PRESSな時間

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

PRESSな時間

2012-11-20 20:06:58 | 社会

11/20「なってみなければ解らない事」
今日の報道に「生活保護受給にクーポン券も」と言う見出しがあった。
私は今実際に生活保護を受給している、
生保になるまでのプロセスはかなり複雑なのでここでは控えさせて頂くが
、問題は政策を決定している方々〈官僚、政治家〉が果たして生保をどれだけ実感しているかと言う事だ。
先日、宇都宮健児さんが岩上安身氏とのインタビューでも語っていたが、
今巷で語られている生保の制度(生保者の扶養義務)は生保の制度上問題は無いと言っていた。
そうなると
、センセーショナルに取り上げられている問題の本質が歪曲されていると言う事になる。
それはそれとしても、
もし、
クーポン券制度になると
まず第1に水道ガス電気などの公共料金が郵便局などから振込なくなる。
第2に移動する際の交通費が無くなる。
第3に特定の店でしか使えなくなる。
といった生活上の支障がかなり出てくる。
こんな発想をするのは
多分生活保護を受給した事が無い人達の発想なのではないかと推察してしまうのだ。
更にはクーポン券の不正換金もあり得る。
しかし受給者が声を上げようとしても多分出来ないだろう。
なぜなら、
受給者の多くは生活保護者自身だからだ。
利益団体なら政党を通じて声を上げる事が出来るかもしれない。
しかし、
生活保護者には団体は無いのだ。
一人一人の孤立した中でじっとガマンするしかない。
一人の人間としての権利など無いのだ。
所が制度を変えるのは政治〈官僚〉であって、
生保者の声ではない。
そのいい加減さやバカらしさを社会全体で受け止めなければならないと思う。