あなた
すっかり白くなった
庭
雪に
キラキラ耀く
陽の光
眩しい……
霜月も
今日で終わり
明日からは
師走……
随分と長く
歩いてきました
齢も
重ねました…
毎日
毎日を
ただ
ひたすら
歩きました
途中道草しながら
ふと
横道にそれ
迷った事も
ありました
本当に
今年も
色んな事に
ぶつかりました
でも
何となく
通りぬける事ができ…
ホッとしたら
もう
目の前に
師走……
つい先日まで
夥しく舞っていた
銀杏やナナカマドの
葉っぱ
今は
雪の下……
慌ただしく
走り抜けていく
亥年……
いっぱい！いっぱい！
いい事も
ありました
また
合うこと
出来ませんでしょうけど～～…
有難うね……
あなた
寒いと思いきや
真っ白です
結構降りました
久しく見なかった
朝陽
雪の白さに
キラッツキラッツって
眩しい……
冬囲いされた
庭の花たち
すっかり
白くなって
微かな風に
葉っぱを
揺らして……
って
思ってる間に
キラキラの
お陽さんは
姿を消し……
雪降りです
積もりそうな
感じの
降り方……
吹雪に
ならなきゃ
いいけど……
哀しいことが続き
今度は
吹雪模様……
あなた
横殴りに降ってます
残す事
僅かで
師走…です
月日の経つのの
速さに
些かの
戸惑い……
大事に…
生きるね……
あなた
雪はないけど
キリッと
身が引き締まる様な…
冷たさの
初冬の日です
また一人
そちらへ
旅立ちました
もう
そろそろ
其方で
お会いしてるでしょうか…
寂しい…ものです
何となく
胸に硬い
痼りが残ってる…って
感じが
辛い……
順序正しく
逝くものでは
ないと
判っていても……
現実を
目の前にすると
厳しくって…
哀しい
午後
雨が降り出しました
泪雨って言うのでしょうね
わたしも
元気になれない……
無性に
人恋しくって…
淋しい…
あなた
ドンヨリとした
曇り空
初冬にしては
妙に生暖かい
今日は
大奮闘…
あなたのいた頃は
わたしの
係ではなかった…
出来事がぼっ発しました
わたし
愛用の椅子
ネジがとれてしまい
さて…
どうしたものかと…
取り敢えず
道具箱を引っぱりだす
何に使うのか分からないけど
随分と沢山あるのに
まずは
驚き…
プラスのドライバーで
捻じってみるけど
全然知らん顔
どうしよう……
腕組みしながら
暫し
考える
この
二つの
物体
ウウ～ン
二か所から
差しこみ
ひとつにして
ドライバーで捻じる……
理屈は
正解の様ですが～～
上手くいかない
何度やっても
ポロリと落ちる
～～…
諦めかけた頃
あなたが
見かねて
手を貸して
くれたのでしょう
出来ました……
ウワ～イ
ウワ～イ～～
やったぁ……
たかが
これだけのこと
って
侮ってはいけません
随分と時間は
かかりましたが……
座ってみると
ビクともしません
満点で～す
あなた
ありがとうね～～…
あなた
小春日和の
暖かい日です
庭の雪も消え
濡れた土が
初冬の
侘しさを
一入…
醸し出している
午後
偶々
珍しく
ご近所の方がみえる
あなた
見えてたでしょう
何時も
お世話になってる
お向かいさんです
必ず
あなたに
お参りして下さる方
お友達にご不幸があったとか……
この齢になると
不幸の話が多く
忙しく出歩いていると
嘆いていました…
気持ち判りますよ
「くつろいでゆっくりお茶をのめた」って
喜んでいました
何時しか外も暗くなり
急ぎ
「またね～～」って
言いながら
帰りました
楽しかった後の
淋しさ
虚しさ……
もう何もしたくない
あなた
今夜は何もしないけど～～…
ゴメンネ
こんな日が
ず～っと
続いたら…
嬉しい……ん
だけど……
あるわけ
ないよね～～…
あなた
今日は
暖かくって
穏やかで
とっても良い日でしたよ
いっぱい！いっぱい！
良い事あって…
わたしだけが
こんなに
優しくされて…
いいのかなって……
あなたが
其方へいった
あの時
涙は
もう
枯れたと思ったけど…
やっぱり
涙って
枯れることないのね……
優しさに
泪し
哀しさに
泪……
ただ
ひとの話を
聞いてるだけなのに
あぁ
わたしも
そうだった……って
何時しか
他人事ででなく
自分のことの様になって…
やっぱり
何時になっても
哀しみって
なくなりは
しないようです
でも今日は
身体の芯まで
優しさに
浸りました
あなた
またね～～…
あなた
初冬の陽射しが
眩しい…
外の陽気とは
裏腹に
何かが
砕け散ったように
心が
いたい……
ミーからの
電話
どう
言っていいのか
言葉が出ない
何かを抱えながら
一生懸命…
生きてる……
ミーだって
一人で
頑張っているのに……
ひとの
心は
判らない……
彼女だって
決して
頑くなな
判らずやでは
なかった…
はず……
どうしちゃったのかなぁ……
なんか
もどかしい……
辛いこと
苦しいこと
誰もが
背負って
生きている
甘えることにも
疲れ疲れちゃったのかな
あなた
判らないことだらけ……
彼女のこと
心配してた
ミーが
可哀想……
あなたの前で
また
グチグチと独り言……
我慢してね
明日は
きっと
いい事あるよね
そう
信じながら……
あなた
昨日いち日だけ
とっても良いお天気でした
お蔭様で
歯医者さんも
寒い目に遭わずにすみました
今年はこれで
終わった様です
よかった～～
今日は
朝から
チラチラって
雪が
舞ってます
時どき
思い出した様に
雲の切れ間から
鈍～い
陽の光が～～射して……
初冬です
外に出ると
寒さで
身体がシャンとして
キリ～っと身が引き締まる
庭も
とうとう
葉っぱだけになったよ～～…
当たり前のことだけど
現実を
目の当たりにすると
すごく
淋しい…
これから
長～い
雪との
闘いの日々
厭が応でも
家に籠ってしまいます
また
古い本でも
引っ張り出すね……
窓からみる
外の景色
昏くって
侘しくって
…………
雲の狭間から
お陽様
顔を出す事
忘れたみたい……
あなた
風もなく
柔らかな
お陽さまの光り
庭の雪は
融けてないけど…
花の一つひとつが
かたを寄せ合い
寒さを忍んでいる……
公園から飛んできた
プラタナスの葉っぱが
吹くともなしに
吹いている
風に
カサコソと
飛ばされて……
いるのを見るにつけ
やっぱり
物寂しい…
庭に
ポツンと
ピンクのリボンが
靆びいて（たなびいて）……
それが
大雪を誘ってる様で
すごく
侘しい……
寒い
寒いと
言いながら
今日も
元気で
頑張っている
決して
楽しいこと
ばかりではないけど……
”倖せ”とおもってます
まだ
冬の入り口なのに…
雪が融けないのをみると
初冬の言葉の方が
あっているのかな？……
静かに
今日の日が終り
夜の帷が
降りて来ます
あなた
ついに雪です
今朝の庭の白さ……
此の儘
根雪と言うことは
ないと思いますが…
覚悟していた
ものの…
やっぱり寒い……
今の時間になっても
庭の雪は解けません
この寒さの中
ヒヨドリが番いできて
ひと声甲高い声で
鳴き
「べに紫檀」を
啄み
優雅な姿で
帰りました
ひと声掛けて行く
几帳面さ……
堪らなく
愛おしい……
この
「紅紫檀」がある限り
きっと
また来ることでしょう
今日は
お陽様が
顔を出すことなく
暮れてゆきます
明日が
良い日であること
願いつつ～～…
また
チラチラって
雪が舞ってます
