『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

 何も思い惑うことはないと…繕っても…やっぱり怖い。

2016-04-30 11:57:06 | Weblog

            
                                                                                    2019-4-25-「ヒナギク」と水仙                                 

       あなた

 風も強く寒い日です

 大雪の所もあると言います。

 ようやく「桜」の花が咲いてきたというのに、この寒さでは「サクラ」も

 ブルッブルッっとして、凋んでしまうでしょう…ね。

  去年、お向かいのお嬢さんからいただいた「ヒナギク」が可愛く咲きだしました。

 こんなに寒くってもヒッソリと咲いてます。

 花言葉=「純潔」「 無邪気」「平和」など。

 

 ストーブに、かじりつくような、さむいひです。

 空はどんよりとして、今にも泣きだしそうな灰色の雲が覆っていて…

 風が強く「エゾムラサキツツジ」の花びらが空高く舞い上がってはどこかへ

 とばされて…

 さむざむっとした、さみしい日です。

 あなた

 その日の来るのを、待ってます。

 表面は、平静を保っても内心は諸々のことと葛藤しながら「怖いよ~厭だよ~」

 って…のたうち廻って…大きな声で哭いている。

 あなた

 何も思い惑うことはないと…繕っても…やっぱり怖い。

 生きるって、こんなにも臆病になるものなのだとは、思わなかった…

 些か情けないですがこれが「本音」。

 あなた

 今日は寒い日のまま、終わるのだと思います。

 

 

 

 

 

 


 折角開いた花々が、首を「カクン」と、おとして…ひたすら寒さを堪えています。

2016-04-29 11:32:07 | Weblog

                     
                              2019-4-28-「一人静か」    

  あなた

 今年も「一人静」に出会うことができました「倖せ」です。

 間もなく花開くことでしょう。

 「静御前」を、彷彿させるような…

 麗やかさ(あでやかさ)…

 そしてヒッソリと…

 花開いた、すがた見る事できますよね…

 

 今日は冷たい雨が降ってます。

 寒い日です。

 折角開いた花々が、首を「カクン」と、おとして…ひたすら寒さを堪えています。

 心地よい天気ばかりとは思いませんが、こんな日はやっぱり厭。

 いや、淋しい。

 わたしにとって、すごく大変の日はきまっている。

 その日の来るまでの気持ち…

 幾日間か続くであろう不安。

 弱いなぁ…幾つになっても、やっぱり駄目なものです。

 

 『かくとだに えやはいぶきの さしもぐさ 

         さしもしらじな もゆるおもひを』  (藤原実方朝臣)

 さくらさくらさくら咲き初め咲き終りなにもなかったような公園

      俵真智さん 「サラダ記念日」より

 こんな寒い日は、ストーブを背に、本と友達。

 

 今はただ 思ひ絶えなむ とばかりを 人づてならで いふよしもがな  

今はた今はただ 思ひ絶えなむ とばかりを 人づてならで いふよしもがな だ 思ひ絶えなむ とばかりを 人づてならで いふよしもがな  

 

 


この様な野の花も、だんだん少なくなり「イカリソウ」などは、珍しい花に…

2016-04-28 12:53:21 | Weblog

   
            
               2016-4-27-「ムスカリ」「イカリ草」

  あなた

 「ムスカリ」と「イカリ草」です。

 我が家の庭は今、春の野草が咲き乱れています。

 どの花を見ても、決して華やかではなくただ、ヒッソリと可憐に咲いてます。

 再びこの花たちに”逢えたのが嬉しい…

 巡りくる季節に逢えて…やっぱり嬉しい…

 「ムスカリ」花言葉=「夢にかける思い」

 素敵です。

 別名「ブドウヒヤシンス」とも言うそうです。

 別名のほうがピッタリ…の様にも思いますが…

 「イカリソウ」花言葉=「人生の出発(たびだち)」

 イカリ草=花の形が船の碇に似ていることから、この名が付けられたと

 言われます

 今咲いているのは濃い赤。

 少し遅れて白が咲いてきます。

 この様な野の花も、だんだん少なくなり「イカリソウ」などは、珍しい花に、

 なったようです。

 小さくて可憐に一生懸命咲く姿が、何とも可憐(いじ)らしい…

 あなたが居なくなっても、可愛く咲いて慰めてくれますよ…

 こんな、庭の花たちにどれだけ癒されることか…

 

 いくら齢を重ねても

 どうなるのだろうって、考えると居ても立っても居られない…心境。

 避けられないことなら、立ち向かうしか!ないです。

 あなた

 情けないけど…「厭・いや・厭」って大きな声で哭きたい…

 わたしの、人生の中にあって避けられない、ことなのですね。

 きっと、きっと援けて~~…

 

  

 

 

 

     
                                              
                                         


花々に「また逢えたね…」って話しかけると大きく頷いて「元気だしてね…」って…

2016-04-27 13:35:24 | Weblog

                           
                                           2016-4-27-「エンレイソウ」  

    あなた

 「エンレイソウ」がヒッソリと咲きだしました。

 また、この季節に巡り合うことができ、すごく「倖せ」

 花々に「また逢えたね…」って話しかけると大きく頷いて「元気だしてね…」

 って、楚々とした仕草で慰めてくれる。

 花言葉=「 奥ゆかしい美しさ」

 概して野草は奥ゆかしく、ただ、ヒッソリと咲いてます。

 今日も春らしいゆったりとした日

 柔らかな陽ざしが何処までも続いて…

 生けるもの全てを満遍なく照らしてくれる。

 嬉しい…

 

 あれこれ考えると、胸の奥がキリキリと、錐で刺される感じ。

 他人(ひと)を羨む訳じゃないけど…

 何故?わたしだけが…

 そんなに悪い事してないよ~~…って…

 思って…しまう…

 哀しいな

 

 あなた

 怖いよ~…

 まだ、整理しなきゃならないこといっぱい…あるのに。

 

 お陽さんも、優しく寄り添ってくれる。

 頑張るね。

 

 

 

 

 


まだ生きる「命」が残っているなら、「あなた」がきっと守ってくれる。

2016-04-26 13:13:03 | Weblog

       
                           
                                    2016-4-27-「カタクリ」「エゾエンゴサク」

   あなた

 春の暖かい日が続くと見て下さい。

 「カタクリ」がとんでもない所まで飛んで行って、咲いています。

 「エゾエンゴサク」は「ムスカリ」を覆って咲いて、いまに「エゾエンゴサク」に

 埋め尽くされると思います。

 昨日通りがかりの方が「エゾエンゴサク」が素敵と褒めて下さいました。

 「雑草が多くてお恥ずかしい」と言ったら、その方

 「もともと、野の花、雑草があった方がお花にはいいのじゃないでしょうか…」

 って、言って下さり、見方を変えるって!いいなぁ…って、少し安心。 

 そう思うことにします。

 「花霞」!この言葉がピッタリの穏やか~な春の日

 

 今日は身辺整理

 ジタバタしないことにしました。

 まだ生きる「命」が残っているなら、「あなた」がきっと守ってくれる。

 そう思ってます。

 何かがなけりゃ、怠け者のわたし…

 少し真剣に考えられて!…

 良かったと思ってます。

 わたしは、弱い人

 でも、あなたの前での独り言

 ぜ~んぶ、受け入れてくれる…

 あなたって、「すごい」

 みんな、優しい…

 今日も、いっぱい…いっぱい感じたよ…

 この罅(ひび)だらけの身体、自分が愛おしんでやらなきゃ…ね。

 

 あなたと歩いた春の山

 山菜がいっぱい、わたしは山へ登らず、何時も下で待っていた。

 林の岶(はざま)から、あなたの大きい声が聞こえる。

 そんな、長閑な日もありました。

 今は夢のまた夢。

 

 


お陽さんが話しかける様に…すべてに、ふりそそいで大きな暖かさに包んでくれて…

2016-04-25 14:56:25 | Weblog

         
                                 
                                        2016-4-24-「エゾムラサキツツジ」     

   あなた

 雨風に耐え抜いた「エゾムラサキツツジ」です。

 同じツツジでも、鮮やかな赤とムラサキがあって、可愛らしさに替わりは

 ありませんが…突然変異かな?何て不思議な気が致します。

 

 柔らかくて

 優しくて

 仄々として

 お陽さんが話しかける様に…

 すべてに、ふりそそいで

 大きな暖かさに包んでくれて…

 空の青も柔らかくて…

 ホワッとして~

 痛さも苦しさも、遠くへ行っちゃいました。

 あなた

 病院へ行って来たお蔭で、随分楽になりました。

 「どうかこのままが、ず~っと続いてくれますように…」って…

 あなた

 無理は判っていても、手の届くところに!!居てほしい…

 

 『あふことの たえてしなくば なかなかに 

         ひとをもみをも うらみざらまし』  (中納言朝忠)

 今の、わたしの心境です。

 

 


サヤサヤと葉擦れの音が聞こえて来そうな、春の日、花々は静かに揺蕩うて…

2016-04-24 10:44:04 | Weblog

                   
                                2016-4-19-「白カタクリ」

   あなた

 サヤサヤと葉擦れのおとが、聞こえてきそうな静かな春の日です。

 庭の花々は静かに揺蕩うて、昨日とは別世界。

 あなた

 身体中に、罅(ひび)が入って悲鳴をあげています。

 それでも尚生きなければならない… 

 人間の「業」と言うのでしょうか…

 生きていられるだけ「倖せ」?

 判らない

 どうあっても、与えられた「生命」です。

 大事にしなくちゃね…

 でも…

 つい、音を上げる…

 昨日40年来の友達が、電話くれる。

 一刻は話で嬉しく、治った様な錯覚

 ひとりになったとき、虚しく、淋しく…

 心にグサっと錐でも刺された痛さ…

 もっともっと大変な方も、いらっしゃると、頭のなかでは判っているつもり

 でも、人を慮る余裕が今のわたしにはなく

 自分をも持て余しています…

 あなた

 何とか言ってよ…

 

 

  


庭の花々も雨に叩かれ、風にとばされ… 無残なすがたに、心が痛い。

2016-04-23 12:43:40 | Weblog

                   
                         2016-4-20-バイオで生まれた「白エゾムサキツツジ」

   あなた

 大事に育てた「白エゾムラサキツツジ」。

 今日は風が強く「散らなければいいなぁ…」って思ってます。

 
 生きるって!本当に何が起こるか判りませんね。

 明日の命も判らないのに…

 現在(いま)するべき事を、選択しなければならないって…

 風に靡く花の様に

 なすが儘

 逆らう気力も褪せてしまって…

 

 そう、これ以上は足掻く元気もない…

 あなた

 何故もう少し傍にいてくれなかったの…

 愚痴を言ったって

 来てくれる訳じゃない

 判って…いますよ…~

 

 冷たい雨が降ってます。

 風と雨

 庭の花々も雨に叩かれ、風にとばされ…

 無残なすがた

 心痛い

 身体も心も寒い日です。

 

 

 


眠気を誘うような、仄々とした「あったか~い」日です。

2016-04-22 15:04:58 | Weblog

                     
                         2016-4-15-  すまし顔の「ヒマラヤ雪のした」    

  あなた    

 春の優しいお陽さんに包まれ「シャキッ」と、した「ヒマラヤ雪のした」

 あまりの可愛さに写しました。

 ポカポカ陽気です。

 昨日までの不機嫌は、どこかへいきました。

 何故?

 あなた、見えていたでしょう…

 尊敬してやまない「大事なお友達」

 いっぱい…いっぱい話しました。

 そんな刻の中、頭の片隅で今わたしは、何をするのがいいのかな?って言う事が

 頭を過りました。

 あのモヤモヤも…

 チクリと痛い胸の中の小さな棘…も、すこ~し和らぎました。

 どんなにジタバタしても、ダメということ…も、悟りました。

 迷惑をかけまいと、頑張りました。

 でも、所詮むだな足掻きということも判りました。

 

 あなた

 決めました。

 どうか遠い「黄泉の国」から、護ってください…ね。

 やがては、行く所です。

 でも、まだここにもう少し、居そうな気も致します。

 あなた、わたしもきっと、「シャキッ」っとしますから…。

 

 眠気を誘うような、あったか~い日です。

 

 

 

 

 


「クリスマスローズ」が余りにも”シャン”と立ち上がったので、写してみました。

2016-04-21 12:55:44 | Weblog

    
                                 
                                     2016-4-19-「クリスマスローズ」「水仙・エゾエンゴサク」

   あなた

 すごく良い天気です。

 天気とは裏腹に、わたしの心は曇り。

 先生のおっしゃった言葉が、小さな棘のように何時までも刺さったまま。  

 あれやこれや…考えるとまた眠れぬ夜が続きます。

 

 「クリスマスローズ」が余りにも”シャン”と立ち上がったので、写してみました。

 濃い赤の花と白い花とが、仲良く寄り添って咲いてます。

 そして、どこまでも飛んで行って咲いてる「エゾエンゴサク」

 自由にとんでいっては、根をおろす野の花。

 優しくて儚げにみえますが、やっぱり強い花です。

 花に癒されていますよ…

 あなた

 辛いね…

 同じことの…堂々巡りです。

 本人は前を見据えて生きていると?思ってますが…

 例え一日でも、シャキッととできたほうが、倖せなのでしょうか…

 あなた

 何とか応えてよ…

 

 わたしの気持ちを他所に、春の優しい午後です。