受験生が知りたい!会計監査実務

若手会計士が会計監査実務の裏側を紹介。
「監査法人採用準備室」の採用情報や会計監査人情報も、あわせてご案内します。

開示チェックミスの代償

2005年10月02日 | 会計監査実務
商法監査の開示は、招集通知書で確認できますが、
上場会社でなければ株主等以外には公開されません。

しかし、
証券取引法監査の開示の場合、EDINETや適時開示情報にて
全てインターネットを通じて開示されます。

これは、自分がチェック漏れをしてしまい、その後誰も発見できないと
チェックミスが全投資家に公開される事を意味します。

有報を見ていると、たま~に誤字脱字はありますね(まあ本質には影響しないケド)
したがって会計士としては、本質の部分=決算数値は間違えられません。
ここをしっかりやるからこそ、監査法人は飯が食べれるのです。

流石に、開示情報の記載ミスを発見できなかったことで潰れる監査法人はありませんが、恥かしいですものね。

一昔前、開示情報に粉飾による記載ミスがあって、それを知りつつも見逃していた「瑞穂監査法人」は潰れた事がありましたけど。

監査法人採用準備室
管理人 あかさか







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1 コメント

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表示チェッカー (grande)
2005-10-03 03:41:00
同じ商法関連でも、計算書類に比べて附属明細書のチェックはきっと甘いと思ってます(笑
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