PRESSな時間

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2013-09-22 21:41:48 | 社会

9/22「避難の権利」
今日は一日掃除三昧の日だったのだが、
それにも増して沢山の配信をまとめてみる時間があったので、
普段気になってる配信をたっぷりと見る事が出来た。
その中でも、
「避難の権利ブログ」から配信された
「子ども被災者支援法」に関する配信は群を抜いていた。
この「避難の権利ブログ」は
フクロウの会が主催しているもので、
福島原発事故に関する多くの情報が詰まっている。
私自身も少しの間だったが、この会で活動して来た経験がある。
この「子ども被災者支援法」に関しては
私のブログでも頻繁に書いているので今回は省略するが、
どうも、
この「避難」と言う言葉が、
日本人の中では余り感覚として受け入れがたい物であると言うし、
「避難する事」が
日本人の中で「潔くない」とか、「卑怯者」と呼ばれ、
この言葉自身の持つイメージが政府の政策にいい様に利用されていると思う様になって来た。
この
「避難する事」と言う事が、
「潔くないとか、「卑怯者」
と言われたと言う事例を良く耳にするのが
かつて、福島県内に居住し、自主避難をした方々からの声だ。
そして、
その声を詳しく聞くと
「潔くない」とか、「卑怯者」と言っている人々の多くが
高齢者である事が判って来た。
多分
高齢者の方々の多くは旧来型の「日本人はこうあるべき。」と言う、
いわゆる「大和魂」なる
不可解な根性論の上に立った発想から、
このような言葉を発するのであろう。
そんな事を考えていると、かつて日本が太平洋戦争に突入していていた頃
、私の実母が良く語ってくれた話を思い出す。
戦時中、母は、中島飛行場と言う軍用飛行機を製造してた町
に住んでいた。
戦火がひどくなり、
工場にも、空襲が来る様になった時、
工場側からは
「工場が火事になったら火を消す様に」と言う通達があったが、
実際に消火をする為に工場に留まった為に,
その場にいた人々は全員焼死してしまった。
そのため、
次からは「直ぐに逃げろ」と言う事になったそうだ。
今回の事故後の政府の対応も、
「火事になったら消火しろ」と言っている様なものである。
私達には「避難する権利」があるのだ。
その事をもう一度確認したいと思っている。