『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

風に舞い道の端にうず高く積まれた落ち葉たち…

2014-10-27 15:32:35 | Weblog

           
                 キクだけがヒッソリと咲いてます。

    あなた

 秋の雨です。

 音もなく降ってます。

 時々「見て見て…」って言ってるように、窓にぶつかって…

 な~んだか泣いてるみたい…そうよね!やがて季節の移ろいで

 霙になって、そして、雪になって…

 今日の雨は冷たくないけど、やっぱり淋しい…よね。

 

 午後雨が上った様です。重い雲を押しのけて青空少々…

 その雲の間からお陽さんがチョットだけ顔を覗かせて、それが結構

 眩しくて…

 

 しなきゃいけないこと、いっぱいあるけど、怠け癖がついてしまって、

 な~んにもしたくない。

 時はドンドン駆け足で過ぎて行くのに…

 風に舞い道の端にうず高く積まれた落ち葉たち…

 きっとそこが一番良い場所だったのでしょう…ね

 踏まれた落ち葉は乾いた音をたてて、微塵におしひしゃがれ… 

 今度は雨に濡れた路上にべったりくっつき…

 いくら掃いてもそのままで「あぁあ濡れ落ち葉とは…よく言ったもの」って

 妙に感心する。

 また、昏くなってきました。

 このまま、夜の帷が降りてくるのでしょうか…