脳内機長のフライトログ

「脳内機長のフライトログ」の記事置き場です。

黒いドーナツ

2010年03月04日 21時22分09秒 | Microsoft Flight Simulator
ど~も~。脳内機長でぇーす。

気がついたら 3,000 カウンター突破!。でもこれ「Flight Simulatior」じゃなく、「SH-03B」記事
なんですよ。「アクセス解析」もほとんど「SH-03B」関連。フェアーじゃないような・・・・・。
携帯電話のネタも大切なんですが、やはり当ブログは「Flight Simulatior」。落ち着くのを待とう。

脳内機長の愛車はまだ「スタッドレス・タイヤ」豪雪地帯(?)だからしょうがないでしょう。
でも、3月に入ったのでぼちぼちノーマルに交換しようかと・・・・・。これだから雪国って大変です。
タイヤ・・・・・。そう、本日は旅客機の「タイヤ」の話。

まず、下のスクリーンショットをご覧下さい。これは B777-200ER のギアです。
B777-200ER には、首輪×2本、胴体主輪6本×左右2= 12 本、合計 14 本のタイヤが付いております。
直径 1.4m で、タイヤの重量は約 120 kg 。内部は、「窒素ガス」が 12.5~14気圧入っております。タイヤの
許容スピードは 376km/h で、交換の頻度は1ヶ月半程度のサイクルで交換されています。
ちなみにお値段ホイール込みで 240 万円!!。ですので再生タイヤを使用しており、約5~8回再生され使用
されるそうであります。
B777 型は、胴体主輪6本であるので、見分けが簡単であります。


次のスクリーンショットは、 B737-700 です。小型機ですので、首輪×2本、胴体主輪2本×左右2=4本、合計 6本の
タイヤが付いております。


次のスクリーンショットは、 B747-400 です。首輪×2本、胴体主輪4本×左右4= 16 本、合計 18 本のタイヤが付いて
おります。 B747-400 では、着陸時には最大400km/hの速度に耐える必要があり、これは静的荷重で 22 トン、
動的荷重では 32 トンになります。
また、着陸時のタイヤ表面温度は250度以上にもなるため、高温に耐えられなければなりません。
ですので、実際に旅客機のタイヤを製造できるメーカーは世界でも4社しかありません。そのうちの2社が、
日本の企業「ブリヂストン」と「横浜ゴム」であります。


バイアスタイヤの場合、機種にもよりますがおおむね約 200 回程度の離着陸で路面に接するゴム部分(トレッド)
が摩耗し返却され、トレッド部分を張り替える「リトレッド」を実施します。一般的にバイアスタイヤはリトレッド
を約6回繰り返し、新品時と合わせ合計で約 1400 回/1本使用が可能です。
ラジアルタイヤの場合、約 350 回の離着陸でリトレッドを行い、それを約3回繰り返す事が可能です。
ちなみに B747-400 のタイヤは、旧来の「バイアスタイヤ」、B777 型は、「ラジアルタイヤ」だそうです。


次のスクリーンショットは、 B767-300ER です。首輪×2本、胴体主輪4本×左右2=8本、合計 10 本のタイヤが付いて
おります。旅客機のタイヤに興味のある方は、「ブリヂストン」 http://www.bridgestone.co.jp/aircrafttire/
を覗いてみてはいかが?(いるかなぁ?)


過酷な条件下で、文句も言わず(?)働く「旅客機のタイヤ」。うーん、働き者であります。