないじゃないか。
いつもの同じように賑やかにしよう、と。

そして子供たちに話した。

「きっと皆、ああしておけば・こうしておけばって悔やんでいると思う。

でも、もうそれは止めよう。

後悔するような事しかされていなかった不幸な犬になってしまうから。

可愛い仕草や、楽しかったことをいっぱい思い出してあげようよ。

そうやって、むとを幸せな犬にしてあげよう。」


それは言うほど簡単な事ではない。

哀しみを乗り越える術がわからないから、自分を責めることで哀しみから逃げているのだ。


でも。

【幸せな犬を飼えることが出来た私達家族って、なんて幸せなんだろう!】

そう思える日が来るよう、毎日むとのことを思い出してあげよう。

今はそれしか出来ない。










当たるも八卦、当たらぬも八卦

2012-12-02 21:39:06 | 日記
今日は次男の大学受験日。

京都市内の端っこの方が試験会場で、私も京都御苑に行きたくて一緒について行った。

しかし…今日は風がとても冷たく吹きすさぶ。
だだっぴろい御苑を歩くのはキツそう。

というわけで、予定変更。

京の台所・錦市場を散策することにした。

金沢の近江町市場や、明石の魚の棚商店街、上野のアメ横・・・

今まで色々行ってみたけれども、こういう通りは活気があって大好き。
何度行っても飽きないものだ。

フラフラ歩いていると、路地の突き当りにお社を発見。

(写っている人は見知らぬ方々。肖像権の侵害か?)

錦天満宮さんだ。

小さな小さなお宮さんだが、多くの人が参拝に来ていた。

そうそう、今頃次男は入試の真っ最中だ。

私も早速お願いする。

安倍文殊院、大神神社、大阪天満宮、朝護孫子寺、そしてここ錦天満宮と、5か所でお参りするが・・・
こんなにアチコチお参りして、神様(仏様)同士で嫉妬しやしないかしらん?

でもそんなことは言ってはいられない。
困った時の神頼み。
ましてや可愛い息子のためなのだのから。

お参りが終わってふと見ると、超レアなものが。


おみくじカラクリ人形!!

私が子供の頃、近所のお祭りや、デパートの屋上なんかにあったが、最近では見たことがない。

うわぁ~~~~~懐かしい。

100円を入れると、中の宮司さん人形がお宮まで行き、おみくじを持って帰ってくる。

そのカタカタと動く姿が、小さかった私には物凄くユーモラスだった。

やってみたいなぁ・・・と思うも、いい年をしたオバチャンがカラクリ人形に喜ぶ図というのはどうでしょう?

普段あまりない羞恥心が顔を出し、泣く泣く断念した。


帰りの電車で疲れてうつらうつらする中、あのカラクリ人形がカタカタと動いて大吉のおみくじを持ってきてくれた。

今日の入試はいい結果が出るのかなぁ。