PRESSな時間

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2013-12-31 19:13:52 | 社会

12/31「食物連鎖」
今日の福島民報によると、
「福島市内」の森林の除染を政府がやめると言う事が報じられた。
最初のうち政府は「福島県民が安心して暮らす為に除染を重点的に実施すると豪語していたが、
実際に除染をしても放射線量は下がらず、
残土の山だけが中間貯蔵施設が決まらないまま、無制限に溜まってゆくのと言う事、
そして
森林自体が除染し切れないと判断したのであろう。
「何でもかんでも国が一歩前に出て、、、」と言ったとたんに
「断念」と言う結論を出した。
帰宅困難地域の住民に対しても「一律700万円」と言う数字を提示して、
最終的には原発事故によって故郷を失わせる事になってしまった。
しかし、森林の放射能汚染は、
人が住めなくなってもその影響を末代まで及ぼす事になると言う事は
チェルノブイリ事故をみても明らかである。
既に原発事故現場の井戸からは毎日高濃度の汚染が確認されているし、
その水が地下水に流れ出ている事も事実である。その水が森林自体に影響している事は私でも理解出来る事である。
また、その森林を住処としている動物達も汚染された植物を食べているので、
汚染を免れる事は出来ない。
野生動物にはフェンスを張って移動を禁止する事は困難なので
汚染動物達は近隣県にも出没する。
このように放射線物質の食物連鎖は既にチェルノブイリの悲劇で証明されている。
私達はその事実を広河隆一さんや森住卓さんの写真で体験しているはずである。
それにも関わらず、
今回、森林の除染を中止したことについては
一般紙は報じていない。
一体報道に「盆暮れ」はあるのであろうか。
そうではない。
私達はその事にもう一度再考をしなければならないと思っている