PRESSな時間

９／１「名刺」
昨日、首相官邸までは私にとって様々なドラマがあった。
京都大学原子炉実験所小出裕章さんとの出会いは
一生の思いでになるかもしれない程の感激だった。
中でも小出さんの名刺を頂いた事は
私のマスコミ人生の中でも
最高の名誉だったかもしれない。
（感激してお礼の葉書も出した。）
今でも私の机上には小出さんの名刺が置いてある。
小出さんの名刺は実にシンプルで肩書きには本当に
「助教」としか書いていない。
大学のロゴもないし（
仕事の時は違うと思うが）実にスッキリとしている。
かつて、同じ実験所の方の名刺を戴いた事があるが、
その方の名刺には大学のロゴが入っていた。
そんな事で差別をする事はないのだが、
その同僚の方がかつて小出さんの事を
「小出さんは修行僧だからねぇ、、」とつぶやいていたのを思い出し，
名刺には人柄が出るのだとしみじみ思った次第だ。
そうなると
私は修行僧を
「アイドル化」しているトンデモなオバサンと言う事になる。
しかし、
経産省テントにいた小出さんは
脱原発扇子を本当にパタパタとさせて
とても大学の研究者とは見えない感じであった。
きっとそれが小出さんの真骨頂と言うべきなのだろうかと思っている。
「名刺」はその人とその職業を表す鏡であると言える。
小出さんの名刺は本当に「小出裕章」を表す鏡なのかもしれない。