雨降りの寒い日が続き、滅入った気分の、何日間かを過ごしました。が今日の午前中は久し振りに良い天気になり窓を全部開けてのお掃除が出来て、モヤモヤの嫌な気分は何処かへ飛んでいきました。
何種類かある躑躅・洋シャク・等々女王様然と咲き誇っています。
枝垂れ紅葉が風にたなびく様は、えに言われぬ風情があり、心が安らぎます。この小さな庭に植わっているすべてが心より、愛しいと思いました。
人間関係なら、何処かギクシャクする事でも自然の中では、絶対に我が儘は許されない。自己主張しながらも和を保ち美しさを表現している・・そんな姿がいじらしい。
“散るという飛翔のかたち花びらはふと微笑んで枝を離れる”
俵万智さんの詩です。
機敏に風を感じ 時がきたと悟ったら 胸を張って別れる。
散り際には人柄が表れる。
潔く去る事は うつくしいが難しい・・・。
随分と奥の深い言葉で、如何ようにも考えさせられます。