クリアファイルのその中は

何気ない毎日は、何気なく良い。

単純にできている私

2012-11-29 17:39:49 | 日記
SAYCLUBというコミュサイトで知り合ったネット友達。
かれこれ10年の付き合いになる。

その中でも「奈良組」は会う機会が多く、今年は紅葉狩りを一緒に楽しんだ。

法隆寺周辺の紅葉ツアー。

先ずはランチから。


玄米食の小鉢コース1800円也。
小鉢+ベジミートの揚げ物、玄米ご飯、麦味噌汁、デザートのくるみアイスと玄米せんべい、玄米餅、コーヒー付き。

美味しい食事に、感じのいい接待。

食事が満足だと気持ちも良くなり、ここから1日妙にハイテンションになった。

本来は法隆寺で紅葉のつもりがイマイチだったので、もう少し足を延ばして信貴山へ。
張り子の大寅がお出迎えしてくれる奈良では有名な朝護孫子寺がある。



毘沙門天を中心に、神社も有りぃ~の、地蔵も有りぃ~の、修験道有りぃ~の・・盛りだくさん。

見るもの・する事全てが何だか楽しくて、大はしゃぎしてしまった。
賽銭もはずむ・はずむ。(ご利益あるかなぁ)

その後も道の駅に寄ったり、カフェでお茶をしたり・・・丸1日思いきり楽しんだ。


これも全て、お昼のご飯が美味しかったからだ。


家に帰り、「紅葉どうだった?」

と聞かれ、

「ご飯が美味しかったから、紅葉狩りも楽しかったわ」

いの一番にランチの話になってしまった。

重いコート

2012-11-25 22:17:43 | 日記
3週間前に髪を10センチ切った。
ついでに10年ぶりくらいにパーマをかけた。

髪型を変えた理由は特別無いが、やはり気分はかなり変わる。

なんとなくスキップしたくなるような、新しいコートが欲しくなるような・・・
そんな華やいだ気持ちになる。

ふわふわっとした軽い感じで、気分は冬なのに春テンションだ。


子供たちの反応はどうかな~?と思いながら「ただいま~」と家に帰る。

「あ、おかえり。」

・・・・・・・・無反応・・・・・・

まぁ男の子だから気が付かないのかなぁ。
つまんないな。


次の日、取引先の人に会う。
そこの男性がかなり短くカットされていたので、「素敵ですね」と褒めた。
彼は「いや~ありがとうございます」とテレ笑い。
その返答に「あうるさんも髪切りましたね」と言ってくれると思っていたら・・・あれれ?
向うは3人もいて誰一人気が付いていなかった。


次の日、お得意様に会う。
毎週会っているのに、何も言われない。


次の日、友達に会う。
何も言われない。


ここまで無反応だと「私って、私って・・・何ぃぃぃぃぃぃぃ!」と叫びたくなる。


その日の夜、3日後に会う友人に「髪切っちゃった~」とメールをしておく。
虚しい予告編。

で、当日友人と会う。
結局別れるまで全く髪のことに触れないので、業を煮やし「髪切ったんだよ~」と言った。

「あ、そうかそうか、そうだったね~」

・・・・・褒めろとは言わないが感想言って欲しい・・・・・


もういいわ。
誰も私に関心が無いんだわ。
しくしくしくしくしく・・・


華やいだ気分になり、うっかり新しいコートを買いそうになったけれど、買わなくて良かった。

そのコートを見る度に哀しい気持ちになっていそうだものね。

さかもと意味不明

2012-11-22 14:50:51 | 日記
何やら坂本みめいさんの発言が問題になっているようだ。

子供は泣くのが仕事だの、
あやさない親が悪いだの、
大人げないだの・・・

非難や擁護入り乱れ(圧倒的にみめいさん批判が多いけれども)
mixiでもアクセスランキングがトップだった。

今更どうのこうの言わないけれど、この記事で蘇ったいや~な記憶。


あれは長男の生後半年くらいだったろうか。

出産祝いのお返しを探しに、渋谷のデパートに出かけた。

エレベーターに乗ろうとしたら、すでに多くの人が乗っていた。

エレベーターガールが
「ベビーカーが入ります。少しおつめください。」と声を掛けた。

するとオッサン(オッチャンとはニュアンスが違う)が舌打ちして

「こんな所に赤ん坊連れてくるな!」と怒鳴ったのだ。

「すみません」と言いながら泣きそうになってしまった。
私自身もベビーカーで場所をとって悪いなぁと思っていたからこそ、グサっときたのだ。

その場に居合わせた人は、何事も無かったかのように立っていた。
エレベーターガールでさえ、無言だった。

無性に悲しくて、目的の階に着く前に最初にドアが開いたフロアで降りた。


長男が3歳の時。
予防接種を受けに行った病院でもイヤ~な思い出がある。

内科・小児科の看板を掲げている病院に行った。

私はその時スカート姿だった。
ただそれだけ。
化粧もしていない、派手なアクセを付けていたわけでもない。

なのにその医師は私を見るなり言った。

「最近の母親はスカートでも育児や家事が出来るのか?そんなので動けるのか?」

そして息子に
「おかーちゃんは頼りにならないから、頑張って丈夫に育つんだよ。」と話しかけた。

・・・・・何なの??その偏見は?

居合わせた看護師は私と目が合うと慌てて目をそらした。


エレベーターでも、病院でも、誰かがたった一言で良い、
「大丈夫ですよ。」
そう(コッソリでいいから)言ってくれていたら、随分救われたと思う。



人間なんて偏見の塊。
偏見の無い人間なんていないし、それで自己防衛も自己主張も出来る。

非好意的な先入観や判断で人を見ている人が、誰かを傷つけているのを目の当たりにした時
「それはないんじゃない?」と助け船を出してあげれば、攻撃された人はそれだけで救われる。

あゝ、でもそれは本当に難しい事だ。

下手に言葉を掛けると逆恨みされそうで怖い世の中。
それにヒートアップしている人に意見するのは火に油を注ぐようなものだし。

でも、もし今回私がJALに乗り合わせていたのなら、そのお母さんに言ってあげたい。

ほんの一言「大丈夫ですよ。」って。

赤ちゃんに泣くのを我慢しなさいなんてありえないけれど、大人は我慢ができますからね。

神様仏様稲尾様

2012-11-15 18:10:34 | 日記
先月はご朱印集めに凝り、けっこうアチコチ出かけた。

今年大学受験の次男の合格祈願もしてきた。


先程「もう11月も半分まで来ましたねぇ」とテレビからの声を聞き、



と叫んだ。


しまった・・・

よりによって神様の留守の神無月に、神頼みをしてしまったとは!!


神様が留守の間は、恵比寿様が留守番をしてくれるのだという。

福の神さまだし、大丈夫かもしれない。
と、自分に言い聞かせる。



で・・・昨日は一発目の合格発表。

見事に不合格になってしまった。

ああ・・やはり神頼みした日が悪かったと、母として後悔。


が。
よ~く思い出してみると、私が絵馬に合格祈願を書いてきたのは

 ≪安倍文殊院≫

知恵の仏・文殊菩薩様だった。

つまり、お留守ではなかったわけね?


薬学部だったから薬師如来にお願いするべきだったかな?



決して実力が、とか、運だからとかは思わない。
受験生の母というヤツは、自分で何も出来ない分、しょ~もないことを考えるもんですワ。

創造する椅子

2012-11-09 22:37:59 | 日記
今年は並んでも見るぞ!と覚悟を決めて正倉院展へ。

案の定混んではいたが、平日という事もあり30分待ち程度で入場できた。

でも中は人!人!人!

ゆっくり見ようにも立ち止まると迷惑になるかと思うとそうはいかない。

気を遣い過ぎてドッと疲れてしまった。


実は正倉院展とは別に、今回はもう一つ目的があった。

≪想像する椅子≫という展示会に行くこと。



正倉院展での疲れが一気に吹っ飛ぶ素敵な展示会だった。

会場は安土桃山時代に建てられた興福寺子院。
5室ほどの和室と庭を臨む板の間の部屋・・この上ない空間。

ここにある椅子たちは、そこにあるだけで私の心を十分和ませてくれた。

あたかも昔からここに自然に置いてあるかの如く馴染んでいた。

作品としてではなく、ここで生活している椅子・・・そんな感じ。

残念ながら写真撮影が出来なかったが、見つけた記事の中に展示会の写真があった。↓

http://news.livedoor.com/article/detail/7085225/


午前中ずっと人ごみの中で過ごした私に、どうぞ休んでいってくださいね、と語りかけてくれた椅子たち。

お蔭でヘトヘトだった体と心が癒されて、帰宅しても気持ちよく家事に戻れた。