９／５「人為的ミス」
先程は言って来たニュースなのだが、
大飯原発３号機内で作業員のミスによる、高温蒸気漏れ事故が発生した。
幸いな事に死傷者は無かったものの、
「新安全神話」
が芽を出し始めて来た今日、
「やはりミスはある」
と言う観点からすると
当然の事に思えてならない。
電力会社は
トラブルがあると直ぐに
「人為的ミス」
と命名するが、
そこまでになるには
必ずと言って良い程のプロセスがあると思っている。
今回の場合
大事故ではないという理由で
事故に至るまでのプロセスは検証されないと思うが、
それが例え
小さな事故であっても、
事故に至るまでの経過や、人事体制の問題、
作業環境の問題など、
会社としての透明性が求められるのに
事故を矮小化しようとする
電力会社や自治体などの圧力によって、
事故原因や責任問題が不透明になってしまうと言う
いかにも
「日本的な」決着が謀られると思っている。
今回の事故は
この「人為的ミス」と言う言葉を
どれだけ多くの人々の手によって
「企業責任」として認めさせるかと言う事が、
私達への課題でもあると思っている。