クリアファイルのその中は

何気ない毎日は、何気なく良い。

「言葉」の「業{ワザ}」でことわざ

2012-05-20 20:38:08 | 日記
テレビのクイズ番組を見ていて
≪最後に「なし」がつく諺は?≫
という問題が出た。

「百害あって一利なし」 
とか
「さわらぬ神に祟りなし」
とか・・・いろいろあるのだが、その時はどうしても思いつかなかった。

「あれ・・・わかんないよ」
と私が言うと、

「いい年してわかんないの?」と、ちょっと小馬鹿にしたように言った。

「じゃあ何がある?」
と訊ねると

「死して屍拾うものなし」
と、堂々と答えた。


・・・・・・・・・


バカじゃないの?

それはさぁ、大江戸捜査網だよ、隠密同心心得の条だよ。

私の答えよりもヒドイじゃないのさ。

そこに何の教えがあるっていうのさ。

さっきの小馬鹿への反撃で、年甲斐もなく私も侮蔑の笑みをした。



それにしても、20歳の息子が何故そんなフレーズを知っているんだ??


前にMIXIでも書いたが、
私は時代劇というと「桃太郎侍」でもなく、「水戸黄門」でもなく、「隠密同心」なのだ。

ああ・・・そうか。
そういえば私がよく口に出して言っていたな。

いつの間にか息子の脳にインプットされていたのだな。

息子のバカな思い違いは、私のせいだ。

ごめんよ、息子、小馬鹿返ししていいよ。


でも、最後に一言。

「孝行したい時に親はなし」っていうからね、お手やわらかに。